活動記録
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NPOの活動
私たちの活動は、其々の人生学に基づいた自由な発想を基におもい想いの活動を通して社会貢献することにあります。
一般的な高等教育機関などでは専門的な技術を学ぶことはできますが、その技術を生かす為の思考(こころ)までは教えてはくれません。
そこで、とちぎ生涯学習研究会では、活動を通して物事に対しての考え方をはじめとした「こころ」を 学習してもらい
現代社会に対応できる人材育成と次世代の健全なる社会形成に貢献できる『ひと』創り(育成環境の構築)を行っております。
好奇心旺盛なスタッフをお待ちしております。 共に学び・共に笑い・共に感動し、そして其々の好奇心から生まれた活動が、将来の活きる糧(人間形成)と成り得ることを私たちは信じています。 NPO活動に参加したい方!お気軽にお問い合わせください。
2016年2月16日:「どんぐりから苗木一本運動 in 岡山」を倉敷市立連島北小学校で行いました。
当日は山陽新聞の取材陣も来ておられました。
倉敷市立連島北小学校は、付近を高梁川が流れ、桃畑の丘に囲まれた立地の小学校です。周辺地域は市の中心部に位置しながら、どこか懐かしい雰囲気をまとっていました。その雰囲気の通り、この連島地域は、昭和の古き良き文化・慣習が残っている地域だそうです。子ども達、親、おじいちゃんおばあちゃんといった異なる世代が同じ輪の中で対等な立場にあり、他の家の子も我が子同然に育てる。地域で育った人々が、地域の子ども達を育て、伝統文化を継承する様は、まさしくどんぐりから苗木一本運動の目指すところであります。地域のお父さん達が、子ども達のためにイベントを主催する「おやじの会」が、この学校にも存在していることも興味深い点です。
記念植樹に先立ち、当法人の柴田代表からご挨拶をさせて頂きました。栃木県が誇る世界遺産・日光東照宮(表の日光)や鉱毒事件の地・足尾(裏の日光)のお話に、6年生の子ども達も聞き入っていました。柴田代表のお言葉にもありました通り、子ども達が一度故郷を離れても、再び戻ってきた際には、是非ともこの暖かい地域の為に活躍して頂ければ幸いです。
柴田代表による講演の後、苗木の植樹を行いました。子ども達よりはるかに大きいどんぐりの木のその様は、笑顔で土をかける子ども達を見守っているようでした。苗木の向こうには、連島北保育園があります。保育園に通う園児たちも、どんぐりが実る秋を共に楽しみにしていただければ幸いです。
この度の記念植樹に際して、代表の児童様からお礼の言葉を頂き、柴田代表とがっちり握手を交わしました。私達のどんぐりから苗木一本国民運動の趣旨にご賛同下さり、真っ先に手を挙げて頂いた校長先生にも、土をかけて頂きました。
この土地は海が近いため、粘土質で水はけの悪い土壌ではありますが、造園会社様と連島北小学校のご協力の元に元気に大木まで育ってくれることを祈ります。
式典後、山陽新聞様の取材を受けました。インタビューしてくださったのは、職場体験をしている地元の中学生です。柴田代表の熱い思いは、未来の倉敷市を担う彼らの心に深く刻まれたようでした。この度の式典は、参加した6学年の児童様の卒業記念植樹も兼ねております。進学・就職とそれぞれの道を歩み出しても、人生の節々でこの木の前に集まり、絆を深め合って頂ければ幸いです。この度、快くご協力いただいた倉敷市教育委員会をはじめ関係者各位の皆様、ご協力ありがとうございました。
2月17日:「どんぐりから苗木一本国民運動 in 愛媛」を今治市立鴨部小学校で行いました。
今治のゆるキャラ「バリィーさん」も、どんぐりから苗木一本国民運動の応援団として参加してくれました。
今治市は愛媛県にあり、しまなみ海道の広がる瀬戸内海に面しており、緑豊かな山間地域を有する自然に囲まれた地域である。また、このような自然環境を生かして柑橘類、木材などの農林業や、天然、養殖ともに漁業も盛んに行われている地域でもある。今回はこのような豊かな地域資源に恵まれた今治市にある鴨部小学校の6年生と共に「どんぐりから苗木一本運動in愛媛」が実行された。
なんと、今回の記念植樹に今治市のゆるキャラであり、2012年のゆるキャラグランプリで1位となった「バリィさん」が駆けつけてくれました。バリィさんは頭に来島海峡大橋をイメージ したクラウンをかぶり、タオル生地のハラマキをし、手には特注の船の形の財布を持っています。今回そんな今治市の魅力が詰まったバリィさんと一緒に植樹をすることで、子どもたちはこの記念植樹がより印象に残るものとなったことと確信しています。
写真を見ていただくと分かるように、鴨部小学校は周りが山に囲まれたとても自然豊かな場所に位置しています。そんな土地で学んでいる子どもたちへ代表から栃木県の負の遺産である日光市足尾についての紹介があった。自分たちの周りにある緑豊かな山と写真で見せられた日光市足尾の禿山を照らし合わせ、自然資源の大切さを子どもたち一人一人が感じてもらえたら嬉しいです。
今回の「どんぐりから苗木一本運動in愛媛」は鴨部小学校の6年生の卒業記念としても行われました。卒業を目前に控えた6年生の子どもたちですが、この子どもたちがやがて大人になり、地元を離れるときが来るかもしれません。そんな時にこのみんなで植えたどんぐりの木が、この学校で学んだことを、また故郷である今治のことを思い出す一つのきっかけになることを願います。
写真でも分かるように代表と校長先生の植樹や子どもたちが植樹をしている際もバリィさんがその様子を苗木の近くでずっと見守っていてくれました。バリィさんがいるだけで子どもたちは笑顔になり、楽しく植樹ができたということが印象的です。
今治市を始めとして鴨部小学校の皆さん造園会社様そしてゆるキャラのバリィさんに至るまで多くの方の協力を得て今回の植樹を実行することができました。関係者の方には改めまして深く御礼申し上げます。
2月18日:どんぐりから苗木一本国民運動in広島」では、廿日市市友和小学校で行いました。
オオサンショウウオが住む、自然豊かな緑と水の街で植樹活動を行いました。
広島県の西部に位置する廿日市市は、北は山地・南は瀬戸内海に面しており、自然資源が豊かな都市である。そして、我が国を代表する世界遺産の宮島、嚴島神社をはじめとする歴史文化を有する魅力にあふれた都市である。「世界遺産を未来につなぎ、多彩な暮らしと文化を育む都市・はつかいち」というスローガンのもとに廿日市市では、これらの環境や文化をつなぎ、守り、生かすことにより、持続可能で発展・自立する都市へ進化することを目指している。
今回、廿日市市立友和小学校にて「どんぐりから苗木一本運動in広島」が実行されました。小学校の周りは川や山に囲まれており、豊かな自然資源にあふれた小学校での記念植樹活動を行いました。友和小学校では、現在実のなる木の植樹活動を学校全体で行っており、実のなるどんぐりの木をぜひ植樹したいということで今回のお話を引き受けてくださいました。
友和小学校では1年生の児童がこの記念植樹に駆けつけてくれました。代表からの『徳川家康を知っている人!』と声掛けに対し小学1年生ながらも何名か知っている児童がいてとても関心しました。そして、徳川家康の眠る煌びやかな文化を持つ日光東照宮という表の日光があること。また、足尾銅山鉱毒事件により緑を失われてしまった山を有する裏の日光市というものがあるというお話がありまた。友和小学校の周りは緑豊かな山に囲まれています。そんな自然豊かな場所で育つ子どもたちは、緑のない山である足尾の写真を見て何を思ったのでしょうか。
今回植樹したどんぐりの苗木の大きさがちょうど小学1年生の児童を同じくらいだったことがなんとも感慨深いものでした。どんぐりが大きくなるように、子どもたちもすくすく育っていって欲しいと感じました。そして、地元を離れるときにらなってもこの木のことを思い出し、自然豊かなこの小学校で学んだことを思い出して欲しいと思いました。
今回植樹したどんぐりの苗木の大きさがちょうど小学1年生の児童を同じくらいだったことがなんとも感慨深いものでした。どんぐりが大きくなるように、子どもたちもすくすく育っていって欲しいと感じました。そして、地元を離れるときにらなってもこの木のことを思い出し、自然豊かなこの小学校で学んだことを思い出して欲しいと思いました。
2016年2月25日:環境省・文科省の薦める「ESD環境教育プログラム」運営に関する「関東ブロック実行委員会」に、栃木県地域事務局として出席しました。
関東の事務局が一堂に日本環境協会本部に集結しました。
「関東ブロック実行委員会」は、関東ブロック10都県で3か年「ESD環境教育プログラム」の実証に携わった各団体が集い、情報・ノウハウを共有するとともに、地域間連携を築く一歩として開催されました。
委員会は、各都県の地域事務局が今年度実施した環境教育プログラムについての報告から始まりました。他都県が3年間継続して地域事務局として実証する中、当法人は27年度からの新参者です。今年度の活動報告と併せて、当法人が全国17か所で記念植樹活動や環境に関する授業を行ってきた経緯もご報告しました。
各都県の報告の後、ワールドカフェ方式で3か年の実証を振り返りながら交流を図りました。2ラウンド行い、当法人は群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、静岡県、新潟県の地域事務局の方々とお話しさせていただきました。
2ラウンド行ったワールドカフェでは、どこのグループも資金の確保に課題を抱えていることが分かりました。ある団体は行政の補助制度を利用し、またある団体は企業等の助成金をもらうことで活動費を捻出しているとお伺いしました。環境や教育問題などの社会問題は、一朝一夕に解決できることではありません。そのような問題にアプローチするNPO法人だからこそ、行政等の補助に頼らず、自立することが必要だと改めて感じた一日でした。
4月23日:2016'学生の力で緑を育てる植樹活動in日光がスタート!
第13回となる植樹活動では、学生以外にも親子でご参加くださっている方々が目立ちました。
当団体が法人設立前から19年にわたり継続してきた、「どんぐりから苗木一本運動」の植樹活動in日光が、今年も開催されました。当日は私達以外にもおよそ500名の植樹参加者の方々が集まっており、緑の普及活動の広がりを感じました。そして、4月の足尾での植樹活動(学生の力で緑を育てる植樹活動)も今回で第13年目を迎えました。今回もたくさんの親子、そして県内外の大学生がこの足尾の地を訪れ、まだまだ茶色い山肌の広がる足尾の未来を変える苗木たちが植えられました。
天候にも恵まれ、青空の下にこの植樹ツアーを開催することができました。小学生親子から地元の大学生まで幅色々世代の方々が今回のツアーに参加してくださいました。何年も継続してこのツアーに参加してくださっている人もいれば、今回が初めての足尾植樹という人がいました。初めて足尾の山を見た子どもたちは「この山茶色が多い!」などと率直な感想を述べていました。(増田)
足尾の春はちょうど今頃にやってきます。植樹祭が開かれる会場には穏やかな風が通り過ぎと、桜の花びらが舞っていました。植樹は山の高所と低所に別れて行われ、体力に自信のある参加者は高所を、小学生や登山初心者は低所を選択できるようになっていました。高所では実に800段にも及ぶ階段を自力で登らなければなりません。ですが、とても大変なこのコースを、自ら選ぶ小学生たちがいました。その子供たちは、長年、アフタスクール・寺子屋に通う子供たちです。日頃から環境問題について触れ、問題意識を育み、何事にも興味をもって挑戦する子供たちの目には、足尾銅山に緑を取り戻そうとする、強い意志を感じ取れました。(下山)
どんぐりから苗木一本運動の最終地点は育てた木々を、野山に返すこと。これは人間の一生に置き換えると、一人の子どもが社会へ羽ばたいていく姿と重なります。足尾に根付いた木々がやがて立派な大木になるように、今日足尾を訪れた子供たちが立派な社会人となれるよう切に願います。また子供たちが安心して成長することができる社会を作っていくことが私たちの使命の一つであると、あらためて実感しました。(下山)
次回は5月です。5月の植樹では、いよいよ私たちが自分の手で育てた苗木を植樹することになります。どんぐりから苗木一本運動の最終地点でもあり、また次代の出発地点でもあります。皆様のご参加をお待ちしております。参加者をはじめとした多くの皆様に深くお礼申し上げます。(下山)
〜活動をとおして〜 (武田)
私はこの度、当法人が企画するツアーに司会という大役の担当をしました。忙しい中、練習を重ね、皆様の心に残るようなイベントを目指しました。 司会の位置に立つと、子供の歓声と参加者の注目で緊張で手に汗が滲みました。 司会を開始すると、私の言動や振る舞いで細かいところまで皆が反応し、そこで初めて司会がいかに重要なポジションであるかに気が付きました。
足尾の山に着くと、「すごい茶色い!」と率直な感想が聞こえてきました。私が足尾の山のことについて述べると、一人ひとりが真剣な眼差しで数少ない緑を眺めていました。 私も一年ぶりの足尾の山を見ると、人の活動によって破壊されたなら人の活動で戻さないと、と感じました。
「私達は、地球温暖化の影響を初めて受ける世代であり、対策をする最後の世代である」というオバマ大統領の言葉が私の中で印象に残っています。 本当にそうなり兼ねない中、そうはならないために私達若い力が次世代へ繋いでいく必要があると私は考えます。
植樹をしている間は、晴れやかな色を顔に浮かべて子供達が苗木を植えており、「疲れた!」と輝かしい笑顔で話していました。参加者の大学生も初めて足尾の山を見る人がほとんどで、植樹をする意味について考えるきっかけになれれば大変嬉しく思います。
植樹が終わった後は、全員が達成感に満ち溢れたような澄ました顔をしていました。心を込めた苗木を植樹をして、子供たちと同様にすくすくと成長していくことを切に願っております。 次回の5月28日(土)にも植樹ツアーへのご参加も、スタッフ一同お待ちしております。)
4月29日〜5月5日:熊本被災募金をJR宇都宮駅で行いました。
どんぐりから苗木1本運動の故郷のひとつでもある熊本で学習支援教室寺子屋を開設します。
ーはじめにー
このたび熊本地震にて被災された皆様、ご家族やご友人が被災された皆様、心よりお見舞い申し上げます。
私たちは、阪神淡路大震災、そして遡ること5年前に起きた東日本大震災の経験を踏まえ、今、被災地で何が必要なのかを、直接熊本に赴き、現地の有志、九州大学や熊本大学などの学生たちと連携しながら、熊本の子供達の為に「こころの学習支援教室(寺子屋)」を開設します。私たちの団体は、遡ること約20年前から地域に根差したフリースクール寺子屋を運営している。
東日本大震災ではストレスの余り円形脱毛症のお子様もいらっしゃいました。この度の熊本地震でも、体調や精神状態の異変で周りの人に暴力を奮ったり、上手く絵が描けなくなってしまったお子様がいらっしゃいます。このような心的外傷後ストレス障害(PTSD)の症状は子ども達自身や周りの友達、家族を苦しめることとなります。現地のカウンセラーの人数も限られている中で、私達に何ができるのか現地をよく調査した上で考え、皆様からいただいた支援募金を生かしていきます。(飯塚)
様々な問題を抱えた子供達への心の相談ならび基礎学力形成など、本来子供たちに必要な環境を整えてきた。フリースクールでは、在宅学習課(家庭教師)と称し、不特定多数の子供たちの中では、なじめない子供たちに個別に面談を行い、カウンセリングから将来の目標や人格形成に至るまでのアドバイスを行ってきた。甲斐あって、現在もこの活動は、名称は変わったものの継承されている。
私たちは長年培ってきた経験から、ひとつの仮説に至った。
では、社会にとって「教育」が何故必要なのか?
私たちは、過去に起きた数々の災害などを踏まえ学習しなくてはならない。「震災は何故起きるのか?」「争いは何故起きるのか?」「人種差別や貧困は何故起きるのか?」必ず起きるのには理由がある。私たちは一見、自らの意思で生きているように感じられるが、実は自らの意思ではなく、地球という生命体に生かされていることを気付かなくてはならない。
常に自然界と対峙しているからだ。天変地異や災害を起こすのも人であれば、復興の糸口や壊れた社会を修復するのも人であるからだ。人の中には、様々な欲求(マズローの欲求論)が蔓延している。その欲求を如何にコントロールしていくかが、生きるものすべての将来のカギとなることは言うまでもない。自然界や人類に残された限られた時間を、どのように生かし、次代を担う若者が社会に反映させていったらよいのかを、こころの環境学習を通して学ばなくてはならない。
私たちは、これからも様々な活動を通して「生きる力」・「生かされる力」の養成を行っていく。
募金活動をしていて、多くの方にご協力していただきました。(本当にありがとうございます。)その中でご両親の方がお子様の背中を押し、募金に参加させてくださり、そのお子様にお礼を伝えるとにっこり笑ってくれたことで私自身涙が出そうになったことが何回もありました。お子様に人の暖かさに触れる機会を与えてくださったご両親の方々に感謝を申し上げます。また、制服を着た学生も多くご協力してくださり、大変嬉しく思いました。その優しさを大人になっても忘れないでください。また、優しさを持つ人の輪がより大きくなって欲しいです。(大森)
今回の募金活動を通して大変多くの方々にご協力いただきました。恥ずかしそうにしながらも募金してくれる小さい子達や、木の陰で友達と相談しながらも協力してくれる中高生。「暑い中お疲れ様です。」や「支え合っていきましょう!」などとお言葉をくれた方々。そのどれもが活動の励みとなりました。自分達に今できることから、被災された方々を支えていきたいです。(荻原)
駅前で募金を呼びかけながら、周囲からの視線や関心を受けてこれまでにない緊張感を覚えました。募金活動をしていると「頑張ってください」と多くの方が声を掛けてくださいます。その度に、私たちが背負っている責任の重さに幾度となく身の引き締まる思いがしました。駅で道を急ぎながらも立ち止まって声を掛けてくださる方、弟の手を引いて募金に何度も訪れる小さな子ども、その一人ひとりの思いを必ず届けなければいけないという使命感をこの活動を通して強く感じました。(松元)
南海トラフ地震が心配される最中、九州地方で発生したこの度の大地震。この地で大地震が起き、これだけの被害が出ることを想像した人は、多くないのではないでしょうか。それだけに、建物や道路の損壊など、物理的なダメージはもちろん、心にのしかかる不安も大きいことと思います。私達は「現地の皆様の心に寄り添い、ニーズに沿った支援を行う必要がある」と考え、地震直後から正しい情報集めを開始しました。5年前の東日本大震災の際に活動した経験も生かしつつ、私達だからこそできる行動をして参ります。すなわち、被災地に直接訪問してニーズ調査・ヒアリングを行い、必要とされる支援を行って参ります。とりわけ、未来の社会を担う子ども達に対しては、カウンセリングとコミュニケーションを通したメンタルケア、学習支援を行いたいと考えております。これまでに培った全国の学生間のネットワークをフル活用しながら、単なる善意の押し付けではない、未来の社会にプラスになる支援を行って参ります。今後も情報発信や活動の提案を続けて参ります。私共の活動にご共感下さった方は、ぜひご協力頂ければ幸いです。(中野)
5月28日:初夏の世界遺産日光で「第8回:親子で遺産を巡るみどりの植樹ツアー」開催。
多くの親子連れと他大学を含めた千葉大学環境ISOが駆けつけてくれました。
千葉大学も「どんぐりから苗木1本運動」に参加して、早4年が過ぎました。千葉大ISOの先輩たちが奥日光で、私たちと一緒に拾ってきたどんぐりをどんぐり畑に埋めたのが4年前でした。そのどんぐりもここまで成長して、植樹できる立派な苗木へとなりました。その苗木をどんぐり畑で育てたのが、地域の大学生と地域の子供達です。年4回の草むしりから、肥料を与えるなど様々なご苦労のかいあって、約2メートルの苗木へと育ちました。私たちが薦める「どんぐりから苗木一本運動」は、どんぐりから苗木まで育て上げるプロセス(生きる力・生かされる力)の養成が目的で様々な取組を行って参りました。4年前に千葉大ISOのメンバーが拾ってきたどんぐりは、とっても、ちっぽけなどんぐりでしたが、植樹を行う際のどんぐりから成長した苗木は、千葉大学生たちの背丈を超えるほどに成長しています。これからの人生、どのような修羅場が訪れるかは、だれも予想することはできないが、奥日光足尾には、千葉大生やこの度の植樹に参加した、みんなの想いや願いが残されていることを忘れてはならないし、そのことを胸に5年後10年後に立派な大木(地域の大人)に成長していることを私たちは願っております。
4年前に拾ったどんぐりは、子どもたちのお父様やお母様の背丈を越えるまでに成長しました。何度も足尾に植樹に来ている子からは、「前に来た時より木が増えた木がする!」「なんで木が増えたの?鳥が戻ってきたからかな?」という声があがりました。子ども達の学年も上がり、彼ら自身の弟や妹達も今回の植樹活動に初めて参加しました。お兄さん、お姉さんの頼れる背中を見ながら、お父さんお母さんと一生懸命に苗木を植えつけていました。
参加者の中には何回も参加してくださっている方々もいらっしゃり、慣れた手つきで植樹してくれていました。また、植樹中、山に鹿が現れ、みんな楽しそうに観察したり写真を撮ったりしていました。今回植えた苗木はやがて大木となり足尾の山の緑の一部になります。私たちはそれを次の世代へと繋げていかなければならないのだと強く感じました。
栃木県内の学生だけでなく、遥々千葉大学から参加してくれた学生もいます。私たちのような若い力がこれからの緑の復興のバトンを受け継がなければなりません。また、今回の植樹にはたくさんのOB・OGの先輩が参加してくださいました。学生時代の先輩方が子どもたちと一緒に畑で育てて、苗木となったどんぐりを今回の植樹で植えてまいりました。緑のバトンを次へ繋いでいく大切さを感じました。
今回植えた苗木は草むしりなどの管理作業を通して、やっとの思いで育てたどんぐり24本を、無事足尾の地に植えることができました。 このどんぐりは、雨や冬の風にも負けず、やがて一本の大木へと成長します。 まだまだ緑が少なく地面がむき出しになっている足尾銅山。この山がいつの日か緑を取り戻すまで、私たちは自然を守りたいと願う有志たちと共にこの活動を続けてまいります。 これからもみなさまのご協力をよろしくお願いいたします。(武田)
6月17日〜:熊本地震募金にご協力をいただいた皆様の想いを胸に被災地へ向かいました。
被災地では行政並び大学やNPOと連携しながらPTSDに対応した学習支援を行って参ります。
はじめに熊本地震で被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
熊本城(くまもとじょう)は、現在の熊本県熊本市中央区に築かれた安土桃山時代から江戸時代の日本の城。別名「銀杏城(ぎんなんじょう)とも呼ばれている」。
瓦が落ち城壁は崩れたものの、その威風堂々とした佇まいからは力強さが感じられ、熊本のシンボルと呼ぶにふさわしい姿でした。(中野)
今回の熊本地震で被害を受けた熊本城は、石垣が崩れ、石垣の上に建っていた櫓は崩壊しておりました。東京ドーム21個分もある広大な敷地面積を誇る熊本城の被害は、見る人に衝撃を与えました。(飯塚)
加藤清正が中世城郭を取り込み改築した平山城で、加藤氏改易後の江戸時代の大半は熊本藩細川家の居城。明治の西南戦争の戦場となった。西南戦争の直前に大小天守や御殿など本丸の建築群が焼失し、現在の天守は1960年の再建である。現存する宇土櫓などの櫓・城門・塀13棟は国の重要文化財に指定されている。また、城跡は「熊本城跡」として国の特別史跡に指定されている。
今回の熊本地震で大きな被害が出た熊本城。修復には10年以上の月日とともに200億円もの費用がかかるとみられている。
以前訪れたときとは全く異なった姿の熊本城がそこにはありました。石垣は大規模に崩壊し、櫓は元の姿がわからないほどに倒壊しています。立ち入り禁止のテープが張り巡らされた城内には今にも崩れそうな建物が多くあり、地震の衝撃の大きさを今も物語っていました。(松元)
熊本市教育委員会ならび益城町教育委員会のご協力のもと避難所や仮設住宅での学習支援活動について、具体的な話し合いを持つことができました。また、熊本市教育委員会の調査では、PTSDの症状を訴えている子供たちが約3割を占めており、益城町については、ヒヤリング調査を重ねるたびに、症状を訴える児童が増えているといいます。私たちはこのような症状を訴える子供達や保護者に対し、順次PTSDに対応した心のサポート(母子一貫教育)から学習支援を行って参ります。(お忙しいのにもかかわらず、教育長自らご対応いただきまして、ありがとうございました。)今後の活動報告にご注目ください。
PTSDの症状の事例としては、屋根の下に入れない、1人でトイレに行けない等の児童がいるそうです。熊本市の小学校では、児童の精神面や学習の遅れに関する不安を家庭内から解消するため、PTAを集めての報告会を行うことで、保護者へ情報を伝えているそうです。(飯塚)
熊本市教育委員会、益城町教育委員会のそれぞれの方々のお話を伺えたことは今回の視察において本当に意義深いことでした。被災地の状況や現時点で進められている計画、その他数々の貴重なお話を伺い、これから私たちに何ができるのかということを改めてとても考えさせられました。(松元)
熊本市・益城町の両教育委員会の方からお話を伺う中で、現場の方しか知り得ない事実、メディアでは報道されない情報を数多く知ることができました。特に心のケアが必要な子ども達の人数など、具体的な数字と共に被災地の現状を把握できたことは、今後の活動に生かす上でも大きな収穫でした。行政や県内外の大学、他団体と協力しながら、子ども達の将来の飛躍に繋がる環境づくりをして参ります。(中野)
益城町広安西小学校で校長先生と近況報告を兼ねた意見交換を行いました。また、益城町中央小学校で行われているNPO法人カタリバさん主催の自習教室を視察させていただきました。
益城町立広安西小学校の校長先生は、生徒や保護者の心情や状況、学校で行った取り組みなどを、余すことなく教えて下さりました。児童・保護者・教員・地域住民が集まる学校の長と意見を交わしたこの経験を、地域の心に寄り添った支援に生かして参ります。(中野)
避難所の訪問をさせていただきました。被災地の方々が直面している厳しい現実を目にし、実際にこのような生活を送っている方がいることに対して強い衝撃を受けました。(松元)
広安西小学校の校長先生より、「未来を担う子ども達には前向きにたくましく育ってほしい。若者には子ども達の社会性や生きる力を育てる活動をやってもらいたい。」と当法人の学生主体の活動へのエールをいただきました。(飯塚)
この度、ご協力いただける熊本大学の学生とともに、熊本大学で学習支援活動ボランティア募集の周知を行いました。
休日のキャンパス内には、サークル活動や授業準備のために多くの熊本大生が集まっていました。サークル内で周知するから、といってビラを沢山持ち帰って下さった方や、大学内の支援活動について丁寧に説明して下さった方もいて、私達の心も一層引き締まりました。(中野)
被災者となった学生たちも、胸に様々な体験が去来するものの真剣に私たちの話に耳を傾けておりました。
通行人の中には、「私は大学を卒業しているが、後輩にこのボランティアをお薦めしています。」と学内のポスターを見て周りに働きかけてくださっている方もいらっしゃいました。(飯塚)
【益城町で最も被害が大きかった地域を視察しました。】
熊本市は、全国9位の医療機関を有す地域とあって、医療機関や福祉施設に勤める方も多いと聞く。そんな熊本市に隣接するのが、熊本地震の震源地でもある益城町だ。農業が盛んな工業地域でもある。多くの市民は、益城町にある工場や病院・福祉施設に勤めているという。高齢化が進む社会の中で、福祉の街、益城ともいえよう。子供達の親が医療機関や福祉関係に属している家庭も多く、今回の震災では、益城の子どもたち自らボランティアに参加し、率先して地域の為に貢献しているという。当団体は、日頃から「生きる力・生かされる力」の重要性について説いてきた。しかし、今を生きる人たちの思考は、成果主義が大半を占める。そんな中、益城の子供達の生きる力への希望は、私たちの目にたくましく見えた。「地域が子供を育て社会が環境を創る。」当団体の考え方が改めて正しかったことを証明した実践例と私たちは共感した。
必ず訪れる災害に対し、私たちは何ができるのだろうか?政府の発表では、本当に近い将来大きな震災が起きるという。その時、皆さんはどうしますか?私たちは、次代を担う子供たちに「できるときに、できることから」行動を起こそうという活動をと、早20年近く行ってきました。阪神淡路大震災・中越地震・北海道南西沖地震・東日本大震災、そして熊本地震、これから必ず襲ってくる天災。これは、人の過ちによって引き起こされています。地球温暖化や天然資源の開発(掘削等)等が直接天変地異に繋がる要素であるとは言えないという学者もいますが、限られた資源が世界各国で掘削され、枯渇状況になりつつあるのはご存知でしょうか?地球内から取り出された資源は、蒸発し地球温暖化の原因のひとつにもなっています。地球球体の内部は、いたるところで空洞化が進んでおり、地球を取り巻く地場は、ポールシフトしながら年々弱まっており、公転する球体内の比重(鉱物などの資源の減少)が変わってくることにより重力の関係や地球を包む太陽の磁場が弱まり、地球に届く宇宙線が増加し、大気中の水蒸気と反応して雲ができやすくなり(ゲリラ豪雨や集中豪雨)、日射量の減少などで地球が寒冷化するとの説もあります。私たちは、母なる地球からのメッセージに、早く気付かなくてはなりません。(本当に愛してる人がそこにいるのなら・・・)
東日本大震災の際も、倒壊した家屋はいくつも目にしました。しかし、益城町はその程度が桁違いで、文字通りの壊滅状態でした。自然の力の恐ろしさを感じると共に、倒壊した家屋の壁に書かれた「人工地震」という文字に背筋が凍る思いでした。(中野)
益城町を見渡すと、屋内にあった家具や布団等が、家屋が崩れたことで屋外に剥き出しになっていました。また、割れたガラスが散乱している場所もあり、家の物を取りに帰った方々が怪我をする恐れがあるため、十分に注意していただきたいと思います。(飯塚)
益城町の現状は私の想像をはるかに超えるものでした。至る所に倒壊した建物や倒れた電柱が残っており、地震の大きさを目の当たりにしました。これほどの被害をもたらす地震が実際に起きたのだということを、改めて強く実感させられました。(松元)
これらの写真からも天変地異による被害の大きさが見て取れます。この度の地震により、思い出の詰まった家や大切なご家族や知人を失った方が多くいらっしゃいます。亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。(飯塚)
益城町教育委員会のご協力のもと複数の避難所でPTSDに関するヒヤリングを行いました。
最も多くの住民が避難している総合体育館内には、メディアは一切入る事ができません。私共は益城町教育委員会様のご理解の元、特別にヒアリング調査をさせていただく事ができました。アリーナ内は組立式の部屋が敷き詰められておりました。隣の部屋との仕切りは布一枚で、プライバシーも完全に保つ事が難しいのが現状です。布の仕切りでもあれば良い方で、段ボールで区切られただけの部屋などは外からも丸見えの状態でした。相当なストレスが蓄積する事は、容易に想像できました。(中野)
総合体育館では全国から多くのボランティアが集まって活動していました。その活動も、健康観察・清掃・食事の配給・子ども達と遊ぶ等多種多様でした。その中でも私達は子ども達の心に寄り添った学習支援活動を行ってまいります。(飯塚)
益城町の避難所では、避難所生活を送っている子どもたちのお話を聞くことができました。それぞれの子どもたちが様々な感情を抱きながら生活をしています。大きな地震がもたらした現実と正面から向かい合っている姿を見て、何とかして力になってあげたいと強く思いました。(松元)
避難している子ども達の様子は、本当に様々でした。環境が変わって眠れないと不満を漏らす子、警戒心をもって攻撃的な言動をする子、中には動画投稿サイトで地震の映像を繰り返し見ているという子もいました。某医科大学教授監修のチェックシートに基づく調査によると、要注意という結果になったお子様もいらっしゃいました。震災が人々の心に与えた影響の大きさを実感すると共に、責任ある継続的支援を行う事の必要性を痛感しました。(中野)
<体育館は避難所として使われているため、子どもたちは体育館での運動や遊びをすることができません。限られた環境で、限られたことしかできない不自由さは私の想像では及ばないほど深刻なものであるのだろうと感じました。(松元)
小学生以下の子ども達は、避難所内で1人でもできる折り紙や塗り絵をする等、狭い空間の中でも駄々をこねずに過ごしていました。また、家が全壊してしまった子は、「思い出の品は掘り出せばでてくるし、悲観的にはなっていない。」と話していました。そんな姿はとてもたくましく感じ、私達も負けてられないなと思いました。(飯塚)
益城町立中央小学校で行われているNPO法人カタリバさん主催の中学生自習教室で、私たち独自の学習支援を行ってきました。
中学生の放課後教室にお邪魔した際、生徒から挙がった第一声は「また新しい先生?(名前を)覚えきれない!」でした。多くのボランティアの学生(生徒にとっては「先生」)が携わっているのかと思いきや、来たのは始めの数回だけ、という事例が多いことを知りました。生徒にとって、私達の様な大学生スタッフが親しみやすく頼れる存在であることは、学童保育「アフタースクール・寺子屋」の経験から実感しています。あの教室にいた生徒の中には、仲良くしてくれた学生(先生)との再会を心待ちにする子もいたことでしょう。心の支えが必要な生徒達を置いて、無責任に活動を止めることは絶対にしてはならないと強く思いました。(中野)
益城町の中学生を対象に、実際に学習支援を行ってまいりました。地震の影響により学校の授業は遅れ、夏休みを短縮して授業が行われます。不安定な生活を送りながらも一生懸命に勉強する姿に、私たちのほうが励まされる思いがしました。(松元)
高校生は放課後の時間を和気あいあいと過ごしながら自分の将来のために勉強をしていました。また、今回の中学生自習教室で分かったことが避難所での様子と学校での様子は同じ子でも異なっていることです。一人ひとりを見つめ、その子に合った学習環境を整えること。今後の支援を計画する際によく考えながら進めてまいりたいと思います。(飯塚)
再び君たち(中学生)の前に訪れることを約束し帰郷につきました。
8月31日:「どんぐりから苗木1本運動in大分」は、日本一の源泉数、湧出量を誇る別府市で行いました。
当日は天候にも恵まれ、多くのの子供達と伴に、別府市立上人小学校で記念植樹を行いました。
熊本を中心として発生した地震において、別府市も少なからずの被害を受けたそうです。別府市立上人(しょうにん)小学校は、大昔の形跡を残す古墳があるのですが、被害を受け児童の立ち入りができなくなっていました。(下山)
本校では、校長である糸永先生の意向もあり、近隣の別府大学の学生とタイアップした授業や活動を、広くメディアを通して行っているとお伺いしました。式典当日は「笑人(しょうにん)」というTシャツを着た校長先生が出迎えてくださいました。「笑う人」と書いて「しょうにん」、児童がいつまでも笑顔を忘れずに元気に育つようにと、校長先生自らが発案したそうです。そんな笑顔の絶えない楽しい学校の様子が、植樹に参加してくれた子どもたちの姿にも表れていました。(下山)
式典は学校の代表委員ならびに環境委員の5,6年生、多くの先生方に臨席を賜りました。校庭に植えられた苗木を、新鮮な眼差しで見つめている児童が多くいて、印象的でした。 校長先生は「この苗木を後輩に託し続け、どんな困難にも負けずに立派な苗木に育ててほしい」との願いを、児童に伝えていました。足尾銅山鉱毒事件の話にも児童は真剣に耳を傾けており、自然や環境のことも、きっとよく考えていってくれることだろうと思いました。この苗木とともに、花と緑に恵まれたこの環境の中で逞しく成長していって欲しく存じます。(下山)
この度は、別府市教育委員会をはじめとした関係者ならび、上人小学校の先生方、ゴトー造園クリエイト様に大変お世話になり、心より深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
9月1日:「どんぐりから苗木1本運動iin福岡」は、福岡市内中心部に近い小学校で行いました。
ビオトープの取り組みを行っている福岡市立当仁小学校では、自然と芸術をテーマに子供達の五感を磨く教育に力を入れている。
ビオトープに力を入れている当仁小学校は、福岡県女子師範学校の跡地にある。そのため中央区では珍しいくらいの広大な敷地を有し、県営住宅や官舎用などにも転用されるが、なお広い敷地を有している。
緑豊かなビオトープを維持することができるようになるためには、大変な苦労があったと伺いました。今では、子供たちが朝のボランティアとして自主的に掃除などを行っているそうです。南当仁小の子供たちは、ビオトープとともに成長しているのだな、という印象をうけました。(武田)
式典では、校長先生からお話をいただいた後、柴田代表の方からなぜこの植樹活動を行うのかという話をさせていただきました。子供たちは、人間の手によって緑が失われた昔の足尾銅山、また、人間の手によって緑が取り戻されつつある現在の足尾銅山の写真を真剣な眼差しで見つめていました。(荒川)
児童たちの身近にあるビオトープには、9割が外国産の自然で埋め尽くされておりました。地域で生まれ育った苗木を植えることで、生態系にも配慮をし、自然を大切にする大切さを訴えました。この植樹をする前では、どんぐりの木を物珍しそうに眺めており、普段は見ない小さな苗木を植えることを楽しみにしているようでした。(武田)
植樹の際には代表児童が大きなスコップを持ち、植樹を行いました。今回の植樹をした苗木は、5年生よりも大きな苗木でした。このどんぐりの木にも負けないほど成長をし、様々な困難を乗り越え努力をする人間になってほしいと思います。(荒川)
この度の植樹では、福岡市教育委員会をはじめとした南当仁小学校の校長先生と先生方など、様々な関係者の協力のもと植樹を実行することが出来ました。関係者の方には、改めて深く御礼申し上げます。(武田)
9月1日:「どんぐりから苗木1本運動iin佐賀」は、人口が急増中の鳥栖市で行いました。
広大な校庭を有する鳥栖市立旭小学校で行いました。
佐賀県鳥栖市の鳥栖という地名は、その字のとおり「鳥の栖(すみか)」という意味があります。その名のとおり、鳥栖市では147種もの鳥が確認されていると言われています。そんな鳥栖市はたくさんの鳥の住処となる豊富な川や山を有するとても自然資源が豊富な市であると同時に、豊かな文化・歴史を有した市でもあります。そんな自然的・文化的にも豊かな鳥栖市で「どんぐりから苗木一本運動in佐賀」が盛大に開会されました。子どもたち自身が地域社会のため自分には何ができるのかを考える力、行動する力からなる「生きる力」の養成に寄与できることを切に願っております。(増田)
鳥栖市立旭小学校は、明治の初めに開校されたとても歴史の深い小学校です。また、佐賀県内で一番広いと言われている校庭を有し、その校庭の西側には「夕陽が丘」と呼ばれる自然豊かな丘があります。また、校庭の至る所に何本もの木々が植えられていました。中にはどんぐりの木もあるそうで、子どもたちの生活科の授業でどんぐりを使った遊びをするとおっしゃっていました。(増田)
旭小学校の元気いっぱいな2年生129名が今回の記念式典に駆けつけてくれました。どんぐりの苗木を興味津々な目で見つめる子どもたちの顔が思い出されます。今回植えさせていただいたどんぐりの木に実がなれば、生活科の授業でどんぐり遊びができるねと教頭先生がおっしゃっておりました。また、今回どんぐりの苗木を植えさせていただいた場所は普段子どもたちの遊び場となっている場所だそうです。「この場所がいつかどんぐりの実でいっぱいになる頃が楽しみです。」と教頭先生がおっしゃっていました。大きくなったこのどんぐりの木の麓で遊ぶ子どもたちの未来が想像されました。(増田)
また、当法人の代表の挨拶ということで、私たちの活動拠点である栃木県が有する足尾についてのお話をさせていただきました。代表より「みんな、緑豊かな山を頭の中で想像してみてください。」という子どもたちへの声掛けがありました。その次に左の写真のような鉱毒事件により緑の失われた足尾の山を子どもたちに見せました。「えー!!」という驚きの声、そして「緑がない!」「こんなの山じゃない!」「砂漠みたい!」という子どもたちの率直な感想を耳にしました。その後、人の手によって徐々に緑が戻っていく写真を見せるたびに、子どもたちは「わあー!すごい!緑が戻っている!」と声を上げていました。(増田)
教頭先生からもお話がありましたが、今回植えさせていただいたどんぐりの苗木は式典に駆けつけてくれた小学2年生と丁度同い年だそうです。なんとも嬉しい偶然です。どんぐりから苗木一本運動は、どんぐりと子どもたちを照らし合わせた活動です。どんぐりが大きく成長するように、子どもたちもどんぐりと一緒に強く逞しく成長していってくれることを心より願います。(増田)
小学生のみんなは一生懸命にどんぐりの苗木に土を盛ってくれました。これからどんどん成長していく子どもたち。いつかこの旭小学校を卒業し、鳥栖市を旅立つ日がやってくるのかもしれません。そんな時でも、今日の日のことを忘れず、このどんぐりの苗木が小学校での思い出や故郷を思い出す一つのシンボルになってもらえたらとても嬉しく思います。(増田)
また、今回も栃木県の日光市足尾が舞台となった当法人のオリジナル絵本である「どんくんの夢」と「グリ君の冒険」の2冊をプレゼントさせていただきました。この絵本を読んで佐賀より遠く離れた栃木に興味を持ち、次の世代の子どもたちにもこの絵本を読み継いでいってもらえたらと思います。(増田)
お忙しいところにも関わらず朝日新聞社様、読売新聞社様、佐賀新聞様、鳥栖市のケーブルテレビ様の4社のメディアが取材に駆けつけてくださいました。
今回の「どんぐりから苗木一本運動in佐賀」に多大なるご協力をいただいた鳥栖市長様を始めとする鳥栖市教育委員会等の行政の皆様、そして鳥栖市立旭小学校の皆様、佐賀県で生まれ育った苗木等の手配に尽力を尽くしてくださった株式会社旭緑化建設様ならびに高取造園土木様、また今回の植樹に携わっていただいたすべての方々に心より感謝申し上げます。どんぐりと共に成長する子どもたちをこれからも共に見守っていけましたら幸いです。(増田)
9月2日〜:第3弾「熊本益城町でのPTSDに対応した学習支援」実施状況
6月以来、何度かお伺いしているうちに益城の子供達に顔を覚えてもらいたことが嬉しかったです。
2日は、教育委員会ならびお世話になっているNPOさんとの打ち合わせを行いました。 6月に訪れた際にもお世話になった、益城町教育委員会様と再び打ち合わせの機会をもつことができました。熊本地震発生から4ヶ月が経過した現在、子ども達や保護者様が何を求めているのか、そして震災を乗り越え、住民が自ら地域を創っていくためにはどうしたらよいか、具体的に意見を交わす事ができました。教育委員会様のもとへは、子供達の学習支援を強く希望する親御様達が直談判に来たそうです。職員の方のお話から、子供達の将来を憂慮する保護者様のお気持ちと、学習サポートに対する期待の大きさを感じました。
当日は、熊本大学の学生さんも参加してフィールド活動を行いました。 この度の活動では、益城町内の複数の仮設住宅団地にて、ヒアリング調査と飛び込みでの学習サポートを行いました。中でも熊本空港付近にある益城町テクノ仮設団地は、当時で住宅個数516にのぼる大規模なものでした。集落内には移動販売車が入り、店舗の建設が急ピッチで進められておりました。仮設住宅は各家庭の生活スペースが確保されているものの、騒音による問題が起こりやすく、話す声の大きさ等に気を使う必要があります。
敷地面積が約84000uにもなる仮設団地にて、スタッフが手分けして一軒一軒ヒアリング調査を行いました。お話を伺う中で、子供達からはのびのび遊ぶ場所がほしいといった声が、保護者様からは子供の心の負担や遅れた勉強を心配する声があがりました。各仮設住宅ブロックに1つずつ建てられている集会施設、こちらは常に鍵がかかっていて、全く使うことができないそうです。単なる勉強の場ではなく、子供達の心を癒し、将来飛躍するための教育現場が、確かに求められていました。
今回の調査で浮き彫りになった事の一つは、PTSDもしくはそれに準ずると思われる症状を訴える子ども達の多さです。「夜一人でお風呂に入るのが怖い」「地震があるとビクビクして気にしている様子である」「落ち着きがなく、時々叫び出すようになった」など、多くの保護者様から心配の声があがりました。保護者様自身もエコノミークラス症候群になるなど、大変な思いをなさっている方が多くいらっしゃいました。子ども達の笑顔は大人にも元気をもたらします。ましてや愛しい我が子の笑顔やひた向きに努力する姿を見れば尚更です。当法人が提唱する母子一貫教育は、子どもの力が伸びることによって親が感化され、親子でコミュニケーションを取り合いながら共に成長すること目指します。未曾有の災害に見舞われても、それに負けずに我が子が勉強や諸活動を頑張っていれば、周りの大人も自然と活力が湧き、困難を乗り越える事ができます。仮設団地は隣近所が震災前と異なる新しいコミュニティです。母子一貫教育が、この仮のコミュニティに心の繋がりをもたらし、生きがいとかけがえのない人間関係が生まれることを願ってやみません。
ヒアリング調査と共に、母子一貫教育を体現した学習支援(「アフタースクール・寺子屋」体験学習)を行いました。限られた時間でしたが、アフタースクール・寺子屋の特徴である一人ひとりの個性や特徴に対応した指導を提供することができ、手応えを感じました。保護者様が子供の勉強を見てあげることが困難な家庭もあり、私たちの訪問を喜んで受け入れてくださりました。中には、とにかく話を聞いてほしそうにしている子や、近隣に同じ学年の子がいなくてつまらない、と不満を漏らす子もいました。
アフタースクール・寺子屋では、ただ勉強を教えるだけでなく、確かな学力、豊かな人間性、健康・体力を柱とした、子供達の「生きる力」を伸ばす指導を展開しております。その「生きる力」は、危機的な状況に陥っても自ら考えて行動し、困難を乗り越えていく力でもあります。これはまさに、災害からの復興にあたり求められる力なのです。まずは目の前の勉強を頑張るですとか、日々笑顔で前向きに生活するですとか、小さいことからで良いのだと思います。熊本の子供達に、夢に溢れた明るい未来が訪れることを願うと共に、私達もできる事からお手伝いさせて頂ければと思います。
8月31日で益城町の避難所が閉鎖されました。それに伴い仮設住宅が設けられ、いつくかの地区に分けられた仮設住宅は、決して利便的にはよいものばかりとは言えません。町までは、送迎バスは出ていますが、福島の時と同様・・・。 私たちは、今だ余震が続く熊本において、PTSDを発症しているご家族は、なるだけ家族のそばに置くべきとの判断から、仮設住宅内のコミュニティー施設を利用した「アフタースクール寺子屋」を提案。飛び込みで一軒一軒学生スタッフが当たり、実際に体験学習を行ってもらいその優位性と独自性のカリキュラムにおいて、ご説明を差し上げたところ、多くのご家庭で高い評価を得られました。また施設を利用した「アフタースクールの寺子屋」の運営に対し賛同をいただくことができました。また、私たちの取り組みを知った、小学校がビラを子供達に配布までしていただきました。(子供達のために、子を持つ親が、そして地域が動き始めました。)
9月13日〜:どんぐりから苗木1本運動全国キャラバン in 沖縄 Return
宮古島・伊良部島・那覇と昨年どんぐり運動にご参加頂いた小学校にお伺い致しました。
台風が次々と発生する中、私たちの活動をさけるように台風が進路を取ってくれました。
宮古島の青く美しい海や、ウミガメ、ヤシガニ、ガジュマルなどの多種多様な動植物には目を見張るばかりでした。表に見える豊かな自然とは裏腹に、海の中を覗くと白化したサンゴの森が広がっていました。宮古島近辺の海のサンゴは、もはや死にかけているものの方が多いといいます。地球温暖化の深刻さを、自身の目で見て痛感しました。サンゴの森消滅のカウントダウンが既に始まっている今、より多くの人にこの現実を伝え、行動を起こしていかなければならないと強く感じました.。(中野)
昨年9月にどんぐりから苗木一本国民運動の記念植樹を行った、那覇市立松島小学校を再度訪れました。まだ若い苗木ですが、青々とした葉をつけ元気な姿を見せてくれました。ともにこの苗木を植えた子供たちは、中学校へと進学し、己の人生を歩み始めています。この苗木が子供達の大切な帰る場所となり、先輩から後輩へ、親から子へと故郷を愛する心を伝えて頂ければと思います。(中野)
9月17日〜:熊本の子供達のために「愛と緑の苗木募金」を行いました。
熊本県益城町の子供達や全国の被災地の子供達のために私たちは行動を起こしています。
ーはじめにー
この度の募金活動にご協力いただきました皆様に、感謝申し上げるとともに、お預かりした募金は、必ず皆様のご期待に沿えるよう使用し責任ある行動をとって参ります。ご協力ありがとうございました。(柴田)
今年の募金活動は、長引く秋雨前線の影響で秋雨が降り続く中で行いました。日光市足尾の緑の再生及び環境保全活動の波及を目的とした「緑の苗木募金」と、熊本地震で被災されたお子様の心のケア・学習支援のための「熊本地震支援募金」を併せて実施しました。環境問題と震災は、別物のように思えるかもしれません。しかし、モラルを欠いた開発による地球環境の変化に伴い、近年自然災害が増加していることは、疑いようのない事実です(平成28年6月17日〜の活動報告参照)。この度の「愛と緑の苗木募金」が、起きてしまった現実(環境破壊・震災)に苦しむ人々の力となると共に、将来同じ過ちを繰り返さないための警鐘となれば幸いです。
この度の緑の苗木募金、熊本地震支援募金では、登下校中の学生さんからもたくさんのお気持ちを頂きました。 地球の未来を担っていかなければならないのは若い世代の人間です。そのような方々が、環境保全活動に興味を示してくだったのは、とても頼もしいことであるなと感じました。(荒川)
実際に現場に足を踏み入れ、行動して来た者にしか、語れないメッセージがあります。私達は毎年春に、世界遺産を擁する日光の負の遺産・足尾で植樹を行います。そして、先の震災により甚大な被害を受けた熊本県益城町にて、被災者のニーズ調査と学習支援活動を行っております。当法人は、皆様から頂戴した募金を寄付して終わりにすることはありません。実際に現地を訪れ、自分の目で現状を確かめ、未来の地域社会に貢献する活動を行います。実際に被災地で活動を行った「時の証人」であるスタッフのメッセージが、一人でも多くの方の心に届くことを願います。
この度も、多くの方々からご協力を賜りました。その際には、心温まるお言葉も沢山いただきました。私たちの活動が、多くの方々に支えられて成り立っているのだなと改めて感じた瞬間でありました。 私たちは多くの方々のお気持ちを背負っているという責任があることを肝に銘じ、強い雨にも逆風にも屈することなく、必ず生かしてまいります。(荒川)
10月15日:環境大臣表彰事業「どんぐりから苗木1本運動」親子でどんぐりハイク
第1弾:「親子の絆を深めるどんぐり探し」奥日光どんぐりの森を調査しました。
今年は気候変動による異常気象の為、奥日光のどんぐりの森は、例年と違う姿をしていました。「毎年あるはずのどんぐりが全くない!あっても、奇形どんぐり?」(何故?)私たちは、直ちに行動を起こしました。林野庁(関東森林管理局)環境省(関東地方管理事務所)栃木県(林業センター)などの担当部署に調査をしたところ、見解が分かれました。仮説のひとつとして挙げられるのが、「地球温暖化による気候変動の影響があるかもしれない。」,「奥日光は、昨年秋から今年の冬にかけて雪が少なく、そして今年の5月には、どんぐりの森に2回ほど霜が降り、6月には、どんぐりの森が一斉に枯れてしまったこと。」などがあげられる。しかし、栃木県の見解はこうだ。そもそも栃木県では、地球温暖化の調査目的で県内数カ所に標準木を設置してないとのことでした。「どんぐりは、数年に一度、凶作・不作・並作・豊作を繰り返し成長していくので、たまたま凶作だっただけではないでしょうか?」(栃木県職員)
勿論、私たちは、国内外で、その土地に自生している、どんぐりの調査及び植樹(循環植樹)を行っているわけですから、栃木県職員さんからの意見は、もっともの話だという理解はありましたが、私たちは,前者の意見を支持しました。その理由は、経験とデータ(IPCCサイトを参照)からなるものでした。どうやら栃木県では、気候変動とか地球温暖化だとかというお話よりも、森の種子や果実(どんぐり)の生育状況によって、害獣であるクマやイノシシ、シカなどが里山などに降りて農作物に与える影響などを調査し、地域住民に警鐘を鳴らす目的で、宇都宮大学と共同で調査を行っているとのことでした。
私たちが、栃木県奥日光(足尾等)にとどまらず国内外に赴き、学生スタッフとともに様々な調査を行い「どんぐりから苗木一本運動(啓発活動)」などを行っているのかと申しますと、「環境保全および子供達の生きる力の養成(環境・教育)を目的」とし、「自ら考え(課題を見つけ学ぶ)、自ら行動(主体的に判断する)し、自ら解答(生きるも達への思いやる心)を出し、どのような状況であっても生き抜く力(問題を解決する能力)の大切さを学習していただきます。その為には、どんな困難が立ちはだかろうとも、現実逃避するのではなく、現実を冷静に見つめ、どのように行動をとって行けば良いのか・・・、IPCCのサイトでもご覧になっていただいたように・・・、過度な天然資源の採掘や地中内開発は、地球そのものの球体の磁場を狂わせ、地球温暖化とともに気候変動による弊害はこれから毎年のように天災の数を増やし、人類を襲ってきます。
今年訪れた、沖縄では、沖縄で最もきれいだといわれている、宮古や伊良部では、サンゴの白化現象に歯止めがきかず、あと数年できれいな海は、よどんでしまう海へと変貌を遂げてしまうのかも知れません。
一昨年前に訪れた、フィリピンにあるセブ島から離れた離島では、10年前までサンゴが豊で、日差しが届く海中では、緑豊かな森が広がり、近くには、亜熱帯特有の色とりどりの魚達が戯れていました。その海に10年振りに再び訪れたところ、サンゴは消滅し、緑豊かな海中の森は無くなり、その代わりに、10年前にあった海藻とは違う種類の水草が生い茂っていました。
これは、いったい何を意味しているのでしょうか?(考える・考えないは、あなた次第です。)(柴田)
どんぐりを拾うスポットで一行を待ち構えていたのは、自らを「博士」と名乗る、白衣をまとった女性。突然、彼女による「青空教室」が幕を開けました。 例年、どんぐりがたわわに実るこの季節。しかし、あたりを見渡しても、それらしき実は見当たりません。何故なのか。誰が悪いのか。自分たちにできることはないのか。 博士と共に環境について思いを巡らせたのち、一行は博士からどんぐりの豊凶調査の依頼を受け、目を皿のようにしてどんぐりを探しました。この調査方法は、大学の研究室でも使用されるものであり、滅多にない経験ができたことと思います。(荒川)
数十年に一度のどんぐりの凶作ともいわれる日光の山にて、今回の「どんぐり拾いハイキング」が行われた。今回も小学生親子、地元の大学生、千葉大学を初めとする県内外の学生たちが参加した。「どんぐりがない」という状況下だからこそ、環境問題について参加者に考えてもらおうという趣旨のもとにイベントが進行された。では、本当にどんぐりが実っていないのか、参加者一人一人の目で確かめてもらうべく、「どんぐり調査」というものを行った。グループで一本のどんぐりの木を選定し、その中から3本の枝を選び、枝先50cmにどれだけどんぐりが実っているのかを調べてもらった。(この調査方法は実際に宇都宮大学の研究室で使用されているものである。)当日は4つのグループがあったのだが、どのグループでもどんぐりが実っている様子は見られなかったようで、「凶作」という調査結果が全グループから発表された。(増田)
また、道中のレクリエーションとして、当法人が行う「どんぐりから苗木一本運動」の趣旨や流れを参加者に伝えるべく、「どんぐりから苗木一本運動」の一つ一つの行程の書かれた写真を順番どおりに並べてもらう活動をグループごとに行った。小学生・学生・保護者が入り混じったグループでの活動ではあったが、当法人が運営している学童保育「アフタースクール・寺子屋」に通う子どもたちが、保護者や学生よりも率先して写真を並べる姿がとても印象的であった。まさに学童の授業の一環として日頃から行っている環境学習の成果が発揮された瞬間でもあった。(増田)
上の写真は、例年どんぐりがたくさん落ちている「穴場スポット」である。今年もその場所で足を止め、参加者全員でどんぐり探しを行った。しかし、例年ならば「どんぐりこんなにたくさん拾ったよ!」と自分の拾ったどんぐりを自慢げに見せてくる子どもたちの姿も、今年は見られなかった。むしろ参加者の「どんぐりが全然落ちていない。」という落胆の声を多く耳にした。この深刻な現状をみて、参加者の一人一人が環境のために自分には何ができるのか考え、行動するきっかけとなればと思う。この場所が来年はどんぐりでいっぱいになるよう行動していくことをその場にいた全員で誓い合った。(増田)
草を分けいってどんぐりを探しましたが、やはり0。子どもたちからも「これは大変だ」とどんぐりのこれからを心配する声も聞こえました。それでも懸命に探し続ける子どもたちには、自然豊かな山を取り戻そうとする強い意志が感じられました。(荻原)
毎年どんぐりをたくさん拾えるポイントでどんぐりを探します。いつもあるはずのどんぐりが見当たらず、草を掻き分け、土を掘って探す様子も見られました。それだけ探しても、見つけられたのは昨年のどんぐりや、成長できないようなどんぐりほんのわずかでした。来年はたくさんのどんぐりが拾えるように、私たちに出来ることを考えなくてはなりません。(小林)
どんぐりのない国有林を調査する一行の前に現れたのは、なんとスタッフに魂が乗り移ったどんぐりのお母さん(樹木)でした。「人間は、地球温暖化の影響とか言って、結局何もしないじゃないの!今年私の子ども達が生まれてくることができなかったのは、あなたたちのせいよ!」と怒りをあらわにするお母さん。そんなお母さんから、どんぐりと環境の関係を解き明かすミッションが突き付けられました。どんぐりサポーター(子ども達)の活躍により、見事にミッションをクリア。どんぐりを育てて環境を守るという決意に偽りがない事を確かめたお母さんは、温かい眼差しで私達を見送ってくれました。(中野)
どんぐりの凶作と人間の生活。一見、何の関連性もないように思われることが、地球温暖化という問題を介することで繋がります。たった一本のどんぐりの木が、すぐに環境を保全、改善することができるわけではありません。ですが、実際にどんぐりがない山に行くこと、そして今何が起こっているのかを自らの目で確認することで、環境に目を向けるきっかけをつくることができたと思います。いったい何が起こっているのか、どうしてこうなってしまったのか。もう一度、自分で考える機会を作っていただけたら幸いです。(松元)
ハイキングのゴール地点にたどり着いた子ども達の前に現れたのは、どんぐりが実っていないためにお腹を空かせたクマ君。一時は一行のお昼ご飯を奪おうとしたものの、どんぐりサポーター達の使命に共感したクマ君は改心し、どんぐりから苗木一本運動を応援してくれました。最後にはどんぐりのお母さんが再登場し、子ども達の労をねぎらうとともに、大切な子ども達(どんぐり)を託してくれました。(中野)
今年は、近年稀にみるほどのどんぐり凶作の年。どんぐりの豊凶と秋の熊の出没には、大きな関連性があるといわれています。どんぐりのない山から、えさを求めた熊が人里までおりてきており、9月末の時点で目撃情報は昨年一年間をすでに上回っているのが現状です。そんな状況の中、収穫予定のない柿や栗の実を取ってしまうなどして、熊を人里に近づけないような対策も取られているのです。子どもたちもクマ君の話を聞いて、どんぐりの凶作がいかに熊の生活、ひいては人間の生活に影響を与えているのか気づくことができたのではないでしょうか。(松元)
地球温暖化の影響は、私達のすぐそばにも現れています。世界遺産日光東照宮の奥地に広がるどんぐりが実らない森や、沖縄のサンゴが死滅している現実を、あなたはどう受け止めますか。次に失われてしまうのは、私達の何気ない、しかしかけがえのない日常かもしれないのです。どれだけの富や誇れる名誉があったとしても、生活の基盤である地球環境が崩れれば、すべてが水泡に帰してしまいます。地球環境を破壊するのも、再生するのも、私達ひとり一人です。今回のどんぐり探しハイクに参加した皆様や、このページをご覧下さっている皆様の心に、少しでも響くものがあれば嬉しく思います。10月23日には、どんぐりの畑への植え付け作業を予定しております。本事業「どんぐりから苗木一本運動」にご興味をもって下さった方、どんぐりを育てて環境保全の一歩を踏み出したいという方は、ぜひご参加ください。スタッフ一同、心よりお待ちしております。最後に、林野庁関東森林管理局様はじめ、本イベントにご協力くださった関係者の皆様、まことにありがとうございました。(中野)
10月25日:熊本地震で被災された子供達の為の「PTSDに対応した学習支援チーム」が熊本の地で結成されました。
私達の東日本大震災の経験と熊本の現地調査をもとに熊本大学の学生が中心となり「チーム熊本」が誕生しました。
東日本大震災が起きた翌々日には、団体学生スタッフとともに避難所へ赴き、被災者の方々に直接ヒヤリングを行い、着の身着のままで避難所に身を寄せていた子供たちへの支援活動として※全国に先駆けて、支援物資(ランドセルや勉強道具等)の調達からメンタルケアを中心とした学習支援を行ってきました。その後、私たちが巻き起こした社会へのメッセージは、潮流となり、メディアを通して全国に広がりをみせ、全国各地のボランティア団体が私たちの取り組みを評価し、同様の活動に参加してくれるようになりました。この取り組みは、現在も、宮城や福島などでも行われており、当団体が主催する「アフタースクール寺子屋」や「宇大学生会・寺子屋」もそのひとつです。そのさまざまな活動を通してきた経験から、「チーム熊本」が生まれました。(柴田)
NPO法人とちぎ生涯学習研究会の学生部長を務めております、中野雄登と申します。「熊本の子供達の支援に、なぜ栃木の団体が?」というお声を、今年何度もかけられました。私達は、東日本大震災後のヒアリング調査や支援活動を通して、またどんぐりから苗木一本運動World Caravanで様々な地域を巡る中で、地域社会を支援していく上で大切な事を学びました。一つは、地域住民の心に寄り添いニーズに沿った提案をすること。次に、その場しのぎではなく、地域の未来までを見据えた活動を行うこと。そして、未来を担う若者・子供達とその保護者が、地域のエンジンとなる環境を創出することです。この度、被災した熊本の子供達の心を支え、未来への一歩を後押しするため、県内の大学生を中心に「チーム熊本」が結成されました。世間の関心は、徐々に熊本から離れつつありますが、現地にいるメンバーだからこそ、現地に何度も足を運んだメンバーだからこそ、今できることがあります。どうか皆様、チーム熊本の活動と、子供達の心の復興を応援して頂けれ幸いです。また、今後も継続的な支援を行うため、そして来るべき大震災に備えた支援ネットワークを構築するため、全国の志ある大学生を対象に当団体スタッフを募集しております。私自身、来年度からは東北大学の大学院生として、新たなフィールドで活動を展開して参ります。12/10には、全国から学生が集めた学生交流会(第12回 学生環境サミットin東京)を渋谷で開催します。「何か自分も復興の力になりたい」「社会のために何かできることをしたい」「今の活動をより前進させたい」とお考えの皆様、ぜひお問い合わせください。よろしくお願い申し上げます。(学生環境サミットin東京のイベントページは下記の通りです。 ↓) https://www.facebook.com/events/321995691474942/?ti=icl
◎熊本大学学生代表の有村です。PTSDに対応した学習支援を行うにあたり、子供たちが安心して勉強に集中できる環境を提案して参ります。私自身も熊本地震の被害を受けました。ぐちゃぐちゃになった部屋を見て愕然とし、そのとき感じた恐怖は今でも消えません。福岡に避難しているときにTVを通して復興しようと頑張っている熊本の方々を見て、私も負けてはいられないと感じました。地震の恐怖に怯えず何か自分にできることをしたいと思いボランティアを始めました。同じ恐怖を味わった私たちだからこそ子供たちの恐怖に共感し合えると思っています。子供たちと密に関わり学習支援を通して今で通りの生活を少しでも取り戻せるようなお手伝いができればと思っています。「今私達ができることを精一杯やっていく」ということを心に止めて精一杯頑張って行きたいです。
◎私は熊本地震のあと、実家の鹿児島へ帰りました。実家からTVを通して熊本の状況をみていましたが、私は逃げる場所があるけれど、熊本の方々は地元でずっと耐え続けなければならないのかと思うととても胸が痛かったです。今回有村からボランティアの話を聞き、そんな状況にいる子供たちを少しでも元気つけたいと思いボランティアをすることを決めました。一緒に勉強することで勉強が楽しいと思ってもらうのはもちろんたくさん交流す私自身、熊本地震で被災をしました。ぐちゃぐちゃになった部屋を見て愕然とし、そのとき感じた恐怖は今でも消えません。福岡に避難しているときにTVを通して復興しようと頑張っている熊本の方々を見て、私も負けてはいられないと感じました。地震の恐怖に怯えず何か自分にできることをしたいと思いボランティアを始めました。同じ恐怖を味わった私たちだからこそ子供たちの恐怖に共感し合えると思っています。子供たちと密に関わり学習支援を通して今で通りの生活を少しでも取り戻せるようなお手伝いができればと思っています。「今私達ができることを精一杯やっていく」ということを心に止めて精一杯頑張って行きたいです。ることでまた学校に行きたいと思える子供が増えるといいなと思っています。また、私は将来、教員を目指しています。このような大災害が起こったあとの子どもの心のケアや教科の教え方、コミュニケーションの取り方などを学んでいこうと思っています。(熊本大:吉田)
◎私は今回ボランティアの話を聞いたとき、参加したいなとすぐに思いました。熊本地震があってからメディアを通してたくさんのひとが支えあっている様子を見てきました。熊本に住んでいるわたしも被害はそれほど受けなかったものの、給水や温泉の利用などたくさんの方にお世話になりました。だから私も困っている人のために何かしたいとずっと思っていました。そんな中有村さんからボランティアの話を聞き、参加させていただきました。今回は学習支援ということですが、私には人に教えるという経験があまりなく本当に自分にできるのか不安に思うこともあります。しかし、少しでも子供たちの役に立てるなら精一杯頑張ります。 また、私は今回の活動を通して勉強のサポートはもちろんのこと、子供たちやボランティアに参加している人とコミュニケーションを大事にしたいです。そして楽しいと思えたり、心のよりどころとなる環境を作っていきたいなと考えています。(熊本大:木崎)
◎子供達に、わかってもらえるように頑張ります。(熊本大:松原)
◎私の今までの勉強や受験の経験を生かして、楽しいと思ってもらえる教え方を目指します。例えば、問題に関係する具体例や、自分の勉強でのエピソードなどを話そうと思います。少しでも熊本のために役に立てるよう努力します。よろしくお願いします。(熊本大:小川)
◎「チーム熊本」には、写真以外のメンバーも多数在籍しております。引き続きボランティア、スタッフを募集しております。熊本近隣在住の学生さんで、学習支援や様々なボランティアに興味のある方、ご参加お待ちしております。(NPO代表:柴田)
12月10日:若者の街、渋谷で「第12回:全国学生環境サミットin東京を開催!」
東京大学をはじめとした、志し高き学生が全国からお集まりいただきました。
当法人の柴田代表が環境保全の重要性を世間に訴え、植樹活動をはじめとした活動をスタートさせてから、早20年以上の歳月が流れました。低炭素社会への転換が問題提起された2008年の北海道洞爺湖サミットの頃から、社会的に環境保全に向けた機運が高まりました。柴田代表を筆頭に、当法人は環境保全活動の先駆けの団体として、常に「新たな環境保全活動」という種を撒き続けてまいりました。2年前から本格的にスタートした「どんぐりから苗木一本運動 World Caravan」もその一つです。これまでに日本の約半分の都道府県と、海外5か所で、地元産の樹木の記念植樹と環境保全の啓発活動を実施する中で、私達自身、多くの負の遺産や、その地特有の文化や環境問題に触れてまいりました。実際にその地に赴かなくては分からない環境問題や社会問題が、国内海外問わず潜在しています。当法人は、フィールドに飛び出して自ら獲得した知識・経験こそが、絶え間なく変化する社会を予測し、適切な行動をとる「生きる力」となり得ると確信しています。12回目となる今年度の学生環境サミットにおいては、「〜負の遺産と共に環境と社会を考える〜 エコな取り組みを行う自治体などの観光マップ作り」と題し、参加者それぞれが、自らの目で見てきたスポットの環境問題を共有し合いました。(中野)
始めに当法人の柴田代表からの挨拶と、法人の活動紹介を行いました。環境保全のみならず、教育支援や震災復興等にも取り組む当法人の活動に、参加者の方々は興味を持ってくださいました。(飯塚)
昨年に引き続き、より多くの学生たちが集まる東京にて「第12回学生環境サミットin東京」が開催されました。現在、世界中で地球温暖化が叫ばれている中で、私たちのような若い力が地球環境をよりよくするため行動していくことが必要です。今日という日が、環境保全について考え、行動するきっかけとなればというご挨拶を柴田代表よりいただきました。(写真左)今回の環境サミットのテーマは「環境×旅」ということで、有名な観光地や参加者の方々が大切にしている場所から環境問題について考えてもらいました。ワークショップに入る前に私たちの活動拠点の一つである日光市の足尾を例として出させていただきました。皆さんも知るようにこの足尾では「足尾銅山鉱毒事件」という人災により緑が枯れてしまった地であります。現在に至るまでこの地では長年たくさんの人々により、緑を植える活動が行われてきました。今では「生涯学習のまち」として人々がかつての過ちから学びを得る「負の遺産」となって多くの観光客が訪れる地となりました。自分の大切な場所も今を生きる私たちの行動によっては変わり果てた地になってしまうかもしれません。自分の大切な地をこれからも先の未来の世代へ残していくため、また、参加者が少しでも環境に配慮した旅ができればと思い今回のワークショップを企画させていただきました。(増田)
今回のメイン企画である「エコな取り組みを行う自治体などの観光マップ」作り。言わずと知れた観光地から地元民しか知らない穴場のスポットまで、参加者のみなさん、それぞれの想いの詰まった写真がこの場に集まりました。初めこそ緊張した様子の参加者のみなさんでしたが、ワークショップが進むにつれ会話が弾みます。さすが、各々がたった1枚だけ選んできた写真です。各地のおすすめのポイントはもちろん、環境やエコ・マナーの話題まで話が尽きません。それぞれ紹介し合いながら、「私はこう思うのですが、みなさんはどう思いますか?」と不思議なことに自然と話し合いも生まれるのです。環境問題なんて難しそう、と1人ではなかなか考えないことでも、こうして学生さんどうしが集まると意見がすんなりと出てきます。ちょっとしたきっかけ、それさえあれば何も難しく考える必要はありません。このワークショップでは、みなさんにそのような場を提供できたのではないでしょうか。これを機に、少しでも周りの環境に目を向けるようになっていただけましたら幸いです。(松元)
グループで様々な観光スポットについて話し合い、その後にグループ以外の参加者の方々の紹介スポットを見て回りました。北は秋田県から、南は国境を超えてフィリピン、インドネシアまで様々な観光スポットがありました。自分の知らなかった場所を知って、「こんな素敵なところがあるんだ」「春休みにいってみたい!」「そんな環境問題のある地域があるのか」等、ポジティブな意見だけでなく、環境問題について新たな視点を発見できたという意見もありました。最後に、スポット紹介のワークシートを日本地図に貼り、環境問題について記された観光マップを作成しました。この観光マップを作ったことを忘れず、今後皆さまの旅がより有意義なものとなるきっかけとなってほしいです。(草野)
東京大学、筑波大学、首都大学東京をはじめとした関東圏内の大学から、遠路はるばる岐阜県からいらした学生など全国各地の学生がここ東京に集結しました。大学も違えば出身も様々です。そんな学生たちがいくつかのグループに分かれて、自分が大切に思っている場所の紹介や、そこで起きている環境・社会問題について熱く語り合いました。どの参加者も生き生きとした様子で話し、相手の話に耳を傾けていました。観光地と環境問題を結びつけたワークショップだからこそ、身近なテーマから環境問題について考えることができたことと思います。(写真左)また、「第12回学生環境サミットin東京」は多くの企業様よりご協賛をいただき、開催されました。各地の方言を使ったレクリエーションの景品として、那須動物王国様、浅草花やしき様、サンシャイン水族館様、コニカミノルタプラネタリウム“満天”様の招待チケットを参加者の方々にお渡ししました。(写真右)(増田)
今回の交流会は、団体で参加してくださった学生もいらっしゃいました。団体紹介ということで、2団体に参加者に向けて自分たちの団体の活動についてお話しいただきました。「学生ボランティアと支援者が集う全国研究交流集会」様では全国から600人もの学生を集めた学生ボランティア団体向けのシンポジウム開催についての紹介をいただきました。(写真左)また、ecoconさんからは「全国大学生環境活動コンテスト」という全国から大学生を集め、年間のグランプリを決める環境活動発表コンテストについてのご紹介をいただきました。(写真左)参加者はもちろん、スタッフ自身全国に様々な学生団体が活動しているということを知り、刺激となりました。同じ学生同士、切磋琢磨しあってよりよい社会を築いていければと思いました。(増田)
ワークショップを終え、会場のみなさんの緊張感も徐々にほぐれてきました。そんな中、ついにやってきました「全国方言グランプリ」。東京に出てすっかり標準語に染まった学生さんでも、聞くとどこか懐かしさや親しみを感じられるのがこの方言。とはいえ、自分の知らない地域の方言はまさに暗号です。「ちくらっぽ?!」と出題される方言の難解さに、頭を抱える参加者のみなさん。最後は、参加者のみなさんどうしがお互いの方言を紹介し合うことでポイントをゲットできる、ボーナスタイム。みなさん積極的に話しかけあい、会場の至るところで初めて聞く方言に驚きの声があがっていました。そして、ついにクイズの結果発表です。グランプリ、および上位20名様にはご協賛いただいた豪華景品をプレゼント。交流できた上にプレゼントも手にして、参加者のみなさんの笑顔も弾けます。ご協賛いただきました企業様、まことにありがとうございました。(松元)
参加者の中には環境保全に関する取り組みを日常的に行っている方々もおり、交流をする中で各団体の良さや課題が見えてきました。他団体も巻き込んだ活動を行いたい団体、他団体の運営方法を知りたい団体、様々な考えを持っている団体がいます。本サミットはそんな団体同士が繋がるきっかけとなりました。(飯塚)
本サミットで集まった全国のスポットの環境問題は、当法人独自の観光情報サイトに落とし込み、社会に発信致します。本サミットにより誕生する観光情報サイトを、「環境学習・社会学習の旅」のガイドとしてご活用いただければ幸いです。サイトは年内を目処に公開させていただきますので、どうぞご期待ください。本サミットにご参加下さった全国の学生の皆様、ご協力下さった企業様、関係者の皆様、まことにありがとうございました。