活動記録
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- 当日はマスコミの取材に追われる園長も、時間の合間を縫ってご参加くださいました。園長には、地球温暖化によって最近動物園で変わったことはございませんか?という問いに対し、今年はペンギン館で、亜熱帯地域などでよく耳にする「マラリア」が北海道で発生したという。※「マラリアについての正しい知識は?(NIID国立感染症研究所文献参照)」また地球温暖化によって様々な弊害も起きてるという。私たちは、皆さんに園長の生の声をお伝えするため、どんぐりラジオこと「Dラジオ」をその場で決行。台本もないまま尋ねたいことを聞いてみた。その様子はYouTube で配信している。私達が主催する「生きる力の養成学校」は、若者とともに25年もの月日を辿ってきた。年々若者たちが「生きる力」に目覚めていく中、今私達が本当に学ばなくてはいけない力とは、ある意味で考えると「生き抜く力」ではないだろうか。政府の発表では、今後30年以内に80%の確率で南海トラフ大地震が発生しるといわれている。その際の死者は、湾岸地域を中心に32万人を超える予想となっている。東日本大震災では、1万5千人を超える死者がでているが、それをはるかに超える死者となっている。また、全国各地で毎月のように起きている災害は、これからも必ず続くはずであるが、その災害に備えた準備は、皆さんは出来ているのだろうか?政府は災害を予知するため、様々なグローバル大学と連携しながら、調査を行っているが、これという決め手がないのが現状である。今後、気象庁が臨時情報を発信していくとあるが、地方自治体の防災担当者は、その情報に従って、住民に避難警報や勧告を発令するの事には消極的であるという回答を突き付けられている。それは、多くの自治体で避難場所の確保がなされていない為である。一般的には、学校や公共施設を避難所として提供するが、その学校や公共施設が老朽化などの理由により、避難所として機能しない可能性があることを忘れてはならない。そこで、我々は、自らの身を守る手段として考えなくてはならないのが自助である。公助・共助とあるが、まず、おのれの身を守れない者が、人を助ける共助や公助に参加できるのだろうか?ここで必要となる力が「生き抜く力」すなわち、本当の意味での「生きる力」ではないだろうか。皆さんには、守る家族や守らなくてはならない責任があります。その責任をどのように果たしていけばよいか解説します。まず災害に備えた準備と心構えを持つことだ。準備@安全な避難路と避難所(まごまごハザードマップ)を確認しておく。※災害の種類によって避難ルートは異なる為、災害の種類によって、避難路、避難所はわけて確保する。A水を含めた「避難用具(ビニールシートや傘を忘れないこと)の備え(1週間分)」B情報の確保(※スマホは使えません。)手動式ラジオおよび電池ラジオなどC防寒対策ならび厚手の毛布などD燃料(ガソリン・ガス・灯油など)などの準備が整え次第、家族を安全な所に避難させます。その後、使命に基づいた責任を果たします。この手順が皆さんの参考になれば幸いです。何故ここまでと、思われる方も多く存在するのかもしれませんが、私たちは、東日本大震災・熊本大地震・西日本豪雨災害でボランティア活動を通し、被災者ひとり一人に向き合ってきた結果、災害がもたらす被害を十分理解したうえで、災害に備えた持続可能な社会生活を送っている。また私たちは、旭山動物園で植樹活動を行なった翌朝、北海道の地で胆振東部地震の被害を受けた。 しかし、私には被災経験と知識がありました。決してその知識に媚びることなく北海道での活動を巡視しつつ無事帰着の扉へつくことができました。「備えあれば患いなし」を実感した日々を送って参りました。北海道では、今もなお避難所などで不自由な生活を強いられている々が数多くいることは忘れてはならない。また離れた地域からでもできることがあります。被災者の為に出来る時に出来ることからご協力ください。
- News!:「どんぐりから苗木運動in東北復興キャラバン」が新聞やNewsで取り上げられました。
NPOの活動
私たちの活動は、其々の人生学に基づいた自由な発想を基におもい想いの活動を通して社会貢献することにあります。
一般的な高等教育機関などでは専門的な技術を学ぶことはできますが、その技術を生かす為の思考(こころ)までは教えてはくれません。
そこで、とちぎ生涯学習研究会では、活動を通して物事に対しての考え方をはじめとした「こころ」を 学習してもらい
現代社会に対応できる人材育成と次世代の健全なる社会形成に貢献できる『ひと』創り(育成環境の構築)を行っております。
好奇心旺盛なスタッフをお待ちしております。 共に学び・共に笑い・共に感動し、そして其々の好奇心から生まれた活動が、将来の活きる糧(人間形成)と成り得ることを私たちは信じています。 NPO活動に参加したい方!お気軽にお問い合わせください。
2018年2月8日:サロンパスでおなじみの久光製薬(株)様(東証一部上場)からの当団体への支援が決定致しました。
久光製薬(株)宇都宮工場で寄付金目録贈呈式が行われました。
久光製薬(株)ほっとハート倶楽部では、毎年、日本全国から社会貢献を行っている団体を選出し支援を行っています。その支援団体に当団体が選ばれました。
柴田代表が長年にわたり行ってきた環境保全をはじめとした社会貢献活動が認められ、この度久光製薬様から寄付金目録をいただきました。当団体では久光製薬様の本社もある佐賀県鳥栖市にて記念植樹を行った経緯もあり、この受賞には縁を感じております。ほっとハート倶楽部では全国で活躍する団体に寄付を行っているとお聞きし、このようなお気持ちをいただくことで社会貢献活動に精を出せるような団体も増えるのではないかと感じました。また、今回受賞されました栃木県内で活躍されている他団体のご紹介いただき、大変刺激となりました。(小林)
今後の展望といたしまして、どんぐりから苗木一本運動を全国で展開し、多くの人々に環境保全の大切さを伝えていけるよう、精進いたします。今回いただいたあたたかいお気持ちは、これからの豊かな社会に向けて環境保全、震災復興、子どもたちへの学習支援といった形で活かしてまいります。学生スタッフ一同も、日々できるときにできることから、継続した社会貢献活動を行ってまいりますので、今後もご支援ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。(小林)
この度は、当団体へのご支援をいただき誠にありがとうございます。ご推薦いただきました皆様お気持ちに報いるよう精進して参ります。(代表:柴田)
2018年2月27日:「どんぐりから苗木一本国民運動in四国ファイナル(徳島県)」を実施しました。
鳴門の渦潮で有名な鳴門第一小学校で記念植樹を行いました。
当日は、徳島大学の学生さんや多くのメディアが取材に来てくださいました。徳島テレビからは、徳島テレビのゆるキャラが応援団として駆け付けてくれました。また、教育委員会をはじめとした記念植樹にご協力いただきました皆様に心より深く感謝申し上げます。(柴田)
この度は、徳島県鳴門市教育委員会様にご協力により選出いただいた、徳島県鳴門市第一小学校にて「どんぐりから苗木一本国民運動」を展開してまいりました。この度は、卒業記念も可ね、6年生63名の子どもたちが式典にご参加くださいました。 鳴門市では、豊かな環境、美しい景観を誇る徳島県鳴門市では、望ましい環境像として、「五つの環が光る 環光のまち・美しい鳴門」と いうスローガンを掲げ、環境づくりのために、子供たちへの環境教育の推進にも力を入れていらっしゃいます。 鳴門市第一小学校でも、子供たちの環境教育に力を入れており、地域と密着した環境活動を行っていると、校長先生から伺いました。 そのような、市や学校の方針のたまものか、そこに育つ子供たちは、学校に植えてある樹木の種類を把握し、私たちに教えてくれるなど、自然に対して関心を持ち、のびのびと成長している様子でした。 そのような豊かな心を持った子供たちは、当法人代表の、栃木県で起こってしまった公害問題と、その悲惨な影響についてのお話にも、遠い昔に起きた遠い関東での遠い出来事であると聞き流すのではなく、時折相づちをまじえながら、自分事として考え、真剣に耳を傾けている様子でした。(荒川)
この度私共は、鳴門市第一小学校を訪れ、記念植樹活動を行ってまいりました。こちらでは、「和親」「健康」「創造」の3つを校訓としているようです。小学校を訪れたときはちょうど休み時間だったようで、校訓の表すように制服姿でみんな元気に仲良く遊んでいる様子が見受けられました。 また、学校独自のISOがあり、節電や節水活動を保護者様とも協力して取り組んでいるお話を校長先生から伺いました。新池川での水質調査を行い、水質保全活動をしているそうです。そのように日頃から環境保全活動に取り組んでいるためか、児童たちはみんな真剣なまなざしで、代表の環境保全の大切さを訴えるお話に耳を傾けていました。 こちらの小学校では、すでに校庭にどんぐりの木(カシ)が植わっていました。校庭の周りにもたくさんの木が植わっており、普段から木と接する機会が多いようです。今回植樹したのはマテバシというどんぐりの苗木です。大切に育てて、たくさんのどんぐりの実のなる大木に成長することをNPOスタッフ一同心より願っております。(草野)
徳島大学の学生にも参加していただき、一緒に記念植樹を行いました。徳島大学のふるさと愛好会さんでは、地方創生のため地域とのつながりを大切にし、様々な場所で活動をされています。そのような地元を愛する学生とともに今回の植樹を行うことができ、大変うれしく思います。今後も徳島大学の学生にどんぐりの苗木の成長を見守っていただき、これから大きく成長するどんぐりの木が環境保全活動を象徴するシンボルとなることを願っています。(小林)
記念式典にはメディア関係者の方々も、駆けつけてくださりました。地元のテレビ局と地域との結びつきは強く、鳴門第一小学校では毎年、児童の6年間をダイジェスト放送する企画が恒例となっており、学校行事には欠かすことの出来ない存在となっているようです。本日の記念式典が、鳴門第一小学校の皆様にとっての思い出の1ページとなれば幸いです。 (下山)
卒業生の植樹が終了した後、卒業生代表より当団体の代表へメッセージが送られました。卒業記念の植樹として、今後も継続的に関わって行きたいという想いは、会場全体へ広がり、このどんぐりから苗木一本国民運動によって植えられたどんぐりの木がこれからの地域のシンボルとして大切に育てられていくことが伝わってきました。(寺澤)
この度の植樹活動は、鳴門市教育委員会、鳴門市第一小学校様、ご共催いただいた、有限会社市岡造園様をはじめ、鳴門市のテレビ局、新聞社、徳島大学に通う学生さん等、多くの地元の方々に、主旨にご賛同いただき、協力をいただきました。さらに、地元のゆるキャラ、ムヤくんにも植樹にご参加いただきました。 皆様のおかげで、子どもたちが喜ぶ記念式典とすることができました。誠にありがとうございました。 今後も、「どんぐりから苗木一本国民運動」は、日本全国で継続して行ってまいります。皆様の期待に応えられるよう、尽力してまいりますので、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。(荒川)
鳴門市教育委員会をはじめとして、鳴門市第一小学校の皆さま、地域に根差すどんぐりの苗木の選定をしてくださった造園様、駆けつけてくださった徳島大学の皆さん、この植樹に際してご協力くださった皆様に心より感謝申し上げます。今回植えられたどんぐりの木は、卒業生の記念樹としての意味も込められ植えられました。卒業まで短い期間ではありますが、このどんぐりを大切に育てていってもらえればと思います。また、卒業してからも緑のバトンを在校生に託し、学校全体でこの木の成長を見守っていってもらえれば、嬉しく思います。(増田)
2018年2月28日:「どんぐりから苗木一本国民運動in四国ファイナル(高知県)」を実施しました。
自然豊かな山々に囲まれた久重小学校で記念植樹を行いました。
高知工科大学の学生さんのご協力により、「カツオにゃんこちゃん」や「とさけんぴクン」が応援団として駆け付けてくれました。高知放送の取材もあり、地域の子供達や地域住民にとって意味深い記念植樹となりました。最後に、教育委員会をはじめとした記念植樹にご協力いただきました皆様に心より深く感謝申し上げます。(柴田)
高知市教育委員会様より紹介をいただき、高知市立久重小学校にて記念植樹を実施いたしました。久重小学校は山に囲まれた自然豊かな場所に位置し、校舎は地元の木を利用した木造建築の校舎で、オープンワークができるような造りになっており、都市美デザイン賞も受賞しているそうです。通っている子どもたちも普段から多くの自然と触れ合っているとお聞きしました。苗木の贈呈式には、1年生から6年生までの全校生徒に参加していただきました。代表の挨拶にて紹介した栃木県足尾銅山鉱毒事件のお話も、少し難しい内容ではありましたが、皆さん真剣に話を聞いている様子が見受けられました。自然を大切にする心を持つ、やさしい生徒様とともに植樹活動ができたことをうれしく思います。(小林)
高知県高知市久重小学校の植樹には、地元のゆるキャラ、「カツオにゃんこちゃん」、「とさけんぴくん」も、当法人の応援団としてご参加くださいました。二人のアイドルが姿を現した瞬間、子どもたちはそのかわいらしい姿や動作に大興奮でした。 ゆるキャラと共に植樹をし、写真を撮った思い出は、子どもたちにとって大切な小学校時代の記憶となって残っていくだろうと感じました。(荒川)
久重小学校は緑に囲まれた、自然豊かな山々の間に建てられた学校です。豊かな自然の中で、たけのこ掘りや季節行事など、様々な体験活動を取り入れており、高知市教育委員会の特認校として、学区にとらわれず多くの児童様を受け入れています。授業風景を見学させていただきたいた際には、教室の仕切りがなく、異なる学年の児童の皆様同士が隔たりなく交流できる空間となっていたことが印象的でした。そのせいか、久重小学校の皆様はとても仲が良く、素直なお子様ばかりであると感じました。 この度寄贈させていただいた苗木は、クヌギという樹木で、季節になればたくさんのどんぐりを実らせるほか、樹液が森の昆虫を寄せ付けることもあります。未来のお子様に、より良い遊び場、環境学習の場となってもらえれば、これに勝る喜びはありません。木々の成長とともに、久重小学校の児童の皆様も立派に成長してくれることを願っております。(下山)
高知県のゆるキャラである「とさけんぴ」と「カツオにゃんこ」が見守る中、今回のどんぐりの植樹が行われました。ゆるキャラの登場に終始笑顔の子どもたちの様子が見受けられました。子どもたちより少し背の高いどんぐりの苗木。これらかもどんどん大きくなっていくことが予想されます。それと同時に九重小学校の子どもたちもどんぐりの苗木と一緒に大きくなっていってもらえたら嬉しく思います。今は冬の時期で葉っぱが茶色のどんぐりの苗木ですが、季節が変わり、青々とした葉っぱが輝く時期がくることでしょう。(増田)
高知県にある久重小学校では、学校の周りがたくさんの山々に囲まれていました。学校の屋根の瓦には、防災対策の一環で学校の名前が大きく描かれておりとても目立っていました。そんな山奥の小学校まで、当団体の活動の応援にと、高知のゆるキャラ「とさけんぴ」と「カツオにゃんこ」が駆けつけてくれました。お二人の可愛らしい姿と、お客様精神のアピールパフォーマンスに児童たちのみならず、私たち大学生や学校の先生方も楽しく記念植樹式典に臨むことができました。こちらのゆるキャラは、地元の高知工科大学の学生さんたちが声をかけて、今回応援に来てくれました。高知工科大学の皆様、本当にありがとうございました。 今回植樹をしたどんぐりは“クヌギ”というどんぐりの苗木です。このクヌギは、生まれて4,5年の木で、今後お世話をしていけばすくすくと育って、どんぐりの実のなる大きな木へと成長するでしょう。大きな木になれば、カブトムシが寄ってくるようになり、子供たちにとってもより親しみやすい存在となります。大切に学校のみんなでお世話をして、ここから自然の大切さを学び、環境保全活動の輪が広がることを私たちNPOスタッフ一同心から願っております。(草野)
植樹の式典が終わった後、子どもたちは一斉に応援団のカツオにゃんこやとさけんぴくんの元へ駆け寄りました。子どもたちは2体に興味津々。触ったり話しかけたりしていました。大人気の2体はウインクをしたりダンスを踊って会場はさらに盛り上がりを見せました。子どもたちは応援団のサポートもあり、この植樹の思い出はいつまでも心に残ることでしょう。(寺澤)
最後は久重小学校の児童様、先生方、応援に来てくれたカツオにゃんこちゃん、とさけんぴくんも一緒に記念撮影を行いました。高知工科大学の学生さんがゆるキャラを呼んでくれたこともあり、子どもたちは常に笑顔を見せてくれていました。子どもたちからは「どんぐりが大きくなるまで大切に育てて、はやく実をつけてほしい」と頼もしいお言葉をいただきました。あたたかく迎えてくださった久重小学校で記念植樹を実施することができ、心より感謝いたします。そして、高知県産のどんぐりの苗木を提供いただき、当日まで準備を進めてくれた日本造園建設業協会高知県支部の皆様、式典の行程など丁寧に対応くださった久重小学校校長の上村先生、当日取材に来ていただきました高知放送様、建通新聞様、皆様のご協力によりどんぐりから苗木一本国民運動in高知が無事に終了できましたこと、深く感謝申し上げます。(小林)
2018年4月8日:栃木県知事も応援するラジオ番組「TSALL」がスタートしました。
FM77.3 宮ラジにて、偶数の日曜日*正午より〜 ON AIR〜 (PM12:00〜12:55)
当団体がプロデュースする「Social Worker(TSALL)」は、全国の学生が主体となって、おもい想いのボランティアを通して学んだ、教育問題(学習支援・学習障害・不登校・いじめ・パワハラ等)・環境問題(地球温暖化対策・エネルギー政策・疫病)・危機管理対策(自然災害・震災復興・有事)など、社会問題を含む様々な活動に精通した方々からの地域情報を配信する番組です。
コメンテーターは、Now!話題の中心人物を起用。メインMCは学生中心です。志豊かな学生達が(宇都宮つながり・あるある!)皆さんの知らない世界を紹介していきます。
番組を一緒に盛り上げてくれる仲間(学生)も募集しております。詳しくは、Mail若しくは、お電話で!(待ってまーす!)
番組がスタートするとともに、ゲストに栃木県知事を迎えるにあたり、栃木県庁舎内で各部署関係者を集めた(計10名)会議を行いました。
当法人主催のラジオ番組「とちぎ生涯学習研究会プロデュース『TSALL』」に、ご多忙であるにも関わらず、栃木県知事である福田富一様にご出演いただくことになりました。そちらの実施に向けて、栃木県職員の方々と打ち合わせをさせていだきました。 知事からは、栃木県をあげて力を入れていらっしゃる環境保全活動について、詳しくご教授いただく形を予定しております。 今後も内容をより濃くするため打ち合わせを重ね、栃木県から、全国に環境保全の意識を啓発していく機会となるようなラジオ番組させていただければと考えております。 (荒川)
4/8(日)、ラジオ放送ミヤラジにおいて、当法人プロデュースの「TSALL」がスタートしました。初回の放送は当法人の活動内容の紹介、勉強のお悩み相談や新生活情報をお送りしました。声だけで伝えるということはとても難しいと感じましたが、これからも生放送を続けていくとなると、自分自身の成長にも繋がるのではないかと思いました。放送中、メッセージもたくさんいただき、活動の励みとなりました。メッセージを送っていただいた方、ありがとうございます。今後の放送でお返事をしていきます。視聴者の皆様が、少しでも環境保全活動や教育支援活動を身近に感じていただけるよう、楽しい放送をしていきたいと思っております。ぜひ、多くの方々にお聴きいただければ幸いです。 (小林)
初回放送では、学生スタッフ3人とミヤラジのナビゲーターと共に、当会の栃木県内における環境保全活動について対談形式で放送しました。放送中、インターネット上でもライブ配信を行い、宇都宮を始め東京や仙台など全国各地の方からの視聴や応援メッセージをいただきました。放送では宇都宮生活の便利情報も発信し、新大学生・社会人の方々の「生きる力」の養成を目指しています。「NPO法人とちぎ生涯学習研究会プロデュース TSALL」は、今後も当会の活動を全国の皆様に発信するとともに、多くの方々に「生きる力」に役立つ情報を提供してまいります。 (寺澤)
5月21日:FM放送RADIO BERRYから「エコな取組を紹介する番組(エコラジ)」の出演依頼がありました。
(76.4FM)6月の毎週金曜日AM10:30〜のエコラジは(TSALL)でしょう!
当団体では、「何事においても一生懸命がんばる人達(老若男女)を応援しています!」今回は、本分である学業とボランティアを両立しながら一生懸命「生きる」を実現している学生有志に出演していただきました。当団体には、一生懸命がんばっている人達が必ずフォーカスされる環境があります。人は、フォーカスされることによって成長します。何故なら人々の評価によって、学ぶことの大切さをより実感できるからです。
さて、6月の金曜日AM10:30〜は、エコラジ(TSALLスタッフを参照!)アナウンスする力と文章力をジャッジ!下記に進む。
この度、RADIO BERRY様が企画、放送していらっしゃる、「たいらやpresentsエコラジ」という番組に、当法人がゲストとして出演することが決定いたしました。こちらの番組は、毎週金曜日の10時14分前後に放送されており、栃木県内のエコピープル、つまり、「エコ」な活動をしている県民を毎月ゲストとして招いて放送されています。当法人の、柴田代表が提唱し、長年先輩方から受け継がれてきた環境保全活動を評価いただき、6月の放送で出演させていただく運びとなりました。様々なメディアに出させていただくことを通して、当会でご紹介させていただく環境保全活動を、電波の風に乗せて県内外に広めていくことができればなと考えております。6月の毎週金曜日、10時14分から、ぜひお聞きください。(荒川)
RADIO BERRY様よりお声かけをいただき、番組収録の機会をいただきました。エコな活動紹介ということで、足尾で行う植樹活動や、どんぐりから苗木一本国民運動全国キャラバン、アフタースクール・寺子屋についてお話をさせていただきました。どんぐりから苗木一本国民運動は、自らの手で樹木を育て、それが環境の為になってゆくプロセスを学ぶことができる、環境保全啓発活動です。視聴者の方が、エコを心がけるきっかけ、そして自分も活動に参加したいという気持ちになっていただけたら嬉しく思います。(小林)
2018年5月26日:初夏の世界遺産日光で「第10回:親子で遺産を巡るみどりの植樹ツアーin日光」開催(満員御礼!)
全国から多くの大学生が駆けつけてくれました。また栃木県内では、志し豊かな親子連れがご参加してくださいました。
当法人では、毎年4月と5月に足尾への植樹ツアーを開催しております。今年の植樹活動でも、小学生親子から、学生、社会人まで、様々な年齢層の方にご参加いただけました。足尾に向かう道中では、子どもたちや、初めて足尾への植樹活動に参加してくださった学生さんたちに向けて、分かりやすく足尾の歴史と現状を伝えていくため、レクリエーションを行いました。バスの中では、足尾に詳しい「エコ博士」と、とちぎ生涯学習研究会の学生や、地域の子供たちが、足尾の山に植樹するために、足尾と地つながりの山で採集し、育てたどんぐりの苗木、「苗木君」が登場し、足尾の歴史や、環境問題についてのクイズを行いました。クイズ内で初めて知ったという知識も多くあったというお声もいただき、子供たちも学生も楽しみながら学んでいただくことができたのだなと感じ、嬉しく思います。(荒川)
今年で10回目となる5月の植樹ツアー。参加者申し込み多数により満員御礼で実施致しました。華やかな東照宮と負の遺産足尾のある日光へ向け、バスは出発!そんなバスの中、なんとかの有名な?エコ博士が現れました。しかもひょっこり苗木くんも同行。足尾からなぜ木がなくなってしまったのか。学生一人ひとりが地球環境のために一体何ができるだろうか。ゲームやクイズを通して学びました。小学生の参加者からは、足尾の歴史を積極的に発言するなど、普段のアフタースクール・寺子屋での環境保全活動の学びが活かされた光景が見られ、環境の大切さの伝承が進みつつあることを感じました。(寺澤)
今回の植樹では、桜の木と馬酔木を植えました。桜の苗木はシカ等に食べられないよう害獣除けネットで囲みました。2回以上参加しているお子様は、なぜネットで囲われているのか、前回のことをしっかり覚えてくれていたようです。1本でも重量のあるずっしりした苗木でしたが、子ども達は親御さんに頼ることなく自ら運び、植えることができました。(飯塚)
足尾に到着後、苗木にあげる水を汲んだ後、今回植える馬酔木(アセビ)の苗木を参加者1人1本運びました。これから植える苗木を見て心弾ませながら植樹場所まで運び、早速親子で植樹!先程まで布で包まれていた苗木が、足尾の地に根ざした光景を見て、参加者の皆さんは皆にこやかな表情をしていました。この瞬間植えられた苗木が、足尾の土地で育ち、また新たな命を生み生命の循環が続いていくことを願います。(寺澤)
この度の植樹ツアーでは、県内外の学生や子供たちにご参加いただきました。初めて植樹を行った学生さんも、学生同士、話をしながら楽しく植えていただき、嬉しく思います。また、子供たちの中には、今年が初めてではなく、何度も当法人の植樹活動に継続してご参加いただいている方もいらっしゃいました。何度目でも、親子で植樹をすることは楽しい、とのお声をいただくことができ嬉しく思います。また、この植樹活動には、当法人の先輩方にも多くご参加いただきました。みなさん社会人であり、お忙しい中であるにもかかわらず、6名の先輩方にご参加いただきました。先輩方の中には、今年で15回目の植樹ツアー参加であるという方もいらっしゃり、「継続」することの大切さを改めて感じました。皆様も、一度のみではなく、今後とも足尾への植樹活動にご参加いただき、足尾に緑がよみがえっていく様を見守っていただきたいなと考えております。(荒川)
今回の植樹活動には、全国から学生が参加しました。また、栃木県に住んでいる方でも初めて足尾を訪れた方がたくさんおりました。小学生親子は、親と子供で仲良く協力しながら植樹している姿が印象的でした。一人一人が木(アセビやドングリ)を受け取り、楽しそうに植樹をする姿が見受けられ、主催者側も嬉しく思います。参加者の皆様には、継続的に植樹活動にご参加いただき、植えられた苗木が大きくなった姿を見届けてほしいと思います。(小林)
毎年開催している5月の足尾植樹ツアーですが、今回は記念すべき10回目となりました。また、今回は総勢45人もの参加者の方々にお集まり頂き、より多くの方々に植樹活動を通して環境保全について考える一つのきっかけになったのではないでしょうか。宇都宮市内の小学生親子も20人程植樹活動をし、当法人がモットーとしている母子一貫教育を達成できたように感じました。また、小学生親子のみならず、 本ツアーには各地の大学生(東大、東北大など)も参加してくださり、全国を巻き込んだ植樹活動となりました。参加者の皆様からは、「良い体験になった!」「また来年も植樹活動に参加したい!」との嬉しいお言葉も頂きました。普段の大学生活のなかでも、ツアーで学んだ環境保全の大切さを忘れずに、地球に優しい行動をしてほしいと思います。木を植えることだけが環境保全ではありません。節電・節水、ゴミの分別など、日常で出来ることがたくさんあります。そういった小さなこと一つ一つを行動に移し、そして環境保全の意識が全国に広がることを願っております。(草野)
現地では班ごとに分かれ、植樹活動を行いました。今回植えた木は「アセビ」という木の苗木で、足尾にいるシカなどの動物に食べられないよう、葉に毒が含まれているそうです。植樹の際は、親子や学生同士で声をかけあってコミュニケーションをとり、また、造園の方の丁寧なご指導によって、充実した植樹活動にすることができました。この植樹活動を、子供たちや学生さんに環境問題について改めて考えてもらえる機会として活用していただけたらと思います。しかし、一回の植樹活動が環境に及ぼす影響はごくわずかです。この植樹活動をより有意義なものにするために、より多くの人々を植樹活動に巻き込み、また、繰り返し参加していただけるものになるよう、努力していこうと思います。
午後は日光東照宮周辺の観光をしました。遠くから参加した学生は、日光が初めてでとても楽しそうにしておる様子でした。私たちは何度も訪れていますが、季節によって違う顔を見せたりと、観光にはとても適した場所だと思います。東照宮のきらびやかなイメージがある日光ですが、その裏では足尾という負の遺産があることを、忘れてはいけません。参加者の皆様には、今回の植樹活動を通して、自ら足尾の復興に関わることはもちろん、足尾の歴史と今を伝えていくことも大切だということを感じていただけたかと思います。終わりに、植樹ツアーに参加していただいた皆様には、大変感謝をしております。また来年も植樹活動はありますので、継続的に参加をしていただければ幸いです。(小林)
この度は、「第10回 親子で遺産を巡るみどりの植樹ツアーin日光」にご参加頂きました参加者の皆様、誠にありがとうございました。今回参加者の皆様が植えて頂いた木は、足尾の動物たちに食べられてしまうことがない「馬酔木(アセビ)」です。皆様がたくさんの苗木を植えて頂いたことで、また足尾の山に緑を取り戻すことができました。今後とも当法人では、定期的に植樹ツアーを開催していく予定です。今回参加して下さいました皆様、そして残念ながら今回は席が埋まってしまい参加できなかった方々も、来年またツアーにご参加ください。その時はお友達も誘って、植樹を通して地球に優しい活動をすることはもちろん、今年植えた苗木たちがすくすくと成長した様子を一緒に見に行きましょう。植樹活動のあとは日光東照宮観光も出来ますので、全国の仲間と楽しいひとときを過ごすのも良い思い出になります。当法人では一緒に楽しく活動をしてくれる仲間を募集しております。植樹活動以外にも、子供達への環境保全授業やラジオ番組「TSALL」での環境保全啓発活動など、さまざまな形で"今できるときにできることを"をモットーに日々活動しております。皆様のご参加、お待ちしております。最後になりますが、本ツアーにご協力頂いた栃木県造園建設業協会様ならびに宇都宮観光バス会社様に深く御礼申し上げます。誠にありがとうございました。(草野)
2018年7月10日:「西日本豪雨災害」被災者支援活動がスタートしました。
阪神淡路大震災、そして東日本大震災・熊本地震と、常に若者の陣頭指揮を執り、被災者の為に尽力を重ねてきた柴田代表の一声から私達の活動が始まりました。
-はじめに-
この度の西日本を襲った記録的な豪雨により、犠牲となられた皆様に 対し深く哀悼の意を表しますとともに、被害に遭われた皆様とそのご家族、関係者の皆様に謹んでお見舞いを申し上げます。(代表:柴田法幸)
代表自ら栃木県公安員会や宇都宮市役所へ赴き、被災者支援募金の手続きを行いました。また代表は14日からの3日間、体感40度を超える炎天下の中、陣頭指揮を執り募金活動に尽力していました。
被災者の為に尽力する代表の後ろ姿に、次々と若者が募金活動に参加してくださいました。また、若者たちの熱意に通行人から多くの温かいお言葉と支援募金をお預かりすることができました。
「この度、温かいお言葉と、支援募金にご協力いただきました皆様へ、本当にご支援ご協力ありがとうございました。(代表:柴田法幸)」
眩しい日差しが降り注いだ三連休、JR宇都宮駅西口にて西日本豪雨被災者支援募金を行いました。この度の西日本豪雨(平成30年7月豪雨)は、多くの方が犠牲になり平成最大の被害をもたらしました。募金活動にご協力頂いた皆様の想いとともに、NPOスタッフ一同、強い決意をもって現地での支援活動に当たってまいります。(国立大学法人 東北大学 博士課程 中野雄登)
募金活動を実施した三連休の宇都宮市は、連日最高気温が35℃を超える猛暑日となりました。同じく暑さの中で戦っているであろう、西日本豪雨で被災された方々、現地で支援活動している方々を想いながら、スタッフ一同懸命に声を張り上げました。
老若男女問わず多くの方が西日本豪雨支援募金にご協力くださいました。皆様から頂いたお気持ちとともに、当団体が直接現地で視察・ニーズ調査を行った上で、被災された方の心に寄り添った必要な支援活動を行ってまいります。
当団体は、阪神淡路大震災でボランティア活動を共にした柴田代表と学生達が中心となり活動をスタートさせました。また、東日本大震災や熊本地震など、大規模な災害が発生する度に、被災地へ赴き、そこで得られた情報に基づいた的確な支援活動を行ってまいりました。この度の西日本豪雨災害においても同様に、現場主義、未来志向の支援活動を展開してまいります。
連日の募金活動では、スタッフが被災地支援の決意を胸に、行き交う人々に全国一致団結した支援の必要性を訴え、支援を呼びかけました。当団体の想いに共感した多くの方々がご協力くださり、励ましの言葉をかけてくださいました。
JR宇都宮駅で被災者支援募金を行っている頃、広島県呉市入りしている団体スタッフがし現地の社会福祉協議会などと連携をして、土砂被害が甚大であった天応地区入りし、現地調査並び地域ボランティアとともに、がれきの撤去や土砂のかき出しなどを行いました。
呉市天応地区にて被災地域のがれきの撤去や土砂かき出し作業を行いました。 呉市の中でも特に被害の大きいこの地域では、未だに多くの家庭になだれ込んだ土砂が残ったままの状態です。酷暑の中での作業は熱中症の危険もあり、10分毎に休憩を取りつつ進める等、早期の復旧を願う気持ちを抑えつつも少しずつ進めなければならない状況です。 加えて土砂に混ざった木々や、乾燥した土砂の影響により思うようにスコップが入らず体力だけが消耗されます。今後も継続した活動を通して、求められる支援を考え、被災者の方々の力になれればと思います。
2018年7月26日〜:「西日本豪雨災害」被災地域(愛媛県・広島県)現地調査に入りました。
住宅街、山間部、離島に至るまで広域にわたり家屋の倒壊や土砂災害、がれき被害が拡散していました。
私達、東北・関東地方スタッフが、JR宇都宮駅前で「西日本豪雨災害」支援募金活動を行なっている頃、中国地方スタッフが7月14日から現地入りをして、がれきの撤去作業や土砂のかき出し作業を行ってきました。そして同時進行で進められたPTSD(Post Traumatic Stress Disorder:心的外傷後ストレス障害)に対応した学習支援実施に向けた活動をスタートさせました。 私たちは、阪神淡路大震災に始まり、東日本大震災や熊本地震で経験してきたPTSD(Post Traumatic Stress Disorder:心的外傷後ストレス障害)に対応した学習支援の場を被災者家族に提供すべく、被災地域の行政や近隣の有識者ならび大学生に協力要請を行い実施に向けた準備を整えて参りました。
その結果、微力ではありますが数名からの申し出があり、ボランティアの受け入れ態勢を整えるべく現地入りし、状況確認や適材適所の人材配置を提案しております。また活動においては、二次災害や二次被害が発生しないよう様々な観点から、行政と交渉をしております。
広島県呉市に「西日本豪雨被災者支援室」開設に伴い、引き続き広島県坂町および呉市でボランティアスタッフを継続的に募集しておりますので、お時間にゆとりのある方は、是非ご協力をいただければと思います。(代表:柴田)
この度の現地調査では、愛媛県宇和島をはじめとした瀬戸内海の離島、そして広島県県内の市町村を調査して参りました。宇和島では3週間経った現在も、断水している地域があり、日々、給水車によって生活用水を賄っている状態が続いている。また、宇和島を結ぶ主要道路はこの度の災害によって遮断され、交通渋滞が日々続いている。被害の大きかった地域では、学校にも水が入り、外気温が30度を超える日々が続く炎天下の中、被災地の所によっては異臭を放ち、食中毒に十分気を付けるよう注意喚起がなされていた。
災害ボランティアセンター兼避難所(公助)では、日々全国からのボランティアが集い、時折ボランティアの送迎バスによって交通渋滞も起きていた。避難所では、高齢者の方々が多く子供達を抱えたご家庭は数えるほどでしかなかった。被災地では夏休みを前倒して取っているらしく、大半の親子連れのご家庭は、ボランティアの力(共助)を借りて、自ら家の再建(自助)に向けた行動を取られている姿がとても印象的だった。(生きる力・生き抜く力、そして、子ども達を持つ親は、次代を生きる子供達の模範とならねば!)
この度の災害のメカニズムは、豪雨によってもたらされた大量の雨水が、人が考案した設計図に基づいた森林整備や砂防などに過信し、土留の役割を果たす森林は、自然林から伐採林へと移り変わり、土留めの役割を果たせず、土砂災害を誘発させ、その土砂が砂防をせき止め、まとまった水が、一気に下流へと押し流された姿がこれだ。
広域にわたる被害地域を見てみると見えてきたものがある。それは、人の手によって開拓され改良が加えられている地域に被害が多いということだ。反対に愛媛県隣県の高知県では、自然林も多く、日本一の清流を誇る四万十川の上流地域では、被害が少なかったという。これは、我々人類に自然界からのメッセージなのかもしれない。過度な人類の文明と発展は、自然界にとっては、いいことばかりではないのかもしれない。(考えよう。必ず答えはあるはずだから。)
広島県呉市に入ると、まず驚かされたのは生活用廃材。3週間以上たった今日でも処理を待つ廃材の山、其々の想いの詰まった家具や生活用品が一瞬にして、廃材となる瞬間が思い浮かぶようで心が痛くなりました。必ず誰もが、ひとつやふたつ想い出が詰まる大切なモノがあると言われています。その大切で捨てられないモノがどこかにいってしまった。そんな悲しい経験をされている方も多くいることかとも思います。そんなことが、いつ起きても不思議ではない環境になりつつある現状に複雑な思いが交錯します。
前回の訪問時には見られなかったものとして、空き地に大量に集められた生活廃材があった。今後は分別仕分け作業等が必要であり、常に現場では必要な作業、必要な物資、必要な人材が変わる中で、求められるボランティアが必要であること、また状況を先読 みし過去の経験を通して、今後必要となるであろう支援を提案していく必要性も強く感じた。
私達が宇和島や広島でボランティアを含めた現地調査を行っている頃、北極圏では30度を超える気温を記録し、国内沖では台風12号が発生し、過去に類のない動きをし、放物線を描きながら私達が活動している広島へと向かってきた。各避難所は、一斉に台風に備え臨戦態勢になった。後に被災者からヒヤリングをしてみると、高齢者の口から次々とこのようなお話を伺った。「私はこちらの地区に半世紀以上住んでいるが、こんな災害は初めてだ。」というお話を聞かされた。実は私は、以前にも同じようなお話を沢山の被災者から伺っていた。阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本地震でも口々に人々は語った。これを意味するものは、人類は本来、地球という生命体に生かされている生物であるが、人類の自然界に対する欺瞞が引き起こした結末であると思う。これから毎年、毎月のように全世界のどこかで同じようなことが起き、そして悲しむ人々の姿が思い浮かぶようだ。私は、数十年前からこのようなことが必ず起きると予想してきたが、災害の頻度が月日を追うごとに増してきている。いつどこでも起きてもおかしくない災害に対し、真摯に受け止め、私たちにできることを今から始めよう。手に手を取って。私達の未来は、そして子供たちの未来は、地球上の生態系の頂点を極める人類が責任を取らなくてはならない。生きるものの代表として。(代表:柴田法幸)
左下の写真は、呉市でも被害の少ない地域のまちづくりセンターで、被害の大きかった天応地区と坂町地区の中間地点で、山の頂上付近にある住宅街の一角にあった。とても災害があったと思えるような地域には感じられなかった。反対に右下の写真は、同じまちづくりセンターでも、がれきや土砂の粉塵が飛び交う天応地区にある災害ボランティアセンター兼避難所である。こちらの施設の前には川が流れ、数百メートル上流には、一時避難所にもなっていた中学校もあり、その中学校もこの度の土石流の被害を受け、中学校上流から押し流されてきた土石流によって、川沿いの住宅は大きな被害を受けた。
川沿いから一歩入った住宅街では、被害も少なく現在も生活を続けている住民がいる。 大半の住民は、やはり高齢者で、新築の家も立ち並ぶ地域もあり、多くの子供連れと思われるご家庭は身の安全を最優先に考え、その住宅地を離れ、別の地域で暮らしているという。この度の豪雨災害で、天応地区災害ボランティアセンター長の話によると、100世帯以上のご家庭が被害にあわれているという。また、この地区の小中学校に通われている子供たちの大半が、転居して生活を送っているという。
豪雨災害からす1カ月がたとうとしているこの瞬間も、天応地区では道路が川となり、長靴でもはかなければ、理髪店へも行けないという。写真の理髪店は、このような状況であっても、たくましく営業を再開させているという。このお店まで、車が往来できる主要幹線道路からは、徒歩でしか行けず15分くらいである。
日々こちらの地域では、がれきの撤去や土砂災害による粉塵が巻き上がり、応援で来ている地方自治体職員や自衛官も炎天下の活動に体力を消耗し困惑している。
最も被害が大きかった広島県呉市天応地区奥地、住宅は、ほぼ土砂によって流され、生きるものすべてを飲み込んでいた。
呉市の通勤路線呉線である。未だ手つかずの状態が続いており、予定では今年の11月開通を目指しているという。
呉市天応地区の隣に位置する坂町では、天応地区に次ぐ被害で被災者も多いが、子ども達に向けた被災者支援をいち早く取り入れた地域のひとつでもある。
地区によっては市外に転居している世帯も多く、将来的にまた戻ってきてもらえるか不安であるというボランティアセンター長の言葉が印象的であった。災害をきっかけとして人口が流出し、ひとつの集落が無くなる可能性がある。足尾銅山鉱毒事件の松木村、東日本大震災での大熊町、熊本地震での益城町等と重なる部分を感じた。
2018年8月22日〜:「西日本豪雨災害」被災地域(広島県坂町)でPTSDに対応した学習支援活動がスタートしました。
呉市在住の現地スタッフとともに広島県内に住まいの大学生がボランティアとして参加下さいました。
私たちは教育委員会や学校に活動経緯をお伝えに御伺いした後に、地域住民の「生の声」を聴きに、一軒、一軒ドアをたたく活動から始め、学習支援活動をスタートさせました。 私達が、日頃皆さんにお伝えしている「ひとが同じ過ちを繰り返さないために(風評被害もそのひとつです。)・・・」何が現場で起き、何が現場で必要なのかは、現場で活動している者しか感じえることはできませんし、一方で、ネームバリュー肩書のある方々のお話(誹謗中傷)をうのみにして、核心が全く見えていない方々が多くいる社会の中で、私たちは、本当の意味での社会活動とは、何を意味するのかを実感できる活動を日々行っております。被災地では、憶測やデマが飛び交う中、被災者に寄り添うことのできる方々「生の声を聴ける方」は、数が少ないのを実感させられました。これは、西日本豪雨災害に始まったことではないですが、阪神淡路、東日本、熊本大地震、現場(被災地)を知らない方が、ネームバリュー肩書だけで、現場を語ることが間々ありますが、それに果たして意味があるのだろうか?(皆さん、よく考えてみよう。)
広島の暑い夏とともに、73回目の終戦記念日を迎え、改めて感じ入ることは、終戦記念日とともに精神疾患を伴ったPTSD(Post Traumatic Stress Disorder:心的外傷後ストレス障害)患者が多く存在したということを忘れてはならない。現代社会では、戦後73年を迎え、戦争を知らない人々が社会でひしめいている中、震災や災害は知っている、または経験した。という人々は多くいるはずだ。戦争同様、多くの被災者が精神疾患を患い日々生活を送っている。厚労省の調査によると、戦後8000人を超える精神疾患を患い入退院を繰り返していたものがいるという。2018年の調査でも、今だ3人、戦後のPTSDに悩まされて入退院を繰り返している人がいるという。私は厚労省の発表は、ほんの氷山の一角ではないのだろうかと考えている。とは言え、現在社会に目を向けると地球上の世界各地で頻繁におきる未曽有の災害。人類は今後どのような選択肢を強いられるのかは、わからないが、未曽有の災害に備えた思考を身に着ける必要があるのではないだろうか。有識者のなかには、PTSDについて過去の事と称して、記憶の中から消去していこうという動きがあるが、本当にその考え方が正しいのかどうかは、有識者でも語れるはずがない。その際に使う有識者の表現は「ケースバイケースです。」と語るようだ。では、被災者に置き換えて考えてみよう。突如起こる未曽有の災害では、どのように対処すればよいのだろうか?PTSDを発症した人々に、もし、どうようの災害が起きた場合には、?(考えよう、必ず答えはあるはずだから。)
私たちは、様々な主義主張があるなか、ひとを創り育てる活動を提唱している。「戦争はいけないこと」平和教育の拡充とともに戦争に対しての知識は多くの人々が知ることとなるが、豪雨のような予知が可能なものと、そうでない災害もあるということを知らなくてはならない。南海トラフの問題は、国が声を上げたことで誰もが知ることとなるが、では、万が一災害が起こってしまった時には、どのようにすればよいのだろうか?そんな未曽有の災害時にも対応する予備知識も私達のPTSDに対応した学習支援では防災知識として伝えている。また何故災害が起きてしまうのかなどのメカニズムを環境問題を通して教え、環境保全活動の大切さも同時に伝えている。(代表:柴田)
【8.24 坂町小屋浦地区にて、豪雨災害で被災されたご家庭の学習支援活動を行いました】 本日は広島大学の学生スタッフとともに、坂町小屋浦地区を周り、被災されたご家庭を対象にニーズ調査および小学生のお子様の学習支援を行いました。 柴田代表がアプローチした保護者様から、地区の皆様にお声がけいただいたところ、子供達と親御様に続々とお集まりいただき、即席の学習支援教室「寺子屋」が開かれました。限られた時間ではありましたが、子供達には楽しく学習していただくことができました。 保護者方からは、お子様の登下校時の安全面、粉塵が舞う環境で過ごすことの身体面、学習面等を不安視する声が挙がり、「子供達の支援を無償でしていただけるのは本当に有難い」というお言葉を何度もいただきました。 有り難い事に、小屋浦地区の小中学生の保護者様方で、子供達の学習支援教室開設を求める署名を集めてくださるとのことです。地域住民の声が行政に届き、地域が子供達を支える流れが生まれました。 本活動は、豪雨災害後間もない7月のうちから、坂町教育委員会とお話させていただいた上で実施しております。昨日の小屋浦地区におけるニーズ調査も、当日教育委員会様にご挨拶と打ち合わせに伺った上で実施しております。 また、坂町立坂中学校の校長先生をご訪問し、生徒さんの様子等について伺った他、意見交換をさせていただきました。(国立大学法人 東北大学大学院博士課程前期 中野)
【8.26 坂町小屋浦地区にて、豪雨災害で被災されたご家庭の学習支援活動を行いました】 28日より夏休みが終わり学校が再開されることより、夏休みの宿題などを中心として学習支援活動を実施いたしました。本日は広島大学の学生スタッフに加えて、呉市在住の社会人スタッフにもご協力頂きました。小屋浦小学校では全校生徒が57名おり、8割近くのご家庭からは、NPOさんの学習支援「寺子屋」に興味がある、利用したいという声を頂いております。これら地域住民の皆様の声を私どもが行政に届けます。また、屋外では35度を超える炎天下の中、引き続き瓦礫撤去作業のボランティアの皆様などが、活動をされておりました。(広島代表:松本)
住民と行政で学習支援活動に関する考え方の違いを感じた。住民ひとりひとりから話を聞き、ニーズを把握する事が重要だと感じた。活動をする場所を確保することが、今後一番の課題だと思った。一方的な支援ではなく、住民の方たちとともに、生きる力を学びたい。(国立大学法人 広島大学大学院博士課程前期 間室)
正直、学習支援活動に対するニーズはどれくらいあるのかな?という疑問がありました。しかし、現地に住んでいらっしゃる方のお話を実際に伺い、限られた時間でしたが、その場で学習支援活動を実際にすることで、学習支援活動は生活するために必須ではないですが、日常生活に戻る上では必須の支援だと感じました。まだまだ気づいていないだけで現地には日常に戻るために必要な支援があるのだろうな、と思いました。今自分にできることとして、まずはこの学習支援活動に継続的に参加していくことが必要だと感じました。(国立大学法人 広島大学学士課程 若山)
先日の学習支援は,子どもたちと一緒に明るい雰囲気で行うことができました。しかし,話していると,「破傷風になっちゃいけんけぇ,長袖着とるんよ。」「この辺りの川は蛍がおったんじゃけど,みんな雨で流されてしもうた。」など,子どもたちは子どもたちなりに,この非常事態を理解し,受け止めようとしながら日々を過ごしていることも伝わってきました。 私は,行政職員として働いており,まずは市全体のインフラなどの復旧に注目しがちになります。当然,水道や道路などのハード面の復旧も,住民にとって欠かすことはできません。しかし,市役所にこもっていると,子どもたちが感じたような,災害で起きた素朴な変化までは知ることはできませんでした。行政だからできること,私という一人の住民だからできること,両方の視点を大事にし,互いを結びつけながら,この災害に向き合いたいです。(行政職員 三宅)
最後に、この度の学習支援ならびヒヤリング調査にご協力いただいた地域の高齢者の皆さんをはじめ、学校関係者の皆様に心より感謝するとともに、皆様の安全と被災地の一日も早い復興を心より お祈り申し上げます。(代表:柴田法幸)
2018年8月28日:どんぐりから苗木一本国民運動「東北復興キャラバンin山形」
山形市教育委員会ご協力の下、蔵王第二中学校ならび第三小学校で記念植樹を行いました。
山形県では、どんぐり運動に各市町村から複数の参加校が手をあげる中、蔵王第二中学校ならび第三小学校に決定致しました。ご協力をいただきました各市町村の皆様ご希望に添えることができず大変申し訳ございませんでした。引き続き関係者の皆様におきましては、次代の子供達に自然豊かな環境を残していいただくためにも、自然の大切さや命の尊さを循環植樹を通してお伝えいただければと存じます。循環植樹は、ひとも植物も地域とともに循環しているとという考え方に基づき、子ども達の姿をどんぐりの苗木に置き換え、成長過程の子ども達がどのような環境で育てられるかによって将来、地域の大木(大人)として、地域を支え、地域の為に活躍できる人材(大木)を育てていく活動です。この活動は国内外、全国43カ所の国と地域でこの考え方は伝承されています。最後に、この度どんぐり運動の選考に漏れてしまった自治体関係者の皆様に、今後のご発展と、ご健勝をお祈りして、私どもの感謝の意とさせていただきます。(代表:柴田法幸)
山形市の教育委員会様にご協力いただき、山形市立蔵王第三小学校、蔵王第二中学校にて記念植樹を行いました。山の中にある緑豊かな学校で、普段から「緑の少年団」の活動で植樹活動や、緑に触れる活動をしているそうです。そのような環境の中で生活している子どもたちは、式典中の柴田代表からのお話にも、真剣に耳を傾けている様子でした。小学校1年生から、式典には中学校三年生までの全校児童生徒さまと、教職員の先生方、株式会社寺崎造園様、そして市のPRキャラクターのはながたベニちゃんにも参加していただきました。子供達と先生方はとても仲がよく、アットホームな雰囲気があり、学校全体でどんぐりの成長を見守っていきたいという意識が感じられました。今回このような学校で記念植樹を行うことができたこと、大変うれしく思います。今後も学校と造園会社様で協力して、苗木を育てていっていただければ幸いです。(小林)
蔵王は山の中のため、一年を通して気温が低いです。そのため、今回は落葉樹である「コナラ」の苗木を植樹しました。植樹の際は、山形県のゆるキャラ「はながたベニちゃん」が駆けつけてくれました。子供たちはベニちゃんとの交流を楽しみながら、熱心に植樹に参加してくれました。全校生徒が15人と人数の少ない学校でしたが、その分生徒と先生の距離、生徒同士の学年を超えたつながりが強く、まるで家族であるかのような温かい雰囲気を感じられたのが印象に残っています。
当日は、山形県のテレビ局であるさくらんぼテレビ、新聞社の朝日新聞社、読売新聞社の記者様が取材に駆けつけてくださりました。全国でも有数の温泉地である蔵王での植樹は、私達スタッフにとっても思い出深い日となりました。この1本の苗木から山形県に緑の輪が広がることを願います。(飯塚)
2018年8月29日:どんぐりから苗木一本国民運動「東北復興キャラバンin秋田」
秋田県由利本荘市教育委員会のご協力の下、岩城小学校で実施されました。
秋田県では、どんぐり運動に各市町村から複数の参加校が手をあげる中、由利本荘市立岩城小学校に決定致しました。ご協力をいただきました各市町村の皆様ご希望に添えることができず大変申し訳ございませんでした。引き続き関係者の皆様におきましては、次代の子供達に自然豊かな環境を残していいただくためにも、自然の大切さや命の尊さを循環植樹を通してお伝えいただければと存じます。循環植樹は、ひとも植物も地域とともに循環しているとという考え方に基づき、子ども達の姿をどんぐりの苗木に置き換え、成長過程の子ども達がどのような環境で育てられるかによって将来、地域の大木(大人)として、地域を支え、地域の為に活躍できる人材(大木)を育てていく活動です。この活動は国内外、全国43カ所の国と地域でこの考え方は伝承されています。最後に、この度どんぐり運動の選考に漏れてしまった自治体関係者の皆様に、今後のご発展と、ご健勝をお祈りして、私どもの感謝の意とさせていただきます。(代表:柴田法幸)
秋田県由利本荘市立岩城小学校は、3つの小学校を統合し、平成26年に開校したとても新しく近代的なデザインの学校です。豊かな自然に恵まれ、子ども達がのびのびと生活できる環境が整っています。記念植樹には、全校児童と関係者250名を超える方々が参加してくださりました。当法人代表の足尾銅山に関する講話では、子ども達が自然が失われた山の写真に驚いたり、緑が増えていく山の写真に笑顔を見せたりと、表情豊かに話を聞く様子が伺えました。(飯塚)
今回植樹には全校生徒の皆さんが参加してくれました。式典の中で、足尾で起こった公害によって緑豊かだった山が全く生き物の気配を感じさせないはげ山になってしまったということを写真とともに説明すると、児童達は自分の身の回りの環境とまるで違う光景に驚きの声をあげていました。また、栃木県のことや、足尾で起きた鉱毒のことについて知っているかなと質問した時、多くの児童が手を挙げてくれました。自分たちの住む地域だけでなく遠く離れた栃木の環境問題を認識している児童が多くいるという光景を目の当たりにしたとき、この岩城小学校は環境問題に対して関心のある児童が多くいる、教育の行き届いている学校なのだということを実感しました。
岩城小学校は5年前に3校が合併し、校舎も近代的な造りになっていました。そのきれいな校舎の中庭に、どんぐりの苗木を植樹しました。子供と同じくらいの背丈の苗木に、子供達も興味を持っている様子でした。代表の児童10名で、苗木に土を盛る体験を行いました。実際に自分の手で木を植える体験をすることにより、植えた木に愛着を持って接することができます。岩城小学校の皆さんが、中庭に植えた苗木と標柱を見たときに、この度の式典を思い出し、少しでもどんぐりの苗木のためにできること、環境のためにできることを意識できるようになってくれたら嬉しいです。(小林)
植樹をしたミズナラの木が実をつけるにはまだまだ時間がかかりますが、子ども達と共に大きく成長してもらいたいです。また、秋田県のテレビ局であるABS秋田放送が取材に駆けつけてくださりました。改めましてこの度の活動にご賛同、ご協力いただきました岩城小学校様、由利本荘市教育委員会様、株式会社香楽園様に感謝申し上げます。(飯塚)
2018年8月30日:どんぐりから苗木一本国民運動「全国キャラバンin新潟」
新潟市教育委員会ご協力の下、新潟市立沼垂小学校で記念植樹を行いました。
新潟県では、どんぐり運動に各市町村から複数の参加校が手をあげる中、新潟市立沼垂小学校に決定致しました。ご協力をいただきました各市町村の皆様ご希望に添えることができず大変申し訳ございませんでした。引き続き関係者の皆様におきましては、次代の子供達に自然豊かな環境を残していいただくためにも、自然の大切さや命の尊さを循環植樹を通してお伝えいただければと存じます。循環植樹は、ひとも植物も地域とともに循環しているとという考え方に基づき、子ども達の姿をどんぐりの苗木に置き換え、成長過程の子ども達がどのような環境で育てられるかによって将来、地域の大木(大人)として、地域を支え、地域の為に活躍できる人材(大木)を育てていく活動です。この活動は国内外、全国43カ所の国と地域でこの考え方は伝承されています。最後に、この度どんぐり運動の選考に漏れてしまった自治体関係者の皆様に、今後のご発展と、ご健勝をお祈りして、私どもの感謝の意とさせていただきます。(代表:柴田法幸)
敷地面積が新潟県内で2番目に広いというこの学校は、中庭に数多くの樹木が植えられており、まるで森林公園のような景観でした。植えられている木々は、子ども達の教材になるようにと、実のなる木々を優先して植えているようです。そんな緑豊かな環境の中で、ネイチャー委員の皆さんが植樹に参加してくれました。子供たちは真剣な表情で、かつて足尾で起こった公害の話、そして地球温暖化という環境問題についての話に耳を傾けてくれました。
校長先生、そして今回どんぐりの苗木及び標柱を提供してくださったらう造景様と一緒に、代表が土盛りを行いました。高さ2メートルの立派な苗木をご用意くださり、誠にありがとうございます。どんぐりの苗木は、今回参加してくれた小学校5年生、6年生のネイチャー委員会のみなさんをはじめとし、多くの児童様、そして先生方に見守っていってほしいと思います。式典が終わった跡には、らう造景様から直々に、ネイチャー委員会の子供達が苗木の育て方を学びました。ネイチャー委員会でどんぐりの育て方を後世に受け継いで、大きなどんぐりの木に育てていってほしいです。いつかどんぐりの苗木が大きくなり、実をつけるようになったら、沼垂小学校の授業の教材として、生かしてほしいと願っております。(小林)
ネイチャー委員会の皆さんは、普段はゴミ拾いや植物の水やり、中庭を活用したオリエンテーションの企画をしており、早速次の日からどんぐりの木(コナラ)にも水やりをしますと力強い言葉をもらいました。また、当日は新潟県の新聞社である新潟日報の記者様が取材に駆けつけてくださりました。結びに、この度の本事業にご賛同、ご協力いただきました沼垂小学校様、新潟市教育委員会様、らう造景株式会社様に厚く御礼申し上げます。(飯塚)
2018年9月4日:どんぐりから苗木一本国民運動「全国キャラバンin北海道Return」
北海道旭川市にある全国でも有名な旭山動物園で2回目となる記念植樹を行いました。
この度の胆振東部地震で被災された方々につきましては、心からお見舞い申し上げるとともに、何かとご心労が多いかとは存じますが、安全には留意され、地域のいち早い復興をお祈り申し上げます。(代表:柴田法幸)
今回の北海道での調査は、代表の言葉を借りれば、「被災者体験調査」となりました。初日には北海道を襲った台風の影響で、途中合流のスタッフが交通網のストップにより合流できなくなり、朝に合流する予定が夜に合流するといった事態となりました。初日に行いました、旭山動物園でのどんぐりの苗木植え替え作業は、安全に行うことができました。「どんぐりラジオ」のインタビューも行われ、旭山動物園園長様から、北海道の環境の変化を知る機会となりました。そして早朝に発生した北海道胆振東部地震。私たちは東部にいたため揺れによる被害はありませんでしたが、宿泊先は停電。また停電により建物のポンプが作動せず、水も出ない状況でした。私たちは代表の指揮のもと環境問題の調査のため東部を引き続き移動していましたが、行く先々が停電、食料もない状況でした。東部のある都市では、ガソリンスタンドは長蛇の列、コンビニエンスストアは空っぽ、停電も続く状況で夜を迎え、普段は明るい街が、真っ暗となっていました。宿泊先の真っ暗な階段を、照明なしで登った時の辛さは今でも忘れられません。普段からコンパクトなものでも懐中電灯などを携帯しておく、「備え」の大切さが身にしみた調査となりました。代表の的確かつ迅速な指示により、地震の後も環境問題に関する調査を継続しながら、安全に栃木まで戻ることができました。「生きる力養成学校」で学ぶものとして、今後も代表のもとで学んでいきたい、と改めて感じる機会となりました。(寺澤)
園長様は自ら狩猟免許を取得し、人と動物の共生はどうあるべきかを探り続けていらっしゃいます。「生まれて死ぬから命であって、死を遠ざけ、ただ死を可哀想とするのでは、本来見るべきものが見えて来ない。」と語る園長様の言葉からは、生きることや生命の本質を真摯に伝えようとするお気持ちが滲み出ていました。また、学生達に向けて「頭で納得してしまわず、感覚でおかしいと思うこと。感性を大事にしてほしい。」というメッセージを頂きました。柴田代表が常日頃から仰っている事でもあり、自ら現場で学び、感じることの重要性を再認識しました。(中野)
2014年に植えたどんぐりの苗木の植え替え作業を、当法人代表と旭山動物園様が行いました。旭山動物園の東門を降り、3段目に植えさせていただきました。来場される方々の多くに目が届く場所であり、この場所から動植物共存への第1歩となることを願っております。また、植樹活動と同時に、園長様より動物の生死の輪廻についてもご講話いただきました。今回実施しましたどんぐりから苗木一本運動も、地域で育った苗木をその土地に植え、そこから再びできたどんぐりを育てていくという循環植樹であり、生物の輪廻と重ねることができます。同じ考え方を持つ旭山動物園様だからこそ、どんぐりの苗木の成長にもご協力いただけることでしょう。そして、動物園を訪れたお客様が立派に育ったどんぐりの苗木を目の当たりにし、緑を大切にする環境作りへと繋がっていけば幸いです。旭山動物園の皆様、今後ともお世話のほどよろしくお願いいたします。(草野)
この度、全国でも有名な旭山動物園にて、どんぐりの苗木の記念植樹(植え替え作業)を行いました。副園長様、そして園長様ともお話する時間をいただけたこと、大変嬉しく思います。園長様から伺った、動物園での地球温暖化の影響のお話は、大変貴重なものでした。園内では、マラリアの発生も見られているそうです。今回園長様と対談しなければ知りえない情報でした。貴重な機会を頂くことができました。柴田代表には感謝しております。今回の植樹、そして対談を通して、動物園の生き物達が暮らしやすい環境を目指すことも、私たちの使命であると感じました。たくさんの命を見つめているどんぐりの苗木の1本は、東門のそばにあります。環境保全のシンボルとして、多くに観光客の方々に見ていただき、意識が普及していってほしいです。(小林)
2018年9月18日:どんぐりから苗木一本国民運動「東北復興キャラバンin岩手」
東日本大震災の被災地、石巻から陸前高田そして釜石・大船渡へと向かいました。
あれから7年が経過する中、年々東日本大震災の話題は社会から忘れ去ろうとしている。しかし、現地を訪れてみると復興の時は道半ばという印象である。未だに町は発展途上というところだ。震災前は通っていた鉄道は未だ不通のままで、バスの振り替え輸送が行われている。釜石では、大型ショッピングセンターが震災復興関係者を集客する目的で建てられ、駅近辺の信号機は、震災復興関係者が多く集っていた時のままの時間配分で信号機変更が行われていた。震災復興関係者が年々減る中、大型ショッピングセンターでは、空き店舗が増え、祝日の夕方にもかかわらず、お客は目視で数えられるくらいのまばらであった。釜石駅前の通勤時ラッシュを想定してか、信号が長めに感じられたのは、私達だけだろうか?震災復興とともに、様々な利権争いや、しがらみが交錯する中、本当に必要な被災者支援とは、7年を経過した被災地だからわかる支援がある。
石巻や陸前高田等での数百を超える仮設住宅は、未だ数十件の居住者が生活する中、ゴーストタウン化している。皆さんが善意として贈られた品々は、大半が粗大ごみとなり、仮設住宅地に放置されていた。ある品は、公立学校からのものであろうか、また、ある品は企業などからの支援物資であろうか、本当に必要なものを必要なだけ被災者のもとへ届けられるシステムの構築が急務であることを感じた。そこで私たちは、阪神淡路大震災、そして東日本大震災・熊本地震・西日本豪雨災害で、被災された方々に寄り添い続けた経験を活かし、アクティブな若者(学生)達にお願いがあります。これから必ず訪れる災害に備えた、全国学生災害ボランティアネットワークにご協力をいただきたい。私たちは、全国の被災地で活動するにあたって感じたことは、どこの行政にも危機管理対策課はあるものの、本来の業務が機能していないということだ。社会福祉協議会も含めて、行政職員や社協の皆さんも一生懸命頑張って、人々の為に尽力くださっているのは理解できるのだが、何事においても、初めての事ばかりで、何から手を付けて行ってよいのかを当事者がよく理解していないということだ。被災地の関係職員に毎回お伝えすることは「住民ファーストでなくて何が行政だ!」ということだ。必ず役所関係職員が口にすることは「責任を明確化しないと何も行動は起こせない。(被災者にとっては生き抜く為の時間との戦いですが、役所関係者は責任問題重視です。)」ということだ。勿論、二次被害や様々な事由により行動を起こすまでに時間がかかってしまうのも理解できるが、上司の顔色伺いではなく(そんたく)、一人の人間として、家族を守る大人として何をしなくてはならないのかを考えなくてはならない。私たちは、利得権益やしがらみに囚われない自由な発想で活動のできる若者(学生)達の意思を信じ、全国各地の若者(学生)が一丸となって、そんたくの無い自由(創意工夫)な発想をもとに、社会的通念に照らし合わせながら、出来ることから取り組み、五感で感じるままに社会の為、そして、あなた達が守らなくてはいけない人々の為にご協力ください。何故なら、これからの社会はあなた達の努力で、いかようにでも変えることができるからです。「備えあれば憂いなし!」という言葉がありますが、いつ起きてもおかしくない災害に備えた、持続可能で日常的な社会生活を送る為に、出来ることから始めましょう。“被災者のひとりになる前に!”災害に対しての知識や社会学に対しての知識(生き抜く為の手段)など「あれも知りたい。これも知りたい。もっともっと知りたい。」という好奇心旺盛な若者(学生)のご参加者をお待ちしております。
岩手県大船渡盛小学校で記念植樹を行いました。震災から7年を過ぎ子供達も様々な苦難を乗り越え日常生活を送っている。岩手県教育委員会では、現在も定期的にスクール・カウンセラーを配置し日常の子供たちの様子を経過観察しているようだ。また、被災地ならでは独自のカリキュラムも取っているようだ。また校長先生との話の中で、PTSDについて尋ねてみたところ、子どもだけの問題ではなく保護者の方々からもその症状が報告されているとのことであった。改めて7年以上たった被災地でもPTSDに対する認識があると実感させられた記念植樹となった。
今回植樹を行った大船渡市立盛小学校は、大船渡市の中心部に近い、緑豊かな小学校でした。はじめに、校長先生と当会代表で、震災教育に関するヒアリングが行われました。校内には復興教育に関する掲示もあり、復興に関して一歩一歩進んでいる姿が見られました。一方で、未だ震災の記憶は子供達の心に残っていることを感じました。記念植樹では、6年生の生徒が参加し、校長先生、造園業者様の講話に合わせ、当法人代表より環境保全に関するメッセージが伝えられました。足尾銅山鉱毒事件とその後の植樹活動と、東日本大震災の復興を重ね合わせたメッセージに、子供達は真剣に耳を傾けていました。(寺澤)
大船渡市立盛小学校での記念植樹では、26名の6年生の児童が参加しました。国内30道県目となる記念植樹であり、新聞・テレビの各メディア関係者が取材に駆けつけました。今回植樹したどんぐりは、高さ2mほどのミズナラです。3,4年目の苗木で、今後盛小学校の全校児童と造園様、地域住民の方々と協力して育てて、大きな大木へ成長することを願っております。記念植樹には、大船渡市のマスコットキャラクター「おおふなトン」君も応援に駆けつけてくれました。軽快な足運びで児童の前に現れ、会場を沸かせました。「おおふなトン」君の協力もあり、より盛大に執り行うことができた記念植樹。今後盛小学校を卒業して学年が上がっていき、いつか地元大船渡市を去っていく児童たちの心に残るものになったと思います。卒業まで苗木を大切に育て、緑を育てるバトンを後輩たちに引き継いでほしいと思います。今回の記念植樹を通して、岩手県全域で環境保全の輪が広がることをNPOスタッフ一同心より願っています。(草野)
今回はミズナラの苗木を植樹しました。子供たちは植樹をする苗木のこと、環境問題のことなど、私たちの話を真剣に聞いていてくれました。植樹の際には、大船渡市のゆるキャラ「おおふなトン」が駆けつけてくれました。おおふなトンは軽快な身のこなしで、子ども達のことを魅了し、このイベントを盛り上げてくれました。子供たちには、苗木の植樹やゆるキャラとの交流など、普段なかなか味わえないことを通じて、楽しみながら環境問題について考えてみてほしいと思います。
記念植樹には、東海新報や、めんこいテレビの取材が入りました。実際の記事は、当会facebookをご覧ください。当会代表より、岩手の皆様へ、環境の大切さを発信致しました。今回の「どんぐりから苗木一本東北復興キャラバンセカンドin岩手」では、東日本大震災の被害の大きさを改めて感じつつ、自然環境を守ることの大切さ、また災害に備える大切さを実感する時となりました。ご協力いただきました皆様ありがとうございました。(寺澤)
2018年9月19日:どんぐりから苗木一本国民運動「東北復興キャラバンin青森」
自然豊かな青森県中央部の十和田市立北園小学校で記念植樹を行いました。
八甲田山を背にブナの原生林を降りたところにある十和田市北園小学校で記念植樹を行いました。十和田市の市民の約3割は公務員ということもあり、住民の多くは勤勉家であるという。また、青森県には、津軽地方の人々と南部地方の人々がいるという。十和田市は南部地方に属しているようで、大学も弘前大学に通うよりも岩手大学に通われる人が多いと聞く。江戸時代に南部氏が支配した領域(盛岡藩・七戸藩・八戸藩の領域)にまつわるものと考えられている。いずれにせよ自然豊かな地域で、青森産のどんぐりの苗木とともに子供達がすくすくと育つ姿を今後も見守っていきたいと思う。
青森県十和田市北園小学校で記念植樹を行いました。十和田市教育委員会様、あすなろ造園様など関係者各位にご出席いただき、多数の新聞社様にも駆けつけていただきました。参加した児童は1〜3年生の195名です。低学年が多いにも関わらず、みんな真剣なまなざしで記念植樹に臨んでいました。こちらの学校には緑を育てる会様があり、校内に2000本もの木々が植えられているそうです。今回植樹した木は、高さ4mほどの大きなコナラのどんぐりです。北園小学校の正面玄関前に大きく植えられています。たくさんの木々のなかでも負けず、立派な大木になるまで児童たちが協力しながら育ててほしいと思います。(草野)
記念植樹では、当法人代表より、環境保全に関するメッセージが伝えられました。足尾銅山鉱毒事件によって緑が失われた足尾の山の写真には、「砂漠みたい」などの子供達の声があちこちから聞こえてきました。子供達の、自然を守っていくことへの確かな決意が感じられました。メッセージののち、生徒が真剣に見守る中、校長先生と当会代表による記念の土盛りが行われました。(寺澤)
植樹の際には、代表児童が苗木に土を盛ってくれました。子供たちは苗木に丁寧に土を盛り、これから育てていく苗木に真心を持って接していました。子供たちには苗木を育てていきながら、苗木とともに成長し、身の回りの環境問題などに関心を持つようになっていってほしいと思います。また、今回の植樹活動で、多くのメディア様に取材をしていただきました。この場を借りて感謝申し上げます。各メディアによる周知により、環境保全の和が広がることを願っています。
記念植樹には、十和田市のPRキャラクターの「駒桜ちゃん」も元気に登場してくれました。児童たちは「駒桜ちゃん」が駆けつけてくると、大盛り上がりでした。植樹活動もより盛大に執り行うことが出来ました。児童たちが将来大きくなったときには、今回植樹したどんぐりの木の下で、同窓会などを開きながらこの日を思い出し、地元十和田への想いを募らせていただければと思います。最後になりますが、この日のためにご協力いただきました十和田市の関係者の皆様に深く御礼申し上げます。NPOスタッフ一同、十和田市の更なるご発展を願っております。
2018年10月27日〜:「胆振東部地震」被災地域(北海道・厚真町・鵡川町・安平町)へ現地調査に入りました。
死者41名・重軽傷者751人、建物被害12383棟にのぼる胆振東部地震発生時に私たちも道内で被災者のひとりとなりました。
〜はじめに〜 この度の胆振東部震災により被災された皆様ならびにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。皆様の安全と被災地の一日も早い復興を心より お祈り申し上げます。
PTSDに対応した遠隔学習支援活動の経緯について
私達が北海道旭川にある旭山動物園での記念植樹を終え知床へ動植物の生態調査へ向かった翌日にその時は訪れました。早起きをして、動植物の生態調査へ向かおうとした時、電気、水が使えない状態となっていたのです。早々に宿を後にして、調査へと向かいました。その後も、食料の確保や移動手段の確保など、様々な問題が発生しました。しかし、阪神淡路大震災・東日本大震災・熊本地震・西日本豪雨などでの震災ボランティアの豊富な経験と知識を備え持っていた私は、当初予定していたスケジュールをこなしながら帰郷の途へとたどり着きました。電気も食料もない経験をし、同行していた学生の口から不案な言葉はあったものの、私は自然に、その危機的な状況を冷静に判断し行動していました。私達も被災地域では、他人のほどこしにより、救われた場面もありました。そんな中、学生達から、被災者になってみてわかることがたくさんあるという言葉が次々と出てきました。「人の優しさやほどこしの心」経験しようと思っても経験できるものではないし、この瞬間も被害が大きかった地域では、たくさんの人々が困っているのでは?そんな会話をする中、電気、水もない宿に日没が訪れました。其々の想いが錯綜する中、「そうだ!私達が日頃から行っている、被災者支援を被害が大きかった地域で実施することで、少しでも被災者の心にやすらぎの機会を与えるられるのでは?」という思いから、西日本豪雨被災者支援同様の活動を計画し、本調査はスタートしました。
各町内の教育委員会にお声掛けをさせていただきヒヤリング調査を行ってまいりました。このたびの震災で最も多い犠牲者を出した厚真町から調査を行いました。この度の犠牲者の多くは、地滑りにより家屋の倒壊によって犠牲になられた方々が多くいたということが印象的であった。震災の前に台風の影響によって降り続いた、長雨が大きく起因していることも判明。環境災害ともいわれてもおかしくない現場を見た気がした。
全国の災害地を訪れていつも思うことは、被災された方々の災害に対する意識の薄さである。必ずと言っていいほど地域の高齢者から口々に出る言葉は、「何十年もこの地域で生活しているのだから、なんでもわかっているんだ。」ということだ。これは何を意味しているのか?実は、何十年もこの地域で生活しているのだから科学的根拠なんてものは、無駄な知識だ。ということだ。「備えあれば憂いなし」という言葉はだれもが知っているが、実は持続可能な日常を送るうえで、障害になりうる情報などについては、ひとは耳をふさぐ傾向にあるという統計的なデータが存在するのも事実である。
まずは今後必ず起きる災害に備え、大切な家族や親類を守るために出来ることから始めてみては如何でしょう。災害には大きく分けて2つあります。予知できる災害と予知できない災害です。身の回りの避難所へのルート確認や災害の種類によって避難所が異なることも確認しておきましょう。また、家屋が震災や台風・豪雨など耐えうる家屋であるのか、そしてお住いの家屋を囲む水路が豪雨に対し、雨量を処理できる能力がどのくらいあるのかを知っておく必要があります。悪天候の場合には、気象庁からの情報は、まめにチェックしましょう。(柴田)
私が考案したPTSDに対応した遠隔学習支援には、東北大学の学生や北海道大学の学生など全国からこの活動に参加してくださる学生が集まってきております。
全国の国公私立大学や、もちろん国立大学法人 北海道大学もご協力してくださっております。
厚真町教育委員会にご連絡を入れ厚真町避難所へ直接説明に御伺い致しました。
まちの守護神がいる神社の御影石でできている石碑は2つに割れ、太さ2メートル近いコンクリートでできた大鳥居の脚は、両脚とともに折れ無残な姿をさらしている。
新しい工場であったが、かろうじて建物の一部が残されているものの裏山の地滑りによって建物が手前の川まで土砂と伴に流されている。また一瞬にして、民家は全壊である。
前日降り続いた豪雨の影響により地盤が緩んでいたこともあり地滑りが発生、多くの犠牲者を出した吉野地区である。
鵡川町教育委員会へ直接ご説明に御伺い致しました。教育委員会より校長会へはたらきかけを行ってくださるという。(ご協力ありがとうございます。)
直接被災者宅へ御伺いし、ヒヤリングを行うとともにPTSDに対応した学習支援の周知活動を行ないました。時間の合間を見て避難所へと御伺いさせていただきました。
震災から一カ月以上たっているが、倒壊家屋を撤去する業者の手が足りないという。また街中から集められた震災ゴミは、今も街中で処理業者の手配を待っていた。