活動記録
- History:2004〜
- 2008
- 2009
- 2010
- 2011
- 2012
- 2013
- 2014
- 2015
- 2016
- 2017
- 2018
- 2019
- 2020
- 2021
- 2022
NPOの活動
私たちの活動は、其々の人生学に基づいた自由な発想を基におもい想いの活動を通して社会貢献することにあります。
一般的な高等教育機関などでは専門的な技術を学ぶことはできますが、その技術を生かす為の思考(こころ)までは教えてはくれません。
そこで、とちぎ生涯学習研究会では、活動を通して物事に対しての考え方をはじめとした「こころ」を 学習してもらい
現代社会に対応できる人材育成と次世代の健全なる社会形成に貢献できる『ひと』創り(育成環境の構築)を行っております。
好奇心旺盛なスタッフをお待ちしております。 共に学び・共に笑い・共に感動し、そして其々の好奇心から生まれた活動が、将来の活きる糧(人間形成)と成り得ることを私たちは信じています。 NPO活動に参加したい方!お気軽にお問い合わせください。
2017年2月21日:「どんぐりから苗木一本国民運動 in 宮崎」を日南市吾田中学校で行いました。
「ユネスコスクール」の考え方を宮崎県に浸透させるべく尽力されている校長先生がいらっしゃる素晴らしい中学校で記念植樹を行うことができました。
当団体が継続的に行っているESD(ESD:持続可能な教育プログラムの研究及び立案活動の実施等)をはじめとして、国際交流の場を設けるべく全世界で「どんぐりから苗木一本国際運動」を展開しております。その理念に共感し、旅たつ子ども達(インフルエンザにより学級閉鎖の為、中3のクラス代表者のみが参加)の為に心に残るイベントとして、「どんぐりから苗木一本国民運動」にご参加いただきました。宮崎県では雄一、綾町にだけユネスコスクールに参加している学校があります。ユネスコスクールの理念や目的に共感し、積極的に宮崎県にユネスコスクールの参加を呼び掛けている立役者が、本事業を受け入れてくださった吾田中学校の(元綾町立綾小学校校長)校長先生です。
「ユネスコスクール」とは、
ユネスコスクールは、1953年、ASPnet(Associated Schools Project Network)として、ユネスコ憲章に示された理念を学校現場で実践するため、国際理解教育の実験的な試みを比較研究し、その調整をはかる共同体として発足しました。世界182か国で約10,000 校がASPnetに加盟して活動しています。日本国内では、2016年10月現在、929校の幼稚園、小学校・中学校・高等学校及び教員養成系大学がこのネットワークに参加しています。日本では、ASPnetへの加盟が承認された学校を、ユネスコスクールと呼んでいます。ユネスコスクールは、そのグローバルなネットワークを活用し、世界中の学校と交流し、生徒間・教師間で情報や体験を分かち合い 、地球規模の諸問題に若者が対処できるような新しい教育内容や手法の開発、発展を目指している組織です。
当団体も、ユネスコスクールと同様の思想をもって全世界で活躍できる人材の育成及び能力の開発に努めて参ります。今後ともにご指導ご鞭撻のほど宜しくお願いいたします。
最後に「どんぐりから苗木一本国民運動in宮崎」にご協力いただきました関係者の皆様に心より感謝申し上げます。(本当にありがとうございました。) (代表:柴田)
吾田中学校では、インフルエンザの流行により、集団での活動が制限される中での植樹でした。そのような中、三年生のクラス代表の生徒様たちが式典にご参加くださいました。みなさん、元気いっぱいの素敵な笑顔で出迎えてくださいました。 明るく元気な生徒様たちでしたが、式典が始まると一転。背筋を伸ばし、真剣な眼差しへと変わりました。生徒様全員とお会いすることはできませんでしたが、吾田中学校は、素敵な生徒様たちが育つ素晴らしい学校なのだなと感じました。 式典では、吾田中学校の校長先生からもご挨拶をいただきました。福山雅治さんの「生きてる生きてく」の歌詞を引用し、「遺伝子をつないでいく」ように、後世に大切なものを残していくために頑張ってほしいというお話をいただきました。今回植樹したどんぐりの苗木が大きく成長し、実を結ぶように、生徒様たちの努力がやがて実を結び、豊かな自然環境も含め、大切なものが次の世代へと引き継がれていってもらえることを願っております。(荒川)
3月に卒業する3年生のクラス代表の生徒様、教職員の皆様、そして一般社団法人宮崎県造園緑地協会日南支部の皆様が、本事業にご参加くださいました。セレモニーのはじめに、校長先生からお言葉を頂戴しました。校長先生は、当法人の事業(被爆クスノキ2世の植樹)にも縁のあるシンガーソングライター・福山雅治さんの曲の歌詞を引用し、「日南市で生まれ育った人として、後世に遺伝子と心を繋いでほしい」とお話をしてくださいました。(中野)
当法人の柴田代表から、宮崎県から遠く離れた栃木県の足尾銅山で、かつて人の手によって引き起こした日本初の公害事件、「足尾銅山鉱毒事件」によって緑が失われたということ、そして、過去の過ちを乗り越えるべく、再び人の手で緑を取り戻そうとしているということをお話しさせていただきました。生徒様たちは、開発や発展の裏にひそむ負の側面に触れ、真剣な顔つきでじっと耳を傾けていました。この記念植樹が、生徒様たちにとって、宮崎県の豊かな自然を後世に残してゆくために、自分たちに出来ること、しなければならないことは何かと考え、実行していただくきっかけとなればと願っております。(荒川)
続いて当法人の柴田代表が、環境の破壊と再生をテーマに青空講義を行いました。生徒様は、日光市の表の顔・日光東照宮のイメージは思い描けても、裏の顏・足尾銅山鉱毒事件の悲劇について、詳しく学ぶのは今回が初めてのようで、真剣な眼差しで聞き入っていました。講義の後は、柴田代表と校長先生で植樹を行いました。校長先生は、学校が地域づくりの拠点となるために実践している様々な取り組み(学校公園化プロジェクトなど)を教えて下さり、私共も大変勉強になりました。(中野)
この度、「どんぐりから苗木一本国民運動in宮崎」にご協力いただいた吾田中学校には、学校を閉ざす校門がないのだそうです。これは、校長先生がおっしゃっていた、「学校を地域の方が集うことのできる公園のような場所にしたい」という願い通り、この中学校が中心となり、地域をつないでいるという証であり、象徴なのだろうと感じました。この度、教育委員会様や、校長先生、生徒様、地域の造園業者様に土を盛っていただいたこの「どんぐり」も、苗木を育てながら成長してゆく生徒さんの姿と重ね合わせることで、学校と地域が一丸となって生徒様たちを育てていることのシンボルになればと願っております。(荒川)
本事業には、日南市教育委員会の教育長様もかけつけてくださいました。ご多用にも関わらず当法人の活動理念にご賛同下さり、快く本事業をお引き受け下さいました。まことにありがとうございました。(中野)
各クラスの代表の生徒様が、丁寧に苗木に土をかけてくださいました。吾田中学校の生徒様は、「2040年の命に向けて」というテーマのもと、3年間を通して生き方を探求する総合的な学習に取り組んでおられます。1学年では地域の探究、2学年では人の探究、3学年では幸せの探求、未来の探究というステップを踏み、フィールドで生の体験を通して学ぶそうです。当法人の柴田代表が日頃から仰っている当法人のモットー「フィールドでの経験から学ぶ」に通ずるものを感じました。(中野)
クラス代表の生徒様に土を盛っていただきました。はにかみながらも、素敵な笑顔を見せてくれました。生徒様たちは、中学校をご卒業なさり、それぞれの道に進んでゆきますが、この度の記念植樹を思い出し、ふと母校に思いを寄せていただけたらと思います。また、卒業生が植樹したどんぐりの苗木を、後輩たちが、先輩方の思いを丸ごと受け継ぎ、創意工夫を重ねて育ててゆき、命を次世代につないでいっていただけたらと願っております。(荒川)
最後に、代表の生徒様からお礼の言葉を頂戴しました。生徒様は、成人式の時に、今回植樹した樹の下に皆で集まりたいと仰ってくださいました。吾田中学校様がこの度本事業へ名乗りをあげて下さった理由のひとつには、「成人式で集まるなど地域との関りが最も強くなる中学生時代に、卒業記念として形に残るイベントがしたい」という先生方の思いがございます。この度植樹した宮崎県産のクヌギの木が、生徒様と競い合うように成長し、生徒様の帰る場所、心のふるさととなれば、これに勝る喜びはございません。(中野)
学年代表の生徒様から温かいお言葉をいただきました。この度ご卒業される生徒様たちが、いずれ社会に出て地元を離れていっても、地域に貢献できるような人材となって故郷に戻り、自らの手で植え、育てたこの木のもとに集ってくだされば幸いです。生徒の皆様がそれぞれの場所でご活躍されることを心から願っております。(荒川)
日南市の吾田地区は、漁師町である油津地区と古くからの城下町である飫肥地区の間に挟まれた小さな集落が集まって成り立ち、現在一つの地区としてのコミュニティが形成されつつあるそうです。どんぐりから苗木一本国民運動in宮崎にご参加した生徒様が大人へと成長する過程でご活躍し、手を携えて地域の発展を担う存在となることをお祈りしております。この度快くご協力下さいました関係者の皆様、まことにありがとうございました。(中野)
報道陣の方も取材にお越しくださいました。この活動を広く知っていただくことで、皆様が少しでも破壊されつつある地球に思いをはせ、動き出すきっかけに出来ればと願っております。この度は、「どんぐりから苗木一本国民運動in宮崎」を実施するにあたり、当法人と吾田中学校をめぐり合わせてくださった日南市教育委員会様、ご多忙の中、事業の趣旨に賛同し、ご協力くださった吾田中学校職員の皆様、ご参加くださった生徒様、苗木の施工、運搬、標柱の設置などにご協力いただいた宮崎県造園緑地協会様、この事業にご協力くださったすべての皆様、この度は誠にありがとうございました。 日南市のますますのご発展と皆様のご健勝をお祈りしております。(荒川)
2017年2月22日:「どんぐりから苗木一本国民運動 in 鹿児島」を鹿児島市立武岡台小学校で行いました。
当日は、鹿児島県公式キャラクター「ぐりぶー&さくらちゃん」が、どんぐりから苗木一本国民運動応援団として駆け付けてくれました。
一昨年前にスタートした「どんぐりから苗木一本国民運動in九州」では、熊本県のくまモンで始まり鹿児島県のぐりぶー&さくらちゃんで、九州全県を制覇、終了することが無事できました。これも九州全県の関係者のご尽力の賜物だと心より深く感謝しております。九州全域の記念植樹を達成した今、日本全域の「どんぐりから苗木一本国民運動」記念植樹達成まで、残すところ十数カ所までになりました。これから訪れる地で、地域の風土や文化を学び、ともに分かち合い、新たな出会いと感動を、その土地毎の文化にあわせ植樹して参ります。どうぞこれからもご指導ご鞭撻のほど宜しくお願いいたします。(代表:柴田)
鹿児島市は南九州地域の主要な都市で、政治・経済・文化・交通の中心地であると共に 西郷隆盛や大久保利通で有名な薩摩藩にゆかりのある地、桜島を始めとする多くの山を有する緑豊かな地です。そのような歴史と緑に恵まれた鹿児島市にて九州地方Finalとなる「どんぐりから苗木一本運動in鹿児島」が盛大に開催されました。当日は鹿児島県のPRキャラクター「ぐりぶー」と「さくら」が応援に駆け付けてくれました。写真をみていただくと分かる通り、ぐりぶーとさくらはそれぞれ鹿児島県の自然の豊かさを体で表しています。また、四季彩豊かな花や緑が鹿児島から全国に広がってほしいという願いが込められて生まれたそうです。(増田)
当法人の活動に賛同して参加してくれたぐりぶーは、花や緑に関すること全般を趣味とするくらい豊かな自然が好きなのだそうです。ぐりぶーとさくらちゃんの登場に、子ども達は手を振って喜んでいました。(飯塚)
今回は鹿児島市立武岡台小学校にて記念植樹を行いました。武岡台小学校は鹿児島市内で唯一学校林のある小学校であるということを校長先生がおっしゃっていました。自然がたくさんのこの小学校で卒業を控える小学6年生の児童55名と記念植樹を行うことができました。式典では小学校の校長先生、鹿児島市教育委員会、鹿児島県造園建設業協会の方から有難いご挨拶をいただきました。今回武岡台小学校に植えさせていただいたどんぐりは「アラカシ」になります。本事業どんぐりから苗木一本運動では地元に根付いたどんぐりの苗木を植樹します。こちらの主旨を受け、鹿児島県造園建設業協会様が鹿児島県の気候に合った種類のどんぐりということでこちらの「アラカシ」を探してくださいました。学校林の木々が高くそびえたつ中、まだ2メートル程度のドングリの苗木はこの土地に根付いたばかりではありますが、林の中で力強く成長していってもらえたらなと思います。(増田)
式典には校長先生をはじめとして、鹿児島市教育委員会施設課長様、横瀬造園様、今年卒業する55名の児童たちと、教職員の方々にご出席を賜りました。校長先生からは、成人しても今日のことを思い出して、また武岡台小学校に遊びに来てほしい、どんな困難にも負けずに大きな幹のような人間に成長してほしいというメッセージが送られました。式の最中も、児童たちは真剣な眼差しで校長先生や、柴田代表のお話を聞いていました。(下山)
竹岡台小学校は団地内にありながら県内有数の敷地面積を誇り、約1.4ヘクタールの学校林「竹岡台の森」があります。そのため子ども達は、日常的に多くの人と接することができるだけでなく、自然と触れ合える環境にあります。今回はこの森に相応しい常緑広葉樹であるアラカシというどんぐりを植えました。この記念植樹によって、竹岡台の森がより多くの子ども達が集う、自然学習の場になることを願います。 (飯塚)
植えたどんぐりは、アラガシというどんぐりです。鹿児島に古くから自生している木の一種で、ツヤのある葉の間から、たくさんのどんぐりを実らせてくれます。どんぐりは昔から子供たちの遊び道具や、万一の食料として人間生活に密接に関わってきました。まさに人間に寄り添い、共生を果たしてきた生命なのかもしれません。自然への気遣いが薄れている今、どんぐり運動が、もう一度環境を見つめなおし、自然の有難さを思い出す機会になれば幸いです。児童代表の挨拶では、苗木を後輩に託し責任をもって育てていくという確かなメッセージを頂きました。(下山)
やや天候の不順が心配される空模様でしたが、植樹への思いが届いたのか、雨が降ることはありませんでした。無事、苗木の植えられた屋外へ出て、植え込みと記念撮影をすることができました。(下山)
代表の児童さんからお言葉をいただきました。(写真左)今回こちらのどんぐりの苗木は卒業記念としても植えさせていただきました。雨風に負けずどんぐりが逞しく育っていくよう、子どもたちも様々な困難に負けず逞しく成長していってほしいなと思います。そして、一度鹿児島市を離れたとしても、故郷の発展のために活躍できるような人となって戻ってきてもらえればと思います。(増田)
一時は天候が心配されましたが、子ども達の明るい笑顔や元気な挨拶が運を呼び寄せ、無事に植樹を終えることができました。改めまして、武岡台小学校の皆様を始めとした今回の記念植樹にご協力いただきました皆様へ厚く御礼申し上げます。今後も当法人は47都道府県、さらに海外の子ども達へ緑の輪を広げてまいります。(飯塚)
熊本県でのくまモンとの植樹から始まり、今回の「どんぐりから苗木一本運動in鹿児島」をもって九州地方は全県での植樹が完了しました。九州地方の行政並びに造園関係者の皆様、そして関わってくださったすべての方々にこれ以上にない感謝を申し上げます。 また、今回の植樹を開催するにあたりご協力くださった鹿児島市、鹿児島県造園建設業協会様ならびに関係者の皆様、誠にありがとうございました。当法人では緑のバトンを全国に繋ぐためこれからも日本全国そして世界各国を駆け巡ります。(増田)
2017年2月21日〜「この日、メロディにのせて、メッセージを伝える活動がはじまりました。」
とある街角にある一台のピアノが、時に人々にやすらぎと優しさを与えてくれます。
多様な考え方によって生まれるESD(持続可能な教育プログラムの開発及び実施など)環境学習がここにあります。
でこぼこコンビの「Team‐acorn」がお贈りする「どん君の夢」・「ガイヤ(地球)」をお聞きください。
「Team‐acorn」では、当法人のゆるキャラ「どん君」と一緒に、国公立・私立幼稚園や保育園にお伺い致します。
講演内容:ESDを遵守した「絵本(どん君の夢など)の読み聞かせや、どん君と一緒に歌って踊る、どん君体操を披露致します。
※当団体は、学生主体で運営を行っているため、大学の長期休暇並び土日祝祭日を講演日としております。
ストリートピアノとは、イギリス発祥のストリートプロジェクト、街角(=ストリート)の一角にピアノを設置し、大人から子供まで自由に弾くことができるようになっています。たまたま通りかかった人がピアノを弾き、その音色に立ち止まる人との交流が生まれるというものです。日本で最初のピアノは鹿児島市に置かれました。使われずに古くなったピアノが調律、色鮮やかに装飾され再び命が吹き込まれます。南九州地方を中心に、この運動は広がり、今では九州に10台を越えるピアノが音色を奏でています。
私たちの使命の一つが、次世代に緑豊かな環境を残し、子供たちがのびのびと成長できる社会基盤づくりをすることです。そのために栃木県足尾銅山の緑化再生を目指した「植樹ツアー」や、全国への環境保全活動の啓発事業「どんぐりから苗木一本運動」などを継続し行ってきました。ひとつひとつの音が幾つも重なり合い、メロディになった時、無限に広がる音色は心に直接響いて、誰しもが持っている優しさを思い出させてくれます。私たちは、人の心に語り掛けるような環境保全活動をしていくために、メロディにのせたメッセージを伝える活動をはじめます。素直な気持ちから広がる、優しさの溢れる環境保全活動を啓発していくことが、未来を生きる子供たちに、笑顔と豊かな自然を残してゆけると信じております。
栃木から広がるメロディプロジェクトとして、当団体の応援キャラクターであるどんぐりの「どん君」をイメージした「どん君体操」を一緒に踊ってくれる幼稚園を募集中です。足尾の緑化再生をたどる紙芝居「どん君の夢」も同時に公演も行います。プロジェクト発足時に、作曲した2曲「どん君体操」「ガイア(地球)」の他にも、続々と作曲をしていく予定です。作詞作曲に興味のある大学生の方は、ぜひ当団体にご連絡ください。(下山)
結成したばかりのわたしたち「Team-acorn」は、音楽を通して環境保全の大切さを伝えるべく、県内の幼稚園をめぐり、出張講演を行います。メロディーに合わせて踊る「どん君体操」でも、子供たちに楽しみながら環境について考えていただければと思います。ぜひご依頼ください。また、このように、思い思いの旋律や言葉で作詞作曲をしてくださる学生さんも大募集中です。自分の考えや願いを伝えたいときに、歌にすることでしか伝わらないものがあると思います。百聞は一見に如かず、ぜひとも一緒にチャレンジしてみましょう。(荒川)
今回は、九州がどん君と一緒に歌って踊る、どん君体操及びピアノリサイタルをストリートピアノのある「宮崎アートセンター」「鹿児島市一番街商店街」「鹿児島空港」にて披露させていただきました。九州地方では、地域振興・活性化のひとつとして誰もが自由に弾くことのできるストリートピアノが活用されているようです。私たちは、音楽という手段で、メロディーや歌詞に環境保全・教育についての熱い思いを乗せて、全力で歌って踊って参りました。通行人の中には、そのまま通り過ぎていく人、また立ち止まって聞いてくれる人、様々な方がいらっしゃいます。通りかかった人、1人1人の心のどこかに私たちの伝えたいメッセージが届いてもらえたらという思いで今回のピアノリサイタルをやらせていただきました。(増田)
スタッフも楽しく踊っております。講演では、「どん君の夢」という、人間の過度な開発による自然環境の悪化がテーマとなっている紙芝居の上映のほか、「どんくんのうた」という自然と人間との共生がテーマとなった曲(オリジナルの振り付け付き)の上演を行います。この絵本、音楽の主人公である、どんぐりの「どん君」という当法人の応援キャラクターにも会うことができます。「どん君」に会って一緒に踊りませんか?幼稚園、保育園からの応募を心よりお待ちしております。(荒川)
私たちはこれから幼稚園や保育園にお伺いして足尾での出来事にについてを紙芝居にした「どんくんの夢」の講演と今回九州地方で披露させていただいたピアノリサイタル及びどんくん体操を行っていきます。つきましては、講演を希望する幼稚園・保育園を募集いたします。また、自分も作詞・作曲を思い思いにしてみたいという大学生も募集いたします。音楽を通して、日本中、そして世界中の人々にメッセージを伝えていきましょう。(増田)
2017年3月29日:ESD環境教育実践プログラム「みどりの妖精、どん君の出張授業 in バンビーニゆめ保育園・宇都宮」を実施致しました。
当日は、元気いっぱいの40名を超える妖精(園児)が舞い降りて来て下さいました。
「どん君の出張授業」では、日本初の公害事件(足尾銅山鉱毒事件)の地、栃木県日光市足尾を舞台に、オリジナルの紙芝居、「どんくんの夢」を用いて、園児達に自然の大切さや「生きるもの」全てに、命があるということを学んでもらいます。また、リトミックを用いた「どん君体操」では、体を使って、集中力や表現力、そして身体能力の高揚感とともに、情操教育を体感していただきます。
「リトミックとは?」フランスが発祥の、音楽を用いた教育方法です。音楽を耳で聞き、頭で考え、体で表現することを通して、豊かな心の成長を促します。幼少期のリトミック教育は、お子様に多くの効果をもたらします。その一つが、健やかな心身の発達です。リズムに合わせて、楽しみながら体を動かすことによって、自律神経の発達、基礎的な運動能力の養成が行われます。「どん君体操」は、そうしたリトミックの観点から、制作、監修された体操です。幼児のお子様でも、高齢な方でも、軽快なリズムとともに、簡単な振付で体操を楽しむことができます。今回は、当法人の大学生が、お子様と一緒に踊りの練習から行いました。
当法人のマスコットキャラクターであるどん君のサプライズ登場に、子ども達は「かわいい!」「ふわふわしてる!」と大喜びでした。(飯塚)
今回、「みどりのどん君出張授業」を宇都宮市内の保育園「バンビーニゆめ」様の2歳児〜5歳児、約40名を対象に実施させていただきました。バンビーニゆめ様では、同じ栃木県にある茂木町での米作り体験や宇都宮市内にある長岡樹林地での体験活動など、自然に触れる活動を多く取り入れている保育園でもあります。そんな保育園にて当法人のマスコットキャラクター「どん君」と子どもたちに自然と共に生きる大切さを伝えるべく日光市足尾を舞台とした紙芝居「どん君の夢」の講演と当法人が作詞作曲振付を行った「どん君体操」を子どもたちと元気いっぱいに踊ってまいりました。日光市の足尾の山から今日のために駆け付けてくれたどん君。子どもたちの「どん君〜!」という掛け声と共に登場しました。どん君をみた子どもたちは大喜び、会場は大興奮に包まれました。(増田)
園児たちの元気なかけ声で、どんぐりの妖精「どんくん」がみんなの前に現れると、園児たちは大興奮。みんながどんくんに仲良く挨拶をしてくれて、どんくんも楽しそうに登場することができました。最初はゆるキャラのどんくんに盛り上がりを見せていましたが、先生がお話しを始めると、園児たちは話を聞く姿勢になっておりました。まだ6歳にも満たない園児が多いなか、先生の話を静かに聞いてくれる子ばかりで感激でした。(草野)
プログラムの初めは紙芝居「どん君の夢」の公演を行いました。お子様達は20分もの間集中して聞いており、新しい登場人物が現れる度に楽しそうに反応してくれました。この集中力には園長先生も驚いておりました。(飯塚)
「どん君の夢」の紙芝居講演の前にどん君の住む「足尾の山」とはどういう場所なのか子どもたちに説明しました。「みんなが知っている山は何色かな?」という質問に対し、「緑色―!」と子どもたちは大きな声で答えてくれました。「でもね、どん君が住んでいる山は昔こんな山だったんだよ…」という説明の後に鉱毒事件によって緑の失われてしまった茶色い山肌の広がる足尾の山の写真を見せました。子どもたちからは「茶色い山だ!」「火山みたい!」など驚きの声が上がりました。(増田)
紙芝居公演前に山から木が失われた理由を聞いた際には、「噴火したから」と多くのお子様から意見が上がっていましたが、公演を通して人の手で木が失われることがあることを学んでもらえたと思います。(飯塚)
スタッフ1人1人がそれぞれの役に付き、「どん君の夢」の紙芝居講演を行いました。子どもたちは終始、真剣に紙芝居を聞いていました。また、楽しい場面、悲しい場面によって子どもたちの表情が変わる様子が印象的でした。私たち人間のせいで足尾から緑が失われてしまったこと、たくさんの仲間たちが協力して少しずつ足尾に緑が戻っていく様子、どんな困難にも負けず力強く足尾で大きくなっていったどん君の姿をみて、自然と共に生きていく大切さやどんな困難があっても立ち向かっていく強さを子どもながらに感じ取ってもらえたら嬉しいです。(増田)
約100年前に起きた足尾銅山鉱毒事件。その事件で人間に大きな影響があったことは周知の事実ですが、足尾の動植物になにが起きたかまで考える人はなかなかいないでしょう。今回園児たちに読んだ紙芝居「どん君の夢」は、そんな足尾の小さなどんぐり「どんくん」が、困難に遭いながらも、友達と共に切磋琢磨しながら困難に立ち向かい、夢を叶える物語でした。少し難しい話ではありましたが、ユーモアもあり、園児たちは楽しみながら真剣な眼差しで紙芝居を聞いてくれました。自然に親しみのあるバンビーニの園児たちだからこそ、紙芝居から考え学び得たものがあったのではないかと思います。保育園やご家庭、小学校等で足尾について触れるとき、ぜひ今回の紙芝居を思い出してほしいと思います。そして、お友だちやご両親と一緒になって足尾について考えて、私たちと共に植樹活動ができたら嬉しいです。(草野)
「バンビーニゆめ」の園児のみなさんは、大学生が声で熱演した、オリジナルの紙芝居「どん君のゆめ」を真剣な眼差しで鑑賞してくださいました。視覚で訴えかける紙芝居という手段を使って伝えることで、子供ながらに、環境保全の大切さについて考えてもらえるのだなと、確かな手応えを感じています。また、紙芝居のみならず、音楽に合わせて体を動かすことで、子供たちの心を育てていくという、リトミックを用いた授業も行いました。環境保全を歌った私たちオリジナルの曲、「どん君のうた」を、「歌のお兄さん」と「歌のお姉さん」がオリジナルの振り付けとともに、園児たちへ指導しました。歌のお兄さんとお姉さんの隣にいるのは、私たちのマスコットキャラクター、どんぐりの妖精「どん君」です!園児たちのために、日光からコロコロ転がってきてくれました!かわいらしいフォルムとマスクのどん君は、園児達から大人気でした!どん君も、自然が大好きな園児のみなさんと出会えて、とても嬉しそうでした!(荒川)
園児達の眼差しは真剣そのもの。紙芝居の主人公であるどん君の成長を見て、どんな困難にも立ち向かって行けるような力を感じ取って、生きていくことの大変さや周りの環境との接し方について気づくことが出来たのではないでしょうか?(荻原)
園児、保育園の先生方の前で「どんくん体操」を踊らせていただきました。園児の前でお話するのは初めてで、とても緊張しました。園児たちはとてもいい子で、席に座って話をしっかり聞いていました。(小林)
園児たちは、歌のお兄さんとお姉さん、どんぐりの妖精どん君と一緒に、音楽に合わせて楽しく体を動かしました。園児の皆さんの楽しそうな姿や顔を見て、作詞作曲や振り付けを行うのはとても大変だったが、挑戦して良かったなとしみじみ感じました。話を聞くだけではなく、リズムに合わせて体を動かしていただくことによって、より分かりやすく、より効果的に環境保全の啓発活動を行っていくという、今後に繋げていけそうな企画だなと考えています。今回の良かった点や反省点をふまえ、更に進化した「みどりのどん君出張授業」を今後展開できるよう、試行錯誤を重ねていきたいと考えております。(荒川)
紙芝居の後はどん君と一緒に「どん君体操」を踊りました。園児達はメロディーに合わせてカラダをのびのびと動かすことで楽しみながらも、環境について考えてることが出来たのではないでしょうか?子どもたちがこの「どん君体操」を通して、環境を意識した生活を送ってくださることを願っています。(荻原)
いざ、どんくん体操が始まると、子供たちは大騒ぎ。しかし、ピアノの伴奏が始まると、お手本を真似しながら一生懸命踊っていました。園児達の前で踊ってわかったことは、言葉よりも音や踊りの方が子供たちには伝わりやすいということ。どんくん体操の背景にもある「リトミック」にかなっているな、と感じました。園児達のキラキラな笑顔がたくさんあって、とても良い時間を過ごせました。「どんくんのうた」の歌詞の意味も、園児達に届いていたらいいなと思います。(小林)
練習の合間に、代表の柴田先生とお子様たちが触れ合っている様子です。柴田代表は、ボディランゲージを通して、お子様と向き合っています。ただお話をしたり、ものを見せたりというだけでは伝わり切らない。全身を使って初めてお子様たちに伝わるメッセージがあるということを、痛感しました。どん君出張授業は、今後市内各地の教育機関にて行って参ります。今後とも皆様からのご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。(下山)
当法人の代表は、大学生など年が近い面々以上に園児たちから大人気でした。今まで、色々な社会貢献活動を通して多くの子どもたちと出会い、正面から向き合っていらっしゃった経験の賜物なのだろうなと感じています。身近に学ぶべき先生がいるのだということに、改めて気づいた瞬間でした。みどりのどん君出張授業のフィナーレでは、園児の皆さんや、先生方と共に記念撮影を致しました。どん君も、自然の大切さをみんなに分かってもらえたため、ニコニコ上機嫌です。今後も、この授業を多くの園児たちと共につくっていき、緑を大切にできる子供たちを育てていければなと考えております。この授業を行うにあたって、急なお願いであったにもかかわらず、快諾し、惜しみない協力をしてくださったバンビーニゆめ保育園の先生方に、スタッフ一同感謝の気持ちでいっぱいです。ご協力、ご参加くださった全ての皆様に感謝申し上げます。この度はありがとうございました。(荒川)
最後は園児達と触れ合う時間を設けていただきました。これからの未来を担っていく子どもたちが、周囲の動植物とどのように関わっていけばいいのかを自ら考えていくことのお手伝いを出来たのなら幸いです。(荻原)
今回、どんくん体操を踊らせていただけたこと、そして協力してくださった保育園様に、とても感謝しています。子供たちが自然に触れる機会が少なくなっている中で、自然を大切にしようと、言葉で訴えかけるのは難しいものがあります。より多くの幼稚園、保育園で「みどりのどんくん出張授業」を行い、子供たちに自然の大切さを知っていただけたらと思っています。集合写真では、アラカシの木と一緒に写真を撮りました。幼い頃の経験は、一生モノになると思います。今回の出張授業で子供たちの心になにか一つでも得られたものがあると嬉しいです。大きな木に成長したどんくんのように、子供たちも大きく、立派に育って欲しいです。受け入れてくださった保育園さま、本当にありがとうございました。(小林)
今回、どんくん体操を踊らせていただけたこと、そして協力してくださった保育園様に、とても感謝しています。子供たちが自然に触れる機会が少なくなっている中で、自然を大切にしようと、言葉で訴えかけるのは難しいものがあります。より多くの幼稚園、保育園で「みどりのどんくん出張授業」を行い、子供たちに自然の大切さを知っていただけたらと思っています。集合写真では、アラカシの木と一緒に写真を撮りました。幼い頃の経験は、一生モノになると思います。今回の出張授業で子供たちの心になにか一つでも得られたものがあると嬉しいです。大きな木に成長したどんくんのように、子供たちも大きく、立派に育って欲しいです。受け入れてくださった保育園さま、本当にありがとうございました。(小林)
2017年4月22日「第14回:学生の力で緑を育てるための植樹活動in日光」開催!
当日は、全国の大学生をはじめとした、志し豊かな親子連れがご参加してくださいました。
当団体の「ゆるキャラ、どん君」に続き、歌って踊れるユニット「Team−Acom」が、セカンドステージを1100人を超える観客の前で、歌と踊りを披露しました。ご協力をいただきました関係者各位様に心より厚く御礼を申し上げます。(柴田)
■晴れやかな天気の中、千人を越える参加者が集まりました。今年も足尾の山々に春が訪れます。私たち人の手で取り戻してきた自然が、豊かな緑に色づいていました。 植樹は低所付近と、階段を上っての高所に分かれます。体力に自信のある学生は、高く険しい高所での植樹を行いました。一段一段と踏みしめ、階段上るに連れて、徐々に足尾の山々の全容が明らかになっていきます。学生の方々は、初めて見る景色に戸惑っているようでした。 山から見える光景が、自然の美しさを表すと同時に、人間の過ちも写していたからです。足尾の山々は、100年たった今でこそ、およそ半分の緑が取り戻されてきました。それでも山々には、取り戻された緑の隙間に、過去の傷跡が残っています。岩や地肌が剥き出しの茶色い山が、そこには残っています。(下山)
■意識高き大学生と小学生親子が参加して下さいました。初めて足尾に訪れて植樹体験をした方もいれば、何年も継続して来てくださっている方もいました。体力に自信のある学生は高地で、おもに小学生親子は低地で植樹を行いました。高所まで登るのは大変だったかと思いますが、上からの眺めは素晴らしいものだったと思います。小学生親子は協力しながら一生懸命木を植えていました。この体験が、参加者様皆さんにとって、いい思い出になっていただければ幸いです。(小林)
■植樹の最中は、学生の方々にも笑顔が垣間見えました。シャベルでサクサクと掘りながら、苗木を植えます。穴を掘るたびに、ゴツゴツとした石ばかり出てきて、苦戦している方もいたようです。時には、ご年配の方々のご指導をもらいながら、苗木を植えることができました。抱えていた苗木を、すべて山に植え終えた時、自然と達成感に包まれていました。足尾に吹く風が首筋の汗をさらい、身体と自然が、まるで一体になっているような感覚になりました。山に登り、木を植えるだけの行為かもしれませんが、この体験がいろいろなことを教えてくれました。緑化活動を次世代に託していくこと、すなわち「人と人の繋がり」でしたり、自らが行動し道を切り開いていく大切さ、すなわち「主体性」でしたり、得られたものは参加者にとって様々です。足尾の苗木とともに私たちは、ひとりひとりの「心の苗木」も植えることができたと考えています。(下山)
■受け取った苗木を1本1本丁寧に植えていただきました。穴を掘って苗木を植え、土を被せて水を与えるという単純な作業ですが、この一つ一つが環境保全に繋がっていること、足尾の緑を取り戻していることを実感していただけたかと思います。新入生にも参加していただき、お友達もできたようで、スタッフも参加者様の笑顔が見られて嬉しく思います。緑を守ることは、植えるだけでなく、その後も育てていくことが大切です。また来年も参加していただけると嬉しいです。(小林)
■宇都宮大学をはじめ、様々な地域から大学生が足尾に緑を取り戻すため駆けつけてくれました。約1000段の階段を登る険しい道のりだったにも関わらず、多くの大学生参加者が山の頂上まで登って植樹をしてくれました。山の上からの足尾を見て、多くの学生が緑の少なさを実感していました。普段あまり感じることのできない、負の遺産「足尾銅山」を目の当たりにして、気持ちを新たに、今後も継続的してこの植樹活動に参加していってもらえればと思います。(草野)
■今回の植樹も全国から大学生が集まりました。体力のある大学生は山の高所での植樹を行いました。何百段もある階段を、苗木、水、土、道具を抱えながら懸命に登りました。足尾で木を植える活動をしている方の高齢化が進む中、若い世代に植樹のバトンを託す時代が来ています。植樹をする大変さや自分の植えた木が何十年も足尾の山で生き続けるという感動をもっとたくさんの学生に知ってもらいたいなと思いました。(増田)
■今回で足尾銅山に足を運んだのは2回目となりましたが、やはりいつ見ても何か異様な雰囲気を感じます。足尾銅山はハゲ山とも呼ばれ今回の植樹活動のように緑化事業が行われています。公害によって緑が枯れ動物にとっても住みにくい場所になってしまっています。緑の破壊は簡単にできますが再生するには何十年も時間がかかります。その中でも山に住む動物がいます。鳥や鹿、熊など。人間が足尾銅山に与えた傷は簡単に癒えるものではありません。私たちが植えた樹木の苗木1本1本が足尾に緑を取り戻すために必要なものです。未来に緑を残すためにこの活動に参加する方が増えてくれることを願い、これからも植樹活動に参加して行きたいと思います。(星野)
■今回の植樹ツアーでは、当団体が運営している学童保育「アフタースクール寺子屋」のご家庭も親子で参加してくれました。もう何年も足尾に通い続けて、木を植えてくれている児童もおり、恥ずかしながらスタッフよりも慣れた手つきで植樹していました。また、寺子屋だけでなく、新聞記事を見て参加して下さった親子もいました。みんな熱心に木を植えている姿を見て、自然とともに健やかに成長している様を感じとれました。私自身も今後の植樹活動の励みとなりました。日差しがあり斜面での植樹で大変だったかと思いますが、参加者の皆様お疲れ様でした。(草野)
■小学生の親子も4家庭、植樹に参加してくださいました。今回が初めての足尾植樹で足尾の山を見たこともないというお子様もいました。バスの中で「あの山何色?」と聞くと「茶色い…」と初めて見る茶色い足尾の山に衝撃を受けたような顔で答えてくれるお子様もいました。今回も、親子で協力しながら苗木一本一本を植樹していただきました。足尾の山を五感で感じて、緑を守り、育てていく大切さを足尾の山から感じ取ってもらえたら嬉しいです。(増田)
■この度の足尾での植樹活動には、親子連れの方々にもご参加いただきました。 何度も親子で植樹活動にご参加いただいているご家庭もございましたが、今回は足尾という山に初めて訪れた子供たちも多くいらっしゃいました。足尾銅山鉱毒事件は100年以上も前に起きた事件であるにもかかわらず、未だに緑が少なく、ごつごつとした岩肌がのぞいているという現状を目の当たりにし、子供ながらに考えるものがあったのではないかなと思います。今回、こどもたちが味わった感情を風化させることなく心の中に刻み込み、緑を大切にしていくための原動力としていただければ幸いです。(荒川)
■この度の植樹活動では、銅親水公園のステージをお借りして、当法人で作詞作曲を手掛けた、「ガイア」と「どん君のうた」を披露させていただきました。「ガイア」や「どん君のうた」を作成した背景には、当法人で行っている。「ESD環境教育プログラム」がございます。「どん君のうた」には、リトミック要素を取り入れた振り付けもございます。この2曲を演奏することで、音楽の力を用い、子供たちだけではなく幅広い年代の方の心に直接訴えかけ、環境保全に関心を持っていただくきっかけづくりをすること、また、歌に合わせて楽しく体を動かすことを通して、子供たちの心を豊かにしていくとができればと考えております。この2曲を1000人以上の参加者の前で歌わせていただきましたが、皆様の心に少しでもひっかかるものを残せていたら幸いです。急なお願いにも関わらず、丁寧にご対応くださった関係者の皆様や、この植樹活動にご賛同いただき、緑を取り戻してゆくためにお集まりいただいた参加者の皆様に心より御礼申し上げます。この度は誠にありがとうございました。(荒川)
2017年5月27日:初夏の世界遺産日光で「第9回:親子で遺産を巡るみどりの植樹ツアーin日光」開催(満員御礼!)
全国から多くの大学生が駆けつけてくれました。また栃木県内では、志し豊かな親子連れがご参加してくださいました。
どんぐりから苗木一本国民運動の発祥の地、日光市足尾で、5年前に採取した種子(どんぐり)から育て上げた苗木を日光市足尾の山に還しました。(循環植樹)私達が4年から5年かけて宇都宮のどんぐり畑で、大切に育てた(草むしりなど)苗木を、ふるさとの山に子供達や全国の大学生とともに植樹しました。苗木には、暴風や落雷、大雪に備えられるよう、苗木の横に支柱を建て、害獣除けネットで囲み、アクリル製の看板を取り付け作業を完了させました。来年、何本の苗木が寒暖の激しいこの地で生き残れるのか、学生や子供達も興味津々でどんぐりから苗木を還し、故郷の山々に植える循環植樹「どんぐりから苗木一本国民運動」に幕をおろしました。親御さんからは、「まさに人生の縮図を苗木に託しているような気がします。」といわれ、まさに、その通りの活動です。と、代表が答えていました。多くの保護者や全国の大学生から「本当に素晴らしい活動を長年継続してやられているんですね。」と感心されていました。
朝は土砂降りの雨が降っており、無事に植樹ができるのか不安を感じていましたが、いざ足尾の山に着くと、ピタリと雨がやみ、気温も湿度も丁度よい天候となりました。毎年、植樹を行う時間帯には、雨が降っていてもやんでしまうというお話を運営の方から伺いました。まるで、足尾の山々が、植樹を行う人間達を出迎えてくれているかのように感じました。 4月の植樹に引き続き、この度の植樹ツアーにも、足尾の山をかつての鉱毒事件により緑がなくなってしまった場所の象徴として後世に残していくのではなく、復興の地足尾として未来の子供たちに残していきたいという志を持った多くの学生たちや、親子様にご参加いただきました。定員がいっぱいになるまで多くの方々にご参加いただけて、嬉しく思っております。 (荒川)
今回が9回目となった5月の「世界遺産を巡る植樹ツアーin日光」。栃木県の学生のみならず、北は秋田県、宮城県、南は長野県、静岡県と遠くからの学生参加者が多くいらっしゃいました。また、当法人が運営している学童保育、「アフタースクール寺子屋」に通われているお子様たちとその親御さん方も多く参加して下さいました。植樹を行う数分前まで小雨が降り、植樹活動がしずらいかと思われましたが、全国から集まった学生とパワフルな子供たちの足尾に緑を取り戻そうという熱意で、植樹開始時には快晴となりました。これには私たちスタッフも驚きでした。雨が降ったとはいえ、石や雑草で土が掘りずらく、植樹活動はなかなか大変なものだったと思います。しかし、今回参加して下さったご家庭は、去年も参加してくださったこともあり、慣れた様子で植樹を楽しんでいるようでした。 (草野)
今回はアフタースクール・寺子屋からも多くの親子が参加してくださいました。子供たちは楽しそうに、受け取った苗木を植樹していました。子供たちにとっては「木を植える」ことが、環境保全をしているというわかりやすい活動なのだと思います。また、昨年も参加してくださったご家庭からは、「去年植えた木はどこ?」という声も聞こえました。活動を継続的に行っているからこそ、芽生える感情だと思います。また来年も、今回植えた木の成長を見て、木とともに自分も成長したんだと感じてほしいです。(小林)
植樹だけでなく、足尾に住むカモシカを見つけたり、昆虫を見つけたりと、普段あまり目にすることのない豊かな自然も同時に楽しんでいました。今回、参加者が主に植えていたのは「アセビ」という苗木で、鹿などの野生動物が食べないそうです。今回ご参加いただいた方に、是非とも来年もお友達を連れて参加していただき、自分が植えた苗木がどのくらい成長しているのか見てほしいです。そして、また新たに苗木を植えて、緑の輪が広がっていければと思います。(草野)
お父さんと一緒に遠出するのも、なかなかないことなのか、親子で仲良くしている姿が見られました。土をいじったり、虫を一生懸命追いかけたり、自然に出て遊ぶことも、子供たちにとってすごく楽しかったようです。植樹ツアーは、ただ植樹をすることだけでなく、親子の絆を深めることも目的としています。子供のそばで生粋の笑顔をたくさん見られたのは、私もとても嬉しかったです。両親が共働きで普段親と一緒に過ごす時間が少ないご家庭でも、このような機会を通して家族の絆を感じていただけたかと思います。(小林)
宇都宮大学の学生や小学生親子をはじめ、秋田、宮城、長野、静岡、千葉、東京など全国各地から参加者が集まって下さいました。学生は1区画でまとまって植樹を行いました。苗を植えるための穴掘りに苦労したり、大学生同士の交流を深め合い、植樹の時間はあっという間に過ぎました。禿山となってしまった足尾の山に、植樹をしていくことの大切さを、この活動を通してさらに社会に広めていきたいと思います。(寺澤)
朝は雨が降り、植樹中は曇りだったので植樹をするには最適な天候だったと思います。苗木が立派に成長していたこともあり、植えるのに骨が折れましたが。植えた後のどんぐりの苗木を見ていると、未来には折れることのないような太く丈夫な木に育つ気がしました。私たちがいなくなった後も足尾の緑を支える大事な一本になるよう願っています。(星野)
本日の植樹活動でも、小学生から大人まで、幅広い年代の方々にお集まりいただきました。初めてご参加いただいた方もいらっしゃる一方、継続していらしてくださっている方や、大学生の頃からこの植樹に携わっていらっしゃる、私達スタッフのOBの方も数多くいらしてくださいました。皆様、自ら植えた苗木一本が、豊かな自然を取り戻す第一歩となっているということを、各々で感じていただけたかなと思います。 私共の育てているどんぐりの苗木を管理して下さっている清水造園様を含め、多くのご協力をいただいている関係者様、この度の植樹ツアーにご参加いただいた皆様に、感謝申し上げます。 この度は、まことにありがとうございました。(荒川)
6月10日:「自然災害や有事に備えた防災対策セミナーin宇都宮」開催(満員御礼!)
防衛省・宇都宮市・防衛医科大学・自治医科大学・筑波大学、他のご協力の下実施しました。
―はじめに―
セミナー開催につきまして、限られた時間にもかかわらず、迅速にご対応いただきました、宇都宮市長をはじめとした関係者の皆様に、心より深く感謝申し上げます。
この度のセミナーでは、地域住民の安全や安心はもとから、日常では知りえない知識や情報まで、幅広い雑学を交えながら教授いただきました。参加者は、意識の高い高校生から大学生、そして行政関係者ならび学校関係者等と幅広い年齢層の方々にごお集まりいただきました。このセミナーが、皆様や周囲の方々の日常に役立つ情報が含まれていたなら幸いです。この機会を機に皆様が、自然災害や有事が起きる「真のメカニズム」について関心を持ってくださることを願うばかりです。 (代表:柴田)
私共の運営する学童保育、「アフタースクール・寺子屋」の子供たちを守るために企画した、「自然災害及び有事に備えた防災対策セミナー」でしたが、アフタースクールに通うご家庭のみならず、意識の高い大学生や、教育関係者、行政職員の方も本セミナーにお集まりいただき、席が満員となりました。講演は、宇都宮市危機管理課、自治医科大学、防衛医科大学の先生、陸上自衛隊の方を講師としてお招きし、お話いただきました。宇都宮市危機管理課の方からは、栃木県の防災についてご教授いただきました。栃木県に住んではいても、情報を得ようとしないと得られないということに気づきました。日々アンテナを高くして生活することが必要だと感じました。(荒川)
宇都宮市危機管理課の杉本様にご講演を頂きました。避難のルートや避難所、備蓄物など、具体的な市の防災対策について教えて頂きました。参加者の中には、宇都宮市在住の方も多くいらっしゃり、地元の防災対策について知るいい機会になったのではないでしょうか。また、最近ニュースを騒がせている北朝鮮のミサイル問題についても、市の対応がホームページにあるそうです。避難訓練も市で幾度か実施を行っているという話も伺いました。地元宇都宮でも、目新しい事象に対して、対策がなされていることを皆様知ることができたと思います。(草野)
自治医科大学 感染制御部長 森澤先生からは、生物、化学テロに対しての病院の対応についてお話いただきました。先生のお話から、有事の際でも、そうではない時でも、私達が病院で医療を受ける際には、「客」としてではなく、医療というものを理解し、参加する、「医者と共に医療をつくっていく当事者」としての意識が必要であると感じました。 医療に対しての見方を変える機会となりました。(荒川)
自治医科大学の森澤教授にご講演を頂きました。医療の観点から、化学兵器への防災対策を教えて頂きました。過去の地下鉄サリン事件などからも学んだことをもとに、私たちのような学生でも理解しやすいようにご教授くださいました。万が一化学兵器に遭遇した場合どうしたらいいのか、現場の立場からのお話で実体性があり、参加者の皆様も真摯に受け止めることができたと思います。普段なかなか聞くことのできない病院側のテロ対応のお話から、私たちも医療への認識を高め、そして防災意識向上に繋がればと思います。(草野)
自衛隊の化学防護隊長である務台先生には、過去に使用された例をあげながら、化学兵器や生物兵器の危険性や対応策、テロリストの行動心理ついて専門的なお話しいただきました。万が一、テロが起きた際に使用されうる毒物の特性や危険性など大変参考になるお話でした。日本のみならず、海外の事例を多く取り上げており、ペスト菌によるテロ行為や、戦時中の人体実験例など、極めて恐ろしいお話しもございました。時に現実は、私たちの想像よりはるかに残酷です。最悪のケースを想定し常に備えておくことは、日常を安全に過ごすために必要なことであると感じました。(下山)
陸上自衛隊化学防護隊長からの貴重なお話をいただきました。もしも、身の回りで生物化学テロが起きてしまったら?自分の命を守るためにすぐにできる対応は何か、ほぼ知識のない私たちでもわかるように丁寧に話をしてくださいました。また、印象に残っているのがトリアージについてです。トリアージとは、治療の優先度を決めて救命活動を行うことです。患者の様態を見て、救える命から救っていく、というのは、平時に生活している今、考えられることではありません。有事に遭遇して初めてそのような命の選択の時があるのだと思いました。それを決定する医師の覚悟や、現場の様子のお話を聞き、考えさせられるものがありました。多くの命を守るためには、自分自身で身を守り、生き抜く力が必要だと強く思いました。(小林)
加來先生は、防衛医科大学の感染研究センターで教授をなされており、テレビ出演もなされている先生です。生物兵器ごとの広がり方や、発症例など大変参考になるお話をいただきました。特に、生物兵器による潜伏期間のお話が印象的でした。病原菌による潜伏期間が長いほど、感染者は長い距離を移動し、同時多発的に発症、蔓延をしてしまいます。もしかしたら、あなたの身近なお友達や家族が知らず知らずのうちに感染し、発症してしまうかもしれません。生命の危機は、ある時突然に、音もなく忍び寄ってくるということを、他人事でなく実感しました。また、昨今の国際情勢についても触れながら熱弁されていたお姿が大変印象的でした。(下山)
世界一受けたい授業にも出演された経験がある加來先生の講演です。加來先生からは、今までに世界で実際に起きた生物化学テロや、実際にそのようなテロの際、人体にどのような影響が出るのか、病状は、感染経路やスピードなど、詳しいお話をしていただきました。スライドに映る生々しい写真などをみて、生物化学テロは実際に起こり得るのだと改めて思いました。時代は日々進化し、それに伴って化学も進化していくものです。もちろん、私たちの生活に欠かせない医療の進化にもつながっているわけですが、世界では残酷なことに使われる可能性も十分にあります。参加してくださった方々も、今回のセミナーで少しでも知識が増え、有事の際には冷静な考え方ができるようになればと思います。(小林)
4名の先生方より生物・化学兵器についての講演をしていただきました。私自身、生物・化学兵器について考えたことは一度もありませんでした。しかし今回のセミナーで、それらはとても恐ろしく、また遠い存在として考えてはいけないのだと思いました。参加者の皆さんも、講演後には先生方に質問するなどして理解を深められていました。(中平)
今回のセミナーでは、高校生、大学生、学校職員、行政職員、消防庁、医師、地域の防災担当の方々など、多種多様な知識を持った数多くの方にご参加いただきました。いつどこで何が起こるかわからない現在、社会全体として防災や生物・化学テロへの問題意識が高いということが分かりました。質疑応答の時間では質の高い質問から地域住民の素朴な疑問までここでしか聞けない質問が飛び交いました。講師の皆さまにとっても、地域住民の考えを取り入れる機会、また自らの考えを直接住民に伝える時間となり、講師の方々と地域住民、双方にとって有意義な時間になったことと思います。(増田)
今回、ご参加いただいた皆様から「とても勉強になった。」「とても有意義なセミナーだった。」というお声をいただくことができました。今回のセミナーにご協力くださった講師の皆様、報道してくださった数多くのメディア機関様、そして、お集まりいただいた多くの方々、その他、ご協力くださった皆様に心より御礼申し上げます。誠にありがとうございます。自分の身を守るため、そして自分の大切な人を守るため、今回のようなセミナーが全国に波及していくことを願います。今後も当法人では、現代社会の抱える課題に立ち向かうため、様々な機関や人々を巻き込みながら日々活動に取り組んで参ります。これからもご助力・ご指導の程をよろしくお願いいたします。(増田)
8月20日:防衛省協力「親子で学ぶ・自衛隊体験ツアーin宇都宮駐屯地」(満員御礼!)
【ESD環境教育プログラム】災害時などに自らの身を守る方法論「生きる力・生き抜く力」の養成を目的とした自衛隊体験ツアーを実施しました。
体験ツアーでは、災害時などの自衛隊の役割などをはじめ、救護体験やコンパスを用いた位置確認など、災害時に有効な知識を得ることができました。また、有事に備えた防衛システムなども学ぶことができました。多くの親子は、自衛隊がどのようなことを日々行い、災害時や有事に備えているのかが興味津々のようでした。参加者募集開始からわずか2週間で定員を上回る応募がございました。昨今の気候変動による災害や地震など、参加者からは、不安な声も聞こえておりました。
最後にご協力いただきました、防衛省、陸上自衛隊宇都宮駐屯地の皆様に感謝するとともに残暑の折、訓練等につきましては、くれぐれもご自愛くださいますようお願い申し上げます。(柴田)
8月23日:ESD環教プログラム「園児リトミック&森の妖精どん君の出張授業inはいほう保育園」(宇都宮市)
多くの園児が真剣なまなざしで授業を受けてくださいました。
柴田代表が挨拶の後に日光足尾に住む、森の妖精どん君のお話をはじめたところ、園児たちは興味津々で、目を丸くして代表のお話に聞き入っていました。その後、代表の森の妖精どん君を呼ぶ掛け声で、森の妖精、どん君が登場すると、会場は、一気に園児たちの声で沸騰しました。その後、どん君が何故、日光足尾から園児たちの前に現れたのかを、紙芝居を通して学んでもらいました。森の大切さや森が人々に与えてくれるものは?・・・・など、学ぶことは沢山あります。
当法人では、柴田代表のご指導を賜りながら、紙芝居や音楽、振り付けなどを作成し、大切なメッセージを子供たちの心に直接届けるための工夫を日々重ねています。
今回訪れた保育園では、0歳から5歳の園児さんが迎えてくださいました。
当法人オリジナルキャラクターのどんぐりの妖精「どん君」も、ニコニコ元気な子供たちに迎えられて、とても嬉しそうでした!将来園児のみなさんが大きくなったときに、どん君の願いでもある、「人間や、動物や、植物たちがみんな仲良く暮らせる社会」を創っていっていただければ幸いです。(荒川)
今回は、宇都宮市内の保育園「けいほう保育園」様の0歳児〜5歳児、約100名を対象に実施をしました。私たちは、子どもたちに自然を守り、そしてともに生きていく大切さを伝えるため、日光市足尾を舞台とした紙芝居「どん君の夢」の講演や当法人のオリジナルソング「ガイア」の披露をさせていただきました。また、日光市の足尾の山から、どんぐりの「どん君」が駆けつけてきてきれました。子どもたちの「どん君〜!」という掛け声と共に登場したどん君。子どもたちはとても大喜びでした。(増田)
「どん君の夢」は園児にはやや難しい内容ではありますが、絵と声色から子ども達なりに話を読み取って理解しているようでした。全員が紙芝居をよく見ているのが伝わってきました。 (飯塚)
当会オリジナルの紙芝居「どん君の夢」を、スタッフが演じると、どん君登場の賑やかさから静かに切り替わり、園児たちはじっくりと聴き入っていました。紙芝居を通して環境の大切さを伝えることができました。(寺澤)
足尾銅山の緑化再生をテーマとした紙芝居「どん君の夢」の上演を行いました。この紙芝居では、足尾に起こった悲しい過去や、山々の木々をもう一度取り戻そうとする人々の頑張りが描かれています。どん君の活躍に、園児のみなさんは驚いたり、悲しんだりと、真剣に聞き入っている表情が印象的でした。(下山)
どん君との触れ合いでは、どの子も夢中になってどん君にタッチしていました。紙芝居を読んだ上でのどん君の登場は、子ども達に感動を与えられたのではないかと思います。(飯塚)
紙芝居の上演が終わり、どん君が再び登場です。園児のみなさんは、興味津々で今にも飛びついてきそうです。どん君と触れ合う時間では、一人ひとりが、どん君の身体に手を伸ばしたり、握手をしたりと、本物のどん君を実感していました。環境を守っていくために、まずはできることからしていく。そう約束するかのように、園児のみなさんは、どん君に手をかざしていました。(下山)
今回、けいほう保育園のみなさんと環境について一緒に考える機会を持つことができ、とても嬉しく思います。園児の皆さんの心に何かが残り、人間の他にも生きる命があるのだなと思い出していただければ幸いです。本授業の実施に向けて、ご協力いただいた関係者の皆様に深く御礼申し上げます。この度は誠にありがとうございました。(荒川))
今回ご協力いただいた保育園様を始めとする関係者の皆様に深く感謝申し上げます。紙芝居「どん君」の夢でどん君がどんな困難にも負けず、立派な大きな木になったように、保育園の子どもたちみんなも立派に成長していってもらえたら嬉しいです。私たちはより多くの子どもたちに緑を守る大切さを伝えるため、どん君と共に栃木県内の保育園を駆け巡ります。(増田)
紙芝居の後再びどん君が登場すると、会場は一気に盛り上がりました。集合写真を撮影した後には、園児たちがどん君に駆け寄り、大変賑わいました。どん君の夢は子供達に届いたことでしょう。(寺澤)
8月28日:ESD環教プログラム「園児リトミック&森の妖精どん君の出張授業inゆりかご保育園」(宇都宮市)
◎出張授業では、自然の大切さを学ぶ紙芝居と、どん君体操を行いました。
ゆりかご保育園の園長先生にも当法人の活動にご賛同いただき、子供たちに緑を守る大切さを伝えていただきました。また、緑を増やす活動の一つである、奥日光の国有林へどんぐり採集へ行き、拾ったどんぐりを植え育てるという事業についてもご紹介いただきました。緑を取り戻す仲間がどんどん増えていく予感に、どんぐりの妖精「どん君」も胸を踊らせています。(荒川)
「森の妖精どん君の出張授業」は宇都宮市内の保育園「ゆりかご保育園」様の年中さんと年長さんを対象に実施をしました。保育園の周りには田んぼが広がっており、宇都宮市内でも自然に囲まれた保育園です。そんな中で過ごす子どもたちと共に日光市足尾を舞台とした紙芝居「どん君の夢」の講演とリトミックを用いた「どん君体操」を一緒に歌って踊りました。今回も、日光市の足尾の山から、どんぐりの「どん君」が駆けつけてきてきれました。子どもたちの「どん君〜!」という掛け声と共に登場。子どもたちはどん君に釘付けでした。(増田)
ゆりかご保育園には、100名を越える園児たちとそれを支える保育士さんがいます。愛嬌のある建物の周辺は、のどかな田園が広がっており、歌や体操、運動会など、園児のみなさんがのびのびと育つ環境が整っています。そんなゆりかご保育園では、元気いっぱいな園児のみなさんや、園長先生をはじめとした保育士の方々が、私たちスタッフを迎え入れてくださいました。 今回のどん君出張授業は、以前公演をさせていただいたバンビーニゆめの園長先生からご紹介をいただき、実現しました。人から人へ、気持ちがつながっていくのと同じように、どん君出張授業も、多くの幼稚園や保育園に広がっていくイベントになっていければ幸いです。(下山)
紙芝居「どん君の夢」の公演では、園児全員の顔がしっかり上がり、紙芝居をよく見ていることが写真からも分かります。スタッフ自身も前から子ども達の様子を見て、真剣な表情をたくさん見つけることができました。(飯塚)
どうして足尾の山の緑がなくなってしまったのか、緑を取り戻すために私たちに何ができるかを考えることができる、「どん君の夢」という紙芝居をよみました。園児たちにとっては少し難しい内容だったかもしれませんが、とてもよくお話を聞いてくれました。子供たちの素直な心で見た紙芝居の感想を大人も聞き入れることによって、環境保全の輪が大きくなっていければいいなと思います。(小林)
足尾を舞台とした小さなどんぐりのお話「どん君の夢」。園児たちはみんなとてもお行儀よく、真摯なまなざしで聞き入っていました。紙芝居から、山の木々が切られてしまったこと、でも人々が協力すればまた緑を取り戻せること、感じ取ってもらえたでしょうか。園児たちが大きくなってもこの日学んだことを振り返り、自然を守ろうとすることを心掛けてほしいものです。また、自然の大切さ・緑を植えることの意義が、家族そしてお友達に伝えわって、みんなで地球環境について考えるようになり、壊れゆく地球環境の進行を少しでも緩めることができることに繋がれば幸いです。(草野)
紙芝居の後は、どん君と一緒に「どん君体操」を踊りました。コロコロ回っているどん君に子供達も大はしゃぎ。しかし、ピアノの伴奏が始まると、お手本を真剣に見てまねている姿がとても印象的でした。どん君体操は楽しいリズムとダンスに合わせて、子供たちにわかりやすく緑の大切さを伝えることを目的としています。今回一緒に歌ったり踊ったりしたことを思い出して、子供たちにとって自然の大切さを考えるきっかけになってくれたらうれしいです。(小林)
どん君体操は音楽を耳と心で感じ、体をめいいっぱい動かして踊る情操教育の一つです。初めてにも関わらず、子ども達はスタッフの動きをよく観察して、笑顔で元気に踊っていました。くるくる回る場面と足踏みをする場面が特に楽しそうな表情が見えました。(飯塚)
情操教育の一環でもある、音楽に合わせた身振り手振りとして「どん君体操」を実施しました。体操のお兄さん、お姉さんの振付を見て少しでも真似ようと、真剣な眼差しで取り組んでいる姿が印象的でした。踊りは一通り練習するだけで、ほとんど踊れるようになるお子様ばかりで、とても驚きました。やはり普段から歌や踊りに慣れ親しんでいるご様子です。途中からは年少組のお子様も参加してくださり、大変にぎやかな体操時間となりました。(下山)
この度は、3歳から5歳までの約90名の園児の皆さんや、園の職員の方々に迎えていただき、本授業を行うことが出来ました。当法人オリジナルの紙芝居に対しても、熱心に見聞きし、リトミックも元気に行えていた、とてもおりこうさんな園児さんたちでした。 今回の環境保全に関する紙芝居や曲か少しでも園児の皆さんの心に響き、地球にやさしい行動ができる人に成長していただければなと願っております今後も当法人では、お子様の年代に応じた環境教育を展開してまいります。どんぐりの妖精「どん君」と共に伺いますので、ご興味のある学校もしくは幼稚園、保育園の関係者の皆様は、遠慮なく連絡頂ければと思います。 最後に、この度の授業に向けて、ご協力いただいた全ての皆様に感謝申し上げます。この度はありがとうございました。(荒川)
「森の妖精どん君の出張授業」も大盛況のうちに終えることができました。今回ご協力いただいた保育園様を始めとする関係者の皆様に深く感謝申し上げます。紙芝居「どん君」や「どん君体操」から、自然を守る大切さや自然と共に生きていく大切さを感じてもらえればと思います。また、こちらの保育園ではどんぐり拾い活動を秋に行っているそうです。今回の講演を受け、保育園で拾ったどんぐりを植えてみようというお話も先生から出ていました。緑を育てる活動が波及していくことをとても嬉しく思いました。私たちはこちらの「どん君の夢」の紙芝居とリトミックを用いた「どん君」体操を実施する保育園及び幼稚園様を随時募集しております。ぜひ、ご連絡いただけましたら幸 いです。(増田)
約1時間に渡る「どん君出張授業」でしたが、園児たちは飽きることなく最後まで楽しみながら、マスコットキャラクターどん君と共に環境問題について学ぶことができました。紙芝居を聞いてどん君体操を踊り、難しいながらも、地球環境問題が深刻になっていること、それを解決するためには私たち自身の手で緑を取り戻さなければならないことを、身近に感じることができました。今後も多くの幼稚園や保育園で「どん君出張授業」を行います。次世代を担う小さな園児たちに、環境保全の大切さを伝えて参ります。 (草野)
9月4日:「どんぐりから苗木一本国民運動 in 鳥取」を八頭郡智頭小学校で行いました。
林業が盛んな緑豊かな環境に抱かれている小学校で記念植樹を行いました。
はじめに、メディアも取材に訪れた全校集会でご挨拶をさせていただきました。その際に、私達が皆さんの前にどこから訪れ、何のために地産の緑循環に拘った植樹を行っているのかなどを、栃木県日光市の足尾がたどってきた歴史を通してお話させていただきました。
緑の山々に囲まれた中にある智頭小学校を訪れました。体育館に280名以上の生徒が集まってくださり、苗木の贈呈式を行いました。校長先生からのお話の中で、低学年は花や野菜をそだてているよね。高学年になると、智頭で有名なトチノキを植えるよね。と、普段子供たちが植物を育てていることに触れ、子供たちも植樹のイメージがわいているようでした。真剣に先生の話を聞く様子から、小学校での教育の良さが伝わってきました。どんぐりの実木は、智頭町では珍しいそうです。(小林)
今回訪れた鳥取県智頭町は総面積の9割以上は山林で囲まれ、美しい緑が豊富な地域です。また、森林セラピーにも力を入れている町であり、森林を利用して心身の健康維持増進、疾病の予防を行うことを目的として森の中での活動を盛んに行っているというお話を聞きました。「森林は町の大切な資源」として森林と共に生きる町の方々の暮らしが伺えました。 そのような自然が豊かな智頭町にある智頭小学校にて今回の「どんぐりから苗木一本国民運動in島根」が開催されました。1〜6年生の全校児童の前にて代表よりご挨拶をさせていただきました。(増田)
柴田代表から、足尾の歴史についてお話をしていただきました。驚いたのは、栃木県を知っている生徒が少ないということ。足尾という言葉は、ほとんどの生徒が初めて聞くようでした。智頭周辺の山は、90%以上が針葉樹であると校長先生からお聞きしました。そのため、1年中緑色の山の姿があるそうです。100年前の足尾の山の写真を見た生徒たちは、「えぇ…」と声を上げていました。6年生の代表生徒より、お礼の言葉もいただきました。全校生徒の前での、立派な挨拶でした。(小林)
足尾銅山は教科書にも載っている歴史的な出来事ですが、それでも経緯を知っている生徒さんは、あまり多くはないようです。「日本初の公害の地」とも言われている足尾も、遠く離れた鳥取では、ほとんど意識することはないためでしょう。実際に、事件当時の荒れ果てた山々の風景を紹介した際には、生徒さんから驚きの声があがりました。 柴田代表が、全国を訪れ苗木を寄贈するのは、こうした環境問題への意識づけや、二度と繰り返してはならない足尾銅山の歴史を後世へ伝えていくためでもあります。 「人の手によって失われた木々は、人の手によって取り戻さなくてはならない。」 柴田代表が智頭小学校の生徒さんたちに伝えたメッセージに、生徒ひとりひとりが頷き、どんぐりのお世話をしてくれることを約束してくれました。(下山)
全校集会の後は、学校の裏山でどんぐりの苗木の定植を行いました。裏山には、卒業記念に植えられたトチノキが多くありました。そこに並んで植えられたどんぐりの苗木は小さく見えましたが、子供たちに大切に育てていってほしいです。5,6年生ともに木を植えるのは初めてとおっしゃっていました。この経験が、少しでも子供たちの思い出に、環境を考える第一歩になってくれたら幸いです。(小林)
どんぐりの苗木は、学校の通路からよく見える日当たりのよい場所に植えられました。まるで、生徒さんを見守るかのように、苗木が佇んでいます。この苗木は、智頭小学校の生徒さんとともに成長し、やがて大木となります。たとえ、生徒さんがこの地を離れることになろうとも、ともに成長してきたどんぐりが心の拠り所となって、地域愛を育み、また故郷に帰ってくるきっかけとなれば幸いです。(下山)
針葉樹が多い智頭では珍しい広葉樹のどんぐりの木。今回植えたのはカシの木です。校長先生も、大きくなりやがて実を実らせ葉を落とす様子は、子供たちにとっていい勉強になるだろうとおっしゃっていました。校舎の廊下からよく見えるどんぐりの苗木と、標柱。目にするたびに、そういえば記念植樹をしたな。と子供たちが思い出してくれたらうれしいです。ご協力してくださった智頭小学校校長先生をはじめ、先生方、生徒様、このたびは本当にありがとうございました。鳥取県を訪れた際には、ぜひ元気などんぐりの木を見たいと思います。(小林)
今回は、鳥取県で生まれ育ったカシの木を植樹させていただきました。子どもたちが頻繁に通る廊下からよく見える場所に苗木を植えさせていただきました。苗木の成長を日々見守っていっていただければと思います。今回ご協力くださった智頭町教育委員会を始めとする行政機関、学校機関の皆様、そして鳥取県産の苗木の手配等をしてくださった造園会社の皆様、駆けつけてくださったメディアの皆様に心より感謝申し上げます。誠にありがとうございました。(増田)
9月5日:「どんぐりから苗木一本国民運動 in 中国地方」ファイナルを島根県出雲市の檜山小学校で行いました。
当日は、中国地方ファイナルということもあり、教育委員会の方々やメディア各社が取材に訪れました。
この度のどんぐり運動では、ESDプログラムを導入し、環境問題について授業を行いました。
島根県では出雲市立檜山小学校にて「どんぐりから苗木一本国民運動in島根」が開催されました。出雲市は「神話の国 出雲」として知られるように出雲大社、荒神谷遺跡を始めとした豊富な古代からの歴史・文化遺産に恵まれた地域です。今回植樹を行った小学校では、周りは山々に囲まれ、とても自然豊かな場所に位置していました。環境学習にも力を入れている学校で地球温暖化を始めとする環境学習を総合的な学習の時間にて進めているようです。そのような学校の5年生の子どもたちと共に今回の事業が展開されました。(増田)
今回は小学校からのご依頼で環境学習を同時に行わせていただきました。始めに、私たちの団体の紹介ということで、私たちの活動拠点となっている栃木県や栃木県の日光市にある日本初の公害の地である足尾の山の紹介をしました。足尾の茶色い山肌の広がる写真をみて、衝撃を受ける子どもたちの様子が見受けられました。人の手によって壊されてしまった自然の残酷さを感じてもらえたかと思います。また、当法人ではこの山にもう一度緑を取り戻そうということで毎年植樹活動を行っていることもお話しました。人の手によって壊してしまった自然を人の手によって戻していく大切さを感じてもらえればと思います。(増田)
地球環境問題について考える授業のスタートです。普段から環境授業を行っている子供たちは「地球温暖化とは?」「どんな影響が出ているの?」という問いに対して、よく答えることができていました。教室内には、地球温暖化の仕組みやその対策をまとめたものが多く掲示してあり、常日頃から環境について意識して生活しているようでした。環境授業中、先生の話をうなずきながら真剣に聞く様子や、積極的に手を挙げて発表する様子が見られ、とてもよい授業でした。(小林)
今回の環境授業では、初めに地球温暖化の現状やそれによって引き起こされる諸問題についてお話ししました。私たちが便利な生活を行うのと引き換えに、地球の温暖化が進んでいること。地球温暖化によって様々な生物が絶滅の危機にあることや、世界各地で異常気象が起きていることをお話しました。また、7月上旬に島根県を襲った豪雨を例に、こういった異常気象による自然災害が明日、自分の身に降りかかるかもしれないということをお伝えしました。次に、地球温暖化を巡っての世界での取り組みについてお話させていただきました。具体的には、「気候変動枠組み条約」「京都議定書」「パリ協定」についての紹介をしました。地球温暖化は世界の共通課題であり、世界が一丸となって取り組んでいかなければならない問題であるということを感じてもらえばと思います。子どもたちはこれらのお話をノートにメモを取りながら懸命に聞いていました。いくつか子どもたちに質問を投げかけることもありましたが、盛んに手を挙げる様子が見受けられ、環境についての学習を日々行っているのだなということが感じられました。(増田)
生徒さんたちは、私たちが学校を訪問する以前から、環境について興味を持ち、事前学習をしていたようです。積極的に授業に参加し、堂々と発言する様子からは、5年生とは思えないほど大人びた印象と感動を覚えました。教室内をひと通り眺めると、生徒自作の学習新聞や自由研究発表など、檜山小学校の生徒さんの、探究心の深さを伺える掲示物が非常に多く見受けられました。(下山)
地球温暖化を防止するため、わたしたちの身近なところでできることもあるということで、当団体では「できるときに できることを」をモットーに活動を行っているというお話をしました。檜山小学校でも日々の環境学習にて、みどり班、エコ班、省エネ班の3つに分かれて、自分たちの身近にできることを学習しているようです。今回のどんぐりの植樹も緑を増やす活動を行う、みどり班の活動の一環として行われました。それぞれの班に自分たちの考えたことについて、発表をしていただきました。発表をする子どもたちの顔はとても生き生きしていて、本当に素晴らしい学習や活動をされている小学校だなと感じました。(増田)
最後に、事前に子供たちが考えてくれた、地球のためにできることを班ごとに発表していただきました。チームエコからは、学校内でのリサイクルや地域でのゴミ拾い。チーム省エネからは節電や節水を呼び掛ける。チームグリーンからは、今回のどんぐりから苗木一本運動に参加する、など、一人一人が考える「わたしたちにできること」を聞くことができました。堂々と発表する姿をみて、この子供たちならきっと苗木を大切に育ててくれるだろうと感じました。(小林)
環境授業の後は校庭でどんぐりの苗木の植樹を行いました。写真からも分かるように、子どもたち1人1人が良い表情でどんぐりの苗木を植えてくれました。この苗木を植えた場所は、丁度授業を行った5年生の教室の窓から見える場所に位置しています。授業でもお話をさせていただきましたが、木を植えることは地球温暖化の原因の一つである二酸化炭素を削減することができます。つまり、この一本のどんぐりを大切に育てることが地球温暖化の防止に繋がります。子どもたちが一丸となって大切に育てていってもらえればと思います。(増田)
本日植えられたどんぐりは、コナラという木です。校庭のとても日当たりのよい場所に植えられました。5年生の3階の教室からもよく見える場所です。この苗木が成長して、コロコロとしたどんぐりを実らせる頃には、きっと檜山小学校の生徒さんも成人し、自らの人生を歩んでいることでしょう。生徒さんが人生の壁にぶつかり過去を振り返るとき、ともに成長したどんぐりが檜山小学校の思い出とともに、心の拠り所となってくれることを切に願います。(下山)
校長先生のお話にもありましたが、今回のどんぐりの植樹に立ち会った子どもたちの中には、大人になって、いつかこの出雲市を旅立つ子もいることでしょう。しかし、二十歳の成人式等、何かの節目に地元に帰って、みんなでこの木の下に集まり、今日の日のことを思い出してもらえれば嬉しく思います。そして、ずっとこの木の成長を見守っていくと共に、自分自身もどんぐりと共に成長していってもらえればと思います。(増田)
式典の最後には、生徒さんからの感謝のメッセージを頂きました。どんぐりの苗木を育てていくこと、環境問題について自ら考え行動していくことを柴田代表と約束し、握手を交わしました。式典中は、生徒さんたちの苗木を見守る熱い視線をひしひしと感じました。この苗木が困難に見舞われようともそれを一緒に解決し、乗り越えていける力強さをもっている生徒さんたちであると、確信することができました。(下山)
今回の植樹に立ち会ってくださった出雲市教育委員会を始めとした行政の皆様、檜山小学校の先生方そして子どもたち、島根県産の苗木の手配等をしてくださった造園の皆様に深く感謝申し上げます。出雲市は縁結びのまちとも言われていますが、この出雲の地で結ばれたご縁に心より感謝申し上げます。3年前の山口県から始まり、この島根県で中国地方は全県制覇となりました。私たちはこれからも、全国の子どもたちに自然を守る大切さを伝えるため、全国を飛びまわります。これからもご指導・ご鞭撻の程、よろしくお願いいたします。(増田)
環境学習を校外でも行っている檜山小学校では、水質調査をしたこともあるとお伺いしました。自然豊かな出雲市ですが、水質調査にいくと実はそうでもない、という発見もあったそうです。目で見るだけではわからないけれど、確実に地球温暖化の影響が出ています。今回5年生の生徒より、「多くの人に環境問題を知ってもらって、多くの人と一緒に対策の活動をするために、呼びかけをしたい」という言葉を聞いて、自ら考え、行動する力がある生徒たちだなと感じました。地域を活気づけるのは、大人ではなくこのように純粋な思いを持つ子供たちなのだと思います。檜山小学校の子供たちがどんぐりの苗木を育てていくとともに、この活動が少しでも多くの人に広まっていけたら嬉しく思います。(小林)
9月15日:「どんぐりから苗木一本国民運動 in 北陸地方」ファイナルを福井県坂井市の三国南小学校で行いました。
西暦1862年(文久2年)に創設された斯文館にはじまる歴史ある小学校で、多くの報道陣を迎え記念植樹を行いました。
この度は北陸地方ファイナルということもあり、教育委員会代表の教育長をはじめとした行政関係者が多数駆け付けてくれました。はじめにメディア取材も多数訪れた全校集会で、ご挨拶をさせていただきました。その際に、近年世界各地で起きている様々な社会問題を挙げ、今年は、はじまりの年。私達が提唱する「防災対策元年」がスタートしたことを公の前で宣言致しました。防災対策元年では、「自らの身は、自ら守る」という考え方。「生きる力、生き抜く力」の大切さ(自助・共助・公助)などを栃木県日光市の足尾がたどってきた歴史を通してお話させていただきました。
この度は、北陸地方ファイナルの植樹ということで、福井県坂井市立三国南小学校にて「どんぐりから苗木一本国民運動」の記念植樹を実施させていただきました。 三国南小学校では、地域と連携して、様々な自然体験学習を行っていると、校長先生からお話を伺いました。地域で子供たちを見守り、育てていく三国南小学校の環境は、「どんぐりから苗木一本運動」の理念とも通じるところがありました。これからも、地域や学校が一丸となり、子供たちや苗木を見守り、その子供たち自身が苗木を大切に世話することで、まだ細く小さな苗木から地域を見守る大木まで育て上げていただければ幸いです。 また、この度の記念植樹は、当法人が全国で本事業を展開しており、その中でも北陸地方で最後の地域であるということや、三国南小学校がこれまで様々な活動を行ってきたという経緯があり、多数のメディアから注目されました。この活動が報道されることにより、三国南小学校をきっかけとして、福井県内でさらに環境保全活動の輪が広がっていくことを祈念しております。(荒川)
記念植樹の際に、柴田代表は、足尾銅山鉱毒事件に関する講話を通して人の手で自然を守り育てていく大切さを熱くお話しされました。人の手によって、緑豊かな山が、地面が露出した荒れ果てた山に変わってしまったという歴史を聞いた子供たちは、驚きを隠せない様子でした。三国南小学校の校庭には、たくさんの木々が繁茂しており、小学校の周りも、緑豊かな環境であるという、自然に恵まれた環境に育ったからこそ、感じたことや考えたことがあったのだろうと思います。子供たちそれぞれが考えたことを心に刻み、地球環境を守っていくために次なる一歩を踏み出していただければ幸いです。 また、柴田代表は、メディアからの取材に対し、当法人の理念や事業の目的などを伝えることで、三国南小学校だけにとどまらず、全国に自然環境の大切さについての意識の啓発を行いました。このような、地域や学校、行政を巻き込んで自然環境を守っていく活動が増えていくことを願っております。(荒川)
本植樹には坂井市教育長、同市教育部長、福井県造園協会理事長がご臨席くださりました。始めに三国南小学校の校長、坂井市教育長、造園建設業協会様との土かけをしました。今回植えたシラカシは、耐寒性が強く、防風効果があります。北陸の冬にも耐え、子ども達の登下校を常に見守ってくれることと思います。(飯塚)
三国南小学校では海の保全に繋げる活動を進めたり、地域のお祭りで使う山車を作る等、自然や地域との繋がりが強い学校です。この苗木もどんぐりの実がなるまであと数年ありますが、子ども達や地域の方々と共に大きく成長してくれることでしょう。改めましてお忙しいところ、当日までの準備等ご尽力いただきました皆様へ厚く御礼申し上げます。(飯塚)
記念の苗木は、毎朝生徒さんが登校する正門前に植えられました。年齢にすると7歳、およそ小学1年生ほどの若さです。苗木は、三国南小学校の生徒さんとともに成長し、大きく育ってゆきます。やがて生徒さんが卒業し、坂井市を離れることになっても、本日植えられたた苗木が、三国南小学校の生徒さん一人ひとりの思い出となり、また故郷へ回帰するきっかけとなることを願っております。代表生徒さんは、スコップを握りしめながら、カメラに向かって、はにかんだ笑顔を見せてくれました。(下山)
今回の記念植樹には、2018年国体・福井の「はぴりゅう」君が、福井県のしあわせ元気を応援するために、わざわざやってきて記念植樹を盛り上げてくれました!生徒さんたちも、突然のはぴりゅう君の訪問に、興奮し、目を輝かせていました。どの生徒さんも、丁寧に土を盛り、今後の苗木の成長に期待を寄せています。自然への関心が薄れゆく今、どんぐりから苗木一本運動が、もう一度自然環境を見つめなおし、日々の生活の中で「できることから」、自ら考え行動するきっかけとなれば幸いです。(下山)
記念式典後に全校生の代表児童のよる記念植樹が行われました。陽射しが降り注ぎ、どんぐりの苗木と児童たちの笑顔がより一層輝いたなかで、国体マスコットキャラクターのはぴりゅう君と一緒に、植樹活動を行うことができました。どの児童も楽しそうな眼差しで苗木に土盛りをしておりました。三国南小学校では、米作り授業があったり環境に配慮したプール清掃を行ったりと、自然や地球環境保全に向けた取り組みを多く取り入れているそうです。学校の周りも木々に恵まれ、自然環境について学びの多いなかで日々を過ごしている児童たちならば、今は小さな苗木でも立派な大きな木に育て上げてくれることでしょう。代表児童の言葉からも、緑を大切にしていこうという想いが伝わってきました。当法人代表とも握手を交わし、代表児童卒業後も緑のバトンを次の世代に託していくことを約束しました。私達の想いが三国南小学校の児童たちに今後も伝わっていくことはもちろん、そこから家族や地域に波及し、福井県から地球全体で緑の大切さについて考えられる環境が整えられれば嬉しい限りです。(草野)
この度植樹しましたどんぐりはシラカシの苗木です。沿岸に近く、塩害の恐れを考慮して、塩害耐性の強いシラカシを提供して頂きました。また、植樹場所も児童が登校してきてすぐに目につく正門付近に植えさせて頂きました。毎日の学校生活のなかでどんぐりのお世話をして、成長を感じ取って頂ければと思います。そして、どんぐりの成長に負けずに、児童自身も成長することを願います。将来大人になって都市部に進出しても、自分達で育て上げたどんぐりの苗木の成長を見届けに地元坂井市に戻ってきて、そして今度は自分たちが子供に自然環境の大切さを伝えていってもらえれば幸いです。 この度は、福井県で北陸地方ファイナルとなる記念植樹が行われることとなり、当日までに多くの行政の方々ならびに関係者の方々のご協力を賜りました。植樹校となりました三国南小学校をご紹介頂きました福井県教育委員会様、今回植樹しましたシラカシの苗木を提供して下さいました福井県造園協会様、会場となりました三国南小学校校長先生を始めとした先生方、駆け付けて頂いた多数のメディア方々に、NPOスタッフ一同心より御礼申し上げます。(草野)
9月22日:ESD環教プログラム「園児リトミック&森の妖精どん君の出張授業inナーサリースクールとまつり」(宇都宮市)※「クリックするとニュース画像が流れます。」
閑静な住宅地に囲まれた素敵な保育園で、どん君の登場に園児たちも目を輝かしていました。
宇都宮市内の保育園、ナーサリースクールとまつりにて、「森の妖精どんくんの出張授業」を行いました。園長先生自身も、足尾に植樹するための苗木を育て、山に還していらっしゃると伺いました。このような、環境のことを大切に考える先生方に囲まれた子供たちは、少し難しい足尾銅山鉱毒事件についてのお話も、関心を持って、最後までしっかり聞くことが出来ていました。子供たちにとって、木のない山は想像を超えており、驚きを隠せない園児様も多くいらっしゃいました。足尾の山を見た時の感情を忘れず、緑を守るために何が出来るかを、今後も考え続けていってもらえればと考えております。(荒川)
ナーサリースクールとまつりさんにご訪問し、緑のどん君出張授業を開催することができました。同園では、モンテッソーリ教育を取り入れた独自の教育を展開しており、お子様の自立性を育む行事やカリキュラムなども取り入れています。縦割り保育を設定し、年長さんや年少さんとの間の、けっして大人間ではみることができない交流や調和をはかっています。園内の各所には、西洋絵画をはじめとして、伝統人形や、木製の教具などが多数飾られており、同園の造詣の深さを垣間見ることができました。(下山)
今回訪問したのは、社会福祉法人 とまつり保育園 ナーサリースクールとまつり様です。5歳児と6歳児が集まってくれました。園長先生は、当法人も参加している足尾での植樹に毎年参加されており、当法人の活動理念に賛同し、これを機に毎年の恒例行事にもしたいとおっしゃってくださいました。(飯塚)
紙芝居公演「どん君の夢」は、楽しい場面もありますが、シリアスな場面も含まれています。子ども達は目と耳をすませて、場面によって表情が明るくなったり眉間にしわを寄せたりしながら真剣に聞いていました。(飯塚)
当会で作成したオリジナル紙芝居、どん君の夢を上映しました。柴田代表のお話で出てきたどん君の物語に、子供たちは熱心に聴き入っていました。どん君の夢は、子供たちの心に、しっかりと届いたことでしょう。(寺澤)
紙芝居が終わったあとは、どん君と一緒にどん君体操を踊りました。はじめは踊りについてくるのに一生懸命だった子供たちも、本番では歌を口ずさみながら踊っていて、歌詞の意味も伝わっていたら嬉しいなと思いました。どん君が一緒に踊ってくれたことが子供たちもとても嬉しかったようで、終始笑顔で踊ってくれました。前で踊っていた私たちも、子供たちからたくさんの笑顔と元気をもらうことができました。(小林)
紙芝居「どん君の夢」が終わり、リトミック教育でもある「どん君体操」を踊りました。体操のおねえさんのかけ声で、園児たちの前に森の妖精どん君が登場すると、園児たちは大盛り上がりでした。「かわいい!」「さわりたい!」と大盛況。どん君と一緒に音楽に合わせて歌って踊って、楽しい時間を過ごしているようでした。どん君も、園児たちが笑顔で踊っているのを間近に見て、元気に転がったり跳ねたりしていました。どん君体操を通して、園児たちが少しでも、環境問題に対して前向きに考えるきっかけが芽生えたならば幸いです。(草野)
歌のお姉さんと共に、リトミックを用いた、どん君体操を皆で踊りました。子供たちは楽しく練習して、すぐに振り付けを覚えました。最後には、どん君と共に、ピアノの音が響く中、皆で一緒に踊りました。楽しい体操の中で、子供たちは環境を守る大切さを肌で感じたことでしょう。(寺澤)
とちぎテレビ様より取材も入り、子供たちもインタビューを受けていました。「どん君の夢」という紙芝居について、「はじめは悲しかったけれど、最後は木を植えたりしていて良かったです」と答えてくれました。紙芝居を通して、足尾の現状や、今後私たちに出来ることが何かを考えられて良かったです。子供たちにとって、今日の授業が環境保全について考える第一歩になるとともに、一生心に残る思い出になっていただけたらと思います。(小林)
この度は、保育園の先生及びメディアの方々からたくさんのご協力があり、保育園授業を実施するに至りました。森の妖精どん君も日光から駆け付け、園児たちもより印象的に紙芝居や踊りに取り組めたのではないでしょうか。今回の出張授業で学んだ、緑の大切さを忘れず、今後の生活がより自然と調和できるものになることを切に願っております。(草野)
この度は、多大なご協力をくださった先生方や関係者の皆様方のお力添えのおかげで、子供たちにとっても意義深く、そして思い出に残る授業を行うことが出来ました。誠にありがとうございました。今後も私達は、宇都宮市内の保育園、幼稚園等に赴き、本事業を展開してまいります。歌や踊り、紙芝居など、五感を使って体や頭を動かすことで、より分かりやすく、楽しく環境学習を行うことが出来るプログラムとなっております。もしご興味がございましたら、幼児教育関係の方や、幼稚園、保育園の先生方は、お気軽にご連絡をいただければと思います。(荒川)
9月27日:どんぐりから苗木一本国民運動の一環として被爆クスノキ2世を植樹しました。
核戦争の象徴でもある長崎県の天然記念物「被爆クスノキ」2世(苗木)を県立宇都宮南高校の生徒とともに校庭に植えました。
【入手経緯】宇都宮南高校に植樹された「被爆クスノキ2世」は、長崎県にある長崎原爆資料館から“愛と平和の”「どんぐりから苗木一本運動」を全国展開している、NPO法人 とちぎ生涯学習研究会へ寄贈された。
長崎県にある天然記念物「被爆クスノキ」は、長崎市に原爆が投下された日、爆心地からおよそ800メートルに位置する山王神社にあった。原子爆弾が投下され、爆風によって全て物の吹き飛ばされ、そのあとに残ったのは一本柱となった鳥居と、熱線によって裸同然となったクスノキのみでした。しかし、そのクスノキは驚異的な生命力により緑を取り戻し、現在では見上げるような大木として神社にそびえたっている。その「被爆クスノキ」の種子を長崎原爆記念館でつくる有志の会で、種子から育て、多くの人々に原爆の日を語り継ぐために「被爆クスノキ2世(苗木)」を育てる(継承)人づくりを行っている。人は子供から大人へと成長していくが、どのようなところで学び、どんな環境で育ったかが、将来のカギとなるのは言うまでもない。そのような人づくり「創育活動」を柴田代表は目指している。人もいつかは土にかえる「輪廻転生」人も生命体であれば被爆クスノキも同じ生命体である。自からが生きているのではなく、自からが、母なる地球という生命体に生かされているということを忘れてはならない。そこには、貧困や戦争などあってはならないし、宗教や言論も周囲と調和を取って、地球を理解し、やさしく生きていなかければならない。何故なら「文明開化から学べ」過度な進化や発展は、一見人類にとって便利なことは多いが、その技術がもととなり争いを招き、自然環境を壊し、地球に生かされている私たちにとっては、今後、場合によっては、生き抜くことすら出来なくなる環境を作ってしまうことも忘れてはならない。
【被爆クスノキについて】
「被爆クスノキ」は、長崎に投下された原子爆弾の爆心地から、わずか800メートルほど離れた場所にある、山王神社の境内に生い茂る、樹齢500年〜600年ほどになる大楠(オオクスノキ)の種子から、人々の手によって、一本一本丁寧に育てられた苗木である。大楠(オオクスノキ)は、(1945年 )昭和20年8月9日午前11時02分、原子爆弾の投下で強烈な熱線とすさまじい爆風のため木肌を焼かれ、枝葉が吹き飛ばされ丸裸となり、一時は枯死寸前を思わせたが、自からの生命力により、その後奇跡的に息を吹き返しました。この時、町の人々は、被爆したクスノキから「生きる力」の尊さを学びました。被爆したクスノキは、その後、生命の力強さから人々を勇気づけ、現在は平和の象徴として、長崎県の天然記念物となり、地域の人々を見守っています。
宇都宮南高校は、クスノキがシンボルツリーであると校長先生からお話をいただきました。そのため、生徒達には馴染みのある樹木でした。そのクスノキの苗木は、長崎県の被爆木クスノキの種子から育てられたものだということを聞いた生徒達は、驚いている様子でした。平和の象徴であるこのクスノキを、生徒様や地域の方々が一丸となり、大木まで育て上げていってもらえれば幸いです。(荒川)
今回は、宇都宮南高校の生徒会と緑化委員の生徒たちと共に記念植樹が進められました。3年前、長崎からいただいたクスノキの苗木は、スタッフの手で持てるくらいの大きさでした。そこから、3年の月日がたち、3メートル程の大きさに成長したクスノキの苗木の植樹を行いました。新たな土地に根ざし、力強く成長していってくれることを願っています。今回は、当法人のマスコットキャラクター、どんくんも駆けつけてくれました。どんくんは高校の生徒たちにも大人気でした。(増田)
宇都宮南高校の生徒会、美化委員の生徒様に植樹体験をしていただきました。普段の生活の中では戦争や平和について考えることはあまりないかと思います。校舎からも見える被爆クスノキ二世が、そんなことについて考えるきっかけになっていただければと思います。クスノキは南高校のシンボルでもあるそうです。学校で立派に立っているクスノキとともに、被爆クスノキも生徒様みんなで成長を見守って頂けると幸いです。(小林)
生徒さんたちの被爆クスノキの記念植樹を終え、代表生徒によるお言葉を頂きました。実際に足尾での植樹活動に参加したこともある、代表生徒さんからのお言葉には、自然環境を自らの手で大切にしていこうとする心意気が強く感じられました。また、今回の記念植樹の次の日から自然環境について学ぶ課外活動があるとお伺いしました。これからの社会を担っていく若者たちが、自身の手で環境問題について考えていくすばらしい姿勢が見られました。この度植樹させて頂きました被爆クスノキからも、戦争の悲惨さを忘れずに平和への願いをつくるきっかけへ変わることはもちろん、自然を大切にする志をもつ若者が今後増えていくことを期待しております。(草野)
こちらのクスノキは、当法人では二本、長崎原爆資料館から託されており、1本は宇都宮北高等学校に、そしてもう一本を宇都宮南高校様に植えさせていただきました。この度は、栃木県内では2本しかない被爆木クスノキの苗木を植樹するということで、多くのメディアからも注目されました。これらのクスノキが、北と南から宇都宮を見守る大木になることを願っております。(荒川)
9月29日:ESD環教プログラム「園児リトミック&森の妖精どん君の出張授業inすみれ保育園」(小山市)
◎出張授業では、自然の大切さを学ぶ紙芝居と、どん君体操を行いました。
小山市のすみれ保育園にて今回の「どん君出張授業」が行われました。100名以上の子どもたちと共に、今回の授業が進められました。始めに代表より、栃木県日光市にある足尾の山についてのお話をさせていただきました。茶色い山肌の広がる足尾の写真を見て「このやま茶色い!山じゃないみたい!」と驚きの声が子どもたちから寄せられました。そんな足尾の山から今回も当法人のマスコットキャラクターどん君が駆けつけてくれました。子どもたちは前日からどん君に会えることを楽しみにしていてくれていたようで、どん君を見た子どもたちは大興奮の様子でした。(増田)
日光市足尾の山からやってきた、どんぐりの妖精どん君は、子供たちに大人気でした。 そんなどん君が主人公の紙芝居、「ドンくんの夢」を子供たちにむけて披露しました。元々緑豊かであった足尾の山が、日本初の鉱毒事件によって失われてしまったということを、子供たちにも分かりやすいよう、物語形式で語りかけました。この物語が子供たちの心に残ることで、自然を守るために何が出来るかを考えていける人へと成長していく助けとなれば幸いです。(荒川)
当法人の柴田代表の掛け声とともに、園児たちの前に姿を現した森の妖精「どん君」。すみれ保育園のみんなは、そのかわいらしい姿に大歓声でした。日光市足尾からテクテク歩いてきたどん君も、園児たちの笑顔に癒された様子でした。どん君の登場で園児たちも盛り上がりを見せ、紙芝居「どん君の夢」にも目を輝かせながら見入り、足尾の山の木が枯れてしまったこと、でも人間たちの手で再び緑がよみがえったことを紙芝居で学びました。紙芝居を通して、普段の生活では見ることのできなかった自然の大切さを感じ取っていただけたのではないでしょうか。この日のどん君との出会いをきっかけに、地元足尾、そしてゆくゆくは地球全体の自然環境を考えられるような人に成長していくことを願っております。(草野)
0歳児を含む約100名の園児たちの前での紙芝居講演となりましたが、園児たちはみんな真剣なまなざしで紙芝居を聞いてくれました。紙芝居を聞き、「山に木がなくなっちゃったけど、また緑が増えてよかった!」という感想も聞こえてきました。現在の足尾の山ではいまだに鉱毒事件の影響で木が自然には生えにくい状態となってしまっています。そうした環境を少しでも改善していこうとする気持ちが、紙芝居「どん君の夢」を通して芽生えていけば幸いです。今後も私たちはこうした自然環境の大切さを、紙芝居や体操から、次世代を担っていく子供たちに伝えて参ります。そして、この活動が多くの人々に伝わり環境保全の輪が広がって、地球温暖化の進行を少しでも食い止めることに繋がっていくことを目指しております。(草野)
どん君体操の練習では、1番から5番までそれぞれ分けて練習をしました。一通り練習をし終えると、「全部を通して踊ってみたい!」と声が上がり、積極的に参加する園児が増えてきたことを感じました。1番から5番までを通した本番の2回目を終えると、アンコールの声が次々に上がりました。(飯塚)
リトミックを用いた体操を通して環境の大切さを学ぶどん君体操では、どん君と共に、歌のお姉さんの指導によって、最後は皆で完璧に踊ることができました。今後も保育園の中で、どん君体操は受け継がれていくことでしょう。(寺澤)
どん君も参加し、「どん君体操」の始まりです。今回の保育園では、0歳から6歳までのお子様が参加してくれました。最前列の年長さんからは、踊りを覚えようとする様子が見られ、後ろの年中さん以下のお子様のよいお手本となっていました。様々な学年のお子様と一緒に行うのも良いことだなと感じました。また、先生方も一緒に踊って下さいました。今後も、緑の大切さを考えるきっかけとして、歌や体操を行っていただけたら嬉しいです。(小林)
子どもにとって、環境保全、植樹活動、地球温暖化などの言葉は難しく、お話をするだけでは伝わらないと思います。今回で5回目の保育園出張授業になりますが、どの保育園でも子どもたちに感想を聞くと「楽しかった」と答えてくれます。また、子どもたちが自然と触れ合った思い出などを子どもたち自身から話してくれることもあります。子どもたちにとっては、「きっかけ」が何より大事なことなのだと思います。歌や踊りを用いたリトミック教育が、きっかけづくりとなっていることを改めて感じました。子どもたちが大きくなってこの集合写真を見たとき、今回の事を思い出し、みどりの大切さを考えていただければ幸いです。その頃にはきっと、横断幕に書かれた言葉の意味も分かるのだろうと思います。(小林)
この度は、0歳から6歳まで、幅広い年の園児達にご参加いただきました。今年の夏のどん君の出張授業は、すみれ保育園さんでの授業をもって終了いたしました。これまで、この活動にご賛同いただき、ご協力いただいた皆様に、深く感謝申し上げます。今後も、子供たちに自然の大切さを伝えるべく、学生の長期休み期間を利用して、本事業を継続的に行って参ります。ご興味のある教育機関様や幼稚園、保育園さまは、お気軽にご連絡ください。また、出張授業のメインの一つ、どん君体操を踊ってくださる学生さんも募集しております。教育関係の仕事を志す学生さん、また、子供たちと関わることが好きな学生さんにとっては、子供たちと接する良い機会になると存じます。こちらもご興味がありましたら、ぜひともご連絡ください。(荒川)
今回も大盛り上がりのうちに「どんくん出張授業」の幕が閉じられました。今回ご協力いただいた、すみれ保育園の皆様に心より御礼申し上げます。どん君体操をこれから普段の活動でも歌って踊ってくださるということで大変嬉しく思います。この夏は4箇所でこちらの事業を行って参りました。私たちはこれからも緑の大切さを伝えるため、子どもたちへの環境教育活動を行って参ります。是非、こちらの授業をお願いしたいという幼稚園・保育園様がいらっしゃいましたら、ご連絡いただけましたら幸いです。(増田)
10月14日:どんぐりから苗木一本国民運動 FIRST(環境大臣表彰事業)「ESD:親子で学ぶ、どんぐりハイクin日光」(満員御礼!)
親子でご参加下さった皆様や学生有志の豊かな想いが悪天候を治めてくれました。
奥日光の国有林にて、「世界遺産の日光で紅葉・どんぐり探しハイク」を開催しました。集合時間が早い中、眠い目をこすりながらも小学生親子や県内外から大学生が来てくれました。時期も良く、日光では美しい紅葉を見ることができました。特に学生さんは、撮影に適した名所を見つけてはたくさんの写真を撮っていました。子ども達は自然と戯れながらたくさんどんぐりを拾っていました。(飯塚)
今年のどんぐり探しハイクは、天気が心配されましたが、多少の雨に降られたものの、大きく天気が崩れることもなく、予定通りに実施することが出来ました。昨年は、ほとんど実らなかったどんぐりも、今年はたくさん落ちており、子供たちは楽しみながら夢中でどんぐりを拾っていました。「こんなに拾った!」と、自慢げにどんぐりを見せてくれる子供たちを見て、スタッフもとても嬉しく感じました。また、今回はどんぐりを拾うのみならず、どんぐりの豊凶調査も行いました。同じどんぐりでも、木によって実り具合が違うと知った子供たちは、とても驚いている様子でした。普段あまり知ることのできないことを学んでいただけて良かったなと感じています。(荒川)
今回のどんぐり探しハイキングにも、県内外から、環境保全に境地があったり、実際に活動していらっしゃったりと、意識の高い学生さんたちがご参加くださいました。 このハイキングで拾ったどんぐりは、子供たちや学生によって、当法人でお借りしている畑に植え、育て、足尾の山に還します。環境保全としての意義もあるこのハイキングですが、同時に、豊かな自然に触れることで、地球環境のありがたさも参加者の皆様に感じていただけていたら幸いです。(荒川)
日光はちょうど紅葉の見頃を迎えていました。道中に入り、どんぐり拾いをしました。子どもたちは「〇〇個拾ったよ!!」などと嬉しそうに見せてくれました。学生さんも、おしゃべりを楽しみながらどんぐりを探すのに夢中な様子でした。雨の中でのどんぐり探しでしたが、雨に濡れた紅葉もキレイ、との声も聞こえました。小鳥がいた、キノコがあった、などいろんな発見があったハイキング。意識しながら歩くと、小さな発見がたくさんあるものです。参加者のみなさんに、自然の中でたくさんの気づきがあるようなイベント作りができるよう務めていきたいです。(小林)
どんぐり拾いには、宇都宮市内の小学生をはじめ、栃木県や埼玉県など、全国各地の大学生が共に参加しました。小学生と大学生はチームを組み、どんぐり拾いゲームやどんぐり的当てゲームなどを楽しみながらどんぐりに触れました。大学生が小学生にどんぐりが落ちている場所を教えるなど、新たな出会いが生まれ、自然の恵みを感じたひと時となりました。(寺澤)
日光を知り尽くした博士「エコロジー」、日光の山から下りてきた「クマ君」から、参加者に課せられたミッションは「どんぐり調査」。日光のどんぐりの豊凶を調査しました。去年は地球温暖化による影響で凶作でしたが、今年はたくさんのどんぐりが実っていました。学生さんと子供達がチームで取り組み、お互いが教え合いながら調査を進めておりました。ほとんどの木のどんぐりが豊作や並作でしたが、なかにはあまりどんぐりが実っていない木もあったそうです。一概には豊作と言えず、どうしてこのような結果が生じたのか、環境問題について考える良い機会となりました。「今ある自然は当たり前のものではない。」ということを認識し、今後の生活を少しずつでも環境に配慮したものにして頂ければ嬉しい限りです。(草野)
道中の開けたところでは、どんぐり調査を行いました。昨年も行った調査でしたが、昨年の結果は凶作。今年は何作かを調べるために、班に分かれてどんぐりの数を数えます。子どもと学生が協力しながら調査する様子は、本イベントならではだと感じました。結果は、豊作の木もあれば、不作の木もあり、木によって実るどんぐりの数には違いがあることがわかりました。調査の後は、どんぐりを使った的当てゲームをしました。子どもから大人まで楽しそうに参加してくれ、また、仲も深まったようで良かったです。参加者の笑顔がたくさん見られて、エコロジーもクマくんも幸せだったことでしょう。(小林)
栃木県内の小学生と全国各地から集まった大学生は、6人でチームを組み、特定の区画に落ちるどんぐりの数を調べるどんぐり調査を行いました。小学生からは、「去年よりもどんぐりが多く落ちていて嬉しい」などの声が上がりました。大学生がサポートしながら小学生がどんぐりを数える。皆が学び合う環境が生まれました。(寺澤)
お忙しいところ、今日の日のために予定を空けて参加してくださった皆さま、誠にありがとうございました。座学で学ぶだけでは得られない体験をすることで、改めて自然の大切さを学ぶことができたのではないかと思います。また、参加者の皆さまのたくさんの笑顔を見ることができ、スタッフの心にも残る1日となりました。拾ったどんぐりから始まるこれからの苗木育成が楽しみです。(飯塚)
前日まで悪天候が続き、当日の天気が心配されましたが、元気いっぱいの子供達と緑を大切にしようとする学生達の強い想いで、雨も治まり、涼しいなかでの自然のハイキングを楽しめました。たくさん実ったどんぐり、奥日光の美しい紅葉を見て、皆様なにを思いましたでしょうか。去年はどんぐりが実らない凶作でありましたが、今年はたくさんのどんぐりが実っていました。環境破壊が続き、毎年のように異常気象が続いているように思われますが、皆様が地球環境にやさしい生活を送ることで、今回のように少しずつではありますが、改善が見られます。未来を生きる私達の子孫が今と変わらない生活が出来るかどうかは、今を生きる私達が大きく関わってきます。私達ひとりひとりが出来ることは小さくても、皆で手を取り合えば出来ることは必ずあります。この度ご参加くださいました皆様が、今後も奥日光の美しい自然を思い出して、環境保全の輪を広げるきっかけとしてくださると嬉しく思います。また、このハイキングで拾ったどんぐりは、10.22(日)に植え付けを行います。3.4年後に立派な苗木となり、故郷日光の山々に植えるため、丹精込めて育てて参ります。この循環型の「どんぐりから苗木一本運動」は、毎年継続して行っております。ご興味がありましたら、是非当法人にご連絡下さい。NPOスタッフ一同心よりお待ちしております。最後に、参加者の方々、林野庁関東森林監理局ならびに本イベントにご協力頂いた関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。(草野)