活動記録
- History:2004〜
- 2008
- 2009
- 2010
- 2011
- 2012
- 2013
- 2014
- 2015
- 2016
- 2017
- 2018
- 2019
- 2020
- 2021
- 2022
NPOの活動
私たちの活動は、其々の人生学に基づいた自由な発想を基におもい想いの活動を通して社会貢献することにあります。
一般的な高等教育機関などでは専門的な技術を学ぶことはできますが、その技術を生かす為の思考(こころ)までは教えてはくれません。
そこで、とちぎ生涯学習研究会では、活動を通して物事に対しての考え方をはじめとした「こころ」を 学習してもらい
現代社会に対応できる人材育成と次世代の健全なる社会形成に貢献できる『ひと』創り(育成環境の構築)を行っております。
好奇心旺盛なスタッフをお待ちしております。 共に学び・共に笑い・共に感動し、そして其々の好奇心から生まれた活動が、将来の活きる糧(人間形成)と成り得ることを私たちは信じています。 NPO活動に参加したい方!お気軽にお問い合わせください。
2019年2月18日:宇都宮市主催「みやの環境創造提案・実践事業に選定」され、保育園で出張授業を行いました。バンビーニゆめ。
授業のテーマは「園児にもわかる生物多様性について?」
JR宇都宮駅に程近いバンビーニ・ゆめ保育園で出張授業を行ってきました。園児にもわかるようクイズや演劇・リトミックを通して、園児たちに環境保全の大切さや生物の多様性によって、その環境が維持されていることを学んでもらいました。
この度は、当団体へのご支援をいただき誠にありがとうございます。ご推薦いただきました皆様のお気持ちに報いるよう精進して参ります。(代表:柴田)
2019年2月26日:環境大臣表彰事業「どんぐりから苗木一本国民運動in和歌山」
和歌山県橋本市にある、あやの台小学校にて祈念植樹活動を実施しました。
あやの台小学校は創立6年目の学校で全校生徒が300名を超える学校です。新しく綺麗な校舎が際立っており、児童たちは水田でもち米を育てたり、ゴミ拾いやリサイクル活動をしたりなど、ESD教育に力を入れているようです。そのせいか活気ある児童が多いように感じました。
柴田代表が子ども達に自然環境の大切さと、1本の苗木を育てる意義の講話を行いました。まずはひとつの命を守ることから環境保護活動を始めることで、できる時に、できることから行動する姿勢を身につけていただきたいという思いを子供たちに伝えました。 苗木を自らの成長と重ね合わせ、苗木を育てながら、共に大きく成長していってほしいなと思います。(荒川)
和歌山県橋本市あやの台小学校にて記念植樹を行いました。新興住宅が立ち並ぶなかに、きれいな校舎が栄えていました。橋本市は多くの有名人を排出している市であり、そのようななかであやの台小学校はESD教育に力を入れ、児童がハキハキとしている様子が見受けられました。今回の記念植樹は6年生の卒業記念となり、60名が一丸となって、1本の苗木を育ててくれることを誓ってくれました。植樹した苗木は、和歌山県の県木の「ウマメガシ(バメとも呼ばれる)」です。和歌山県特産の木で、備長炭の原料となり、うなぎを焼くときに使えるそうです。大木になるまで、地域の方々と協力しながら、育てていってほしいと思います。(草野)
あやの台小学校は、新興住宅地に佇む、新しく活き活きとした小学校でした。そんな小学校の校庭のそばに、一本の元気な苗木が植えられました。たくさん植えたほうがいいのでは?という子供たちの疑問に、代表は、「一つのことができないのに、2つ3つのことはできない」というメッセージを送りました。まずは目の前のことに集中して取り組む、私たち大学生にも響くメッセージでした。テレビ取材を受けた子供たちは、活き活きと自然を大切にするための決意を語っていました。(寺澤)
和歌山県の代表となるこの苗木がオリンピックの金メダリストを多く輩出している橋本市で大きく育ち、金メダル級のたくさんの実を作ることを願います。お忙しいところご協力いただきました皆様に厚く御礼申し上げます。(飯塚)
この度は、関係者の皆様には大変お世話になりました。数年後に苗木の成長状況を拝見しにまた御伺い致します。それまで苗木の成長を地域の皆様とともに温かく見守ってあげてください。(代表:柴田)
2019年2月27日:環境大臣表彰事業「どんぐりから苗木一本国民運動in大阪」
147年続く伝統ある大阪市立堀江小学校で祈念植樹活動を行いました。
年々少子化で子ども達の数が減る中、大阪市内で分校を含めないと、大阪で1番児童数が多い(全校生徒1500人を超える)幼稚園併設小学校です。幼稚園は3月31日で閉園となりますが、その地に新たな校舎が建てられ1700名を超える子ども達がこちらの小学校で学ぶ予定であると聞く。また、25年度から大阪市の「ICTを活用した授業」のモデル校になり、27年度からはパナソニックの特別研究指定校など、全国レベルの実践校・研究校として自他ともに認められるよう努力を重ねています。29年7月には、全国で8番目のSPS(セーフティ・プロモーション・スクール)の認証校にもなりました。取り組んでいる(受けている)研究・事業はこれだけでなく、毎年、複数あるようです。
柴田代表が子ども達に自然環境の大切さについて講話を行いました。元気な子どもたちは、代表の問いかけに答えながら、真剣に話を聞いてくださいました。 小学校全体で苗木を育てることによって、命を守ることの難しさや、実を結んだときの喜びを味わっていただければ幸いです。(荒川)
大阪市堀江小学校にて記念植樹を行いました。堀江小学校は、分校を含めないと、大阪で1番規模の大きい学校です。大阪市の中心部に位置しており、校舎で周りを囲んでいるのが特徴的でした。また、来年には児童数1700人になるようです。当日の記念植樹後には、中国からの視察が来ており、ICTモデル校・SPS認定校であることを肌で感じ取れました。(草野)
堀江小学校での記念式典は、生徒たちで登壇者が見えなくなるほどの大人数での式典となりました。周囲をタワーマンションで囲まれた都会の小学校に、一本の木が植えられ、子供たちは目を光らせながら、苗木を見つめていました。式典に参加した子供たち、そして堀江小学校のすべての生徒、保護者、地域住民が、このどんぐりを核として、地域に生きていくことを願います。(寺澤)
堀江幼稚園の子ども達も苗木に興味深々でした。阪神造園建設業組合のみなさんに教えてもらい、やさしく水をかけていました。堀江幼稚園の子ども達も今後小学校に入学し、上級生から引き継いで苗木を育ててもらいたいです。(飯塚)
今回植樹したのは、能勢産の3~5年のクヌギです。児童たちは大阪市西区のPRキャラクター「にっしーくん」とともに楽しそうに植樹活動していました。「にっしーくん」は、公園の緑と川の青をイメージされていて、自然を大切にするキャラクターです。この日植樹したことを忘れずに、児童たちが今後の生活のなかで、自然を大切にする気持ちをもっていただけると嬉しいです。最後になりますが、ご協力いただきました大阪市教育委員会様ならびに阪神造園建設業協同組合様に御礼申し上げます。大阪の自然が緑豊かになることを、NPOスタッフ一同心より願っております。(草野)
この度は、関係者の皆様には大変お世話になりました。数年後に苗木の成長状況を拝見しにまた御伺い致します。それまで苗木の成長を地域の皆様とともに温かく見守ってあげてください。(代表:柴田)
2019年2月28日:環境大臣表彰事業「どんぐりから苗木一本国民運動in奈良」
146年続く伝統ある奈良市立田原小学校にて祈念植樹を行いました。
田原小学校は周りが木々に囲われており、自然豊かな場所です。小学校の授業のなかには、企業家育成を目指して、地元名産の大和茶を育てたり、はっぴや小学校紹介VTRを作ったりしているそうです。また、園児達が集まれるようにコミュニティ広場があるなど、地域に根ざした学校です。また、奈良のゆるキャラ「せんとくん」「しかまろくん」「茶っぱマン」も当団体応援団として駆け付けてくれました。
代表から児童達に対して、「栃木県って知ってる?」という問いかけから始まり、日光市足尾で起こった足尾鉱毒事件についての講話を行いました。小学校1年生から3年生と、幼い子供たちであるにも関わらず、代表のお話を真剣な眼差しをむけながら話を聞いている様子が印象的でした。(荒川)
奈良市田原小学校にて記念植樹を行いました。田原小学校は、企業家教育を実践しており、子どもたち自らお茶(名物の大和茶)を育てたり小学校紹介VTRやはっぴを作ったりしているようです。また、地域の子どもたちが集まるコミュニティ広場をつくるなど、地域貢献も盛んです。小学校の周りは杉の木に囲まれており、自然豊かな場所です。146年の伝統校でもあります。今回植樹したのは、シラカシの苗木です。ご協力いただいた弥生造園様がお忙しい中ご用意してくださいました。当日には、奈良の3ゆるキャラ「せんとくん」「しかまろくん」「茶っぱマン」が応援団として参加し、さらに奈良新聞社様も取材にお見えになりました。より盛大に執り行うことができ、児童たちも楽しそうに植樹することができました。今回の植樹活動を忘れずに、いつまでも地球環境を大切にする気持ちをもってもらえると嬉しいです。(草野)
田原小学校の記念式典では、元気な1年生から3年生までの生徒が参加しました。当会代表の自然を守ることの大切さを伝えるメッセージには、子供たちの共感が感じられ、どんぐりの苗木を大切に育て、未来へ繋いでいく意志を感じました。代表生徒のメッセージは、とても温かいものでした。雨の中の記念式典ではありましたが、子供たちの温かい気持ちが、場所を晴れやかに包みました。(寺澤)
奈良県のマスコットキャラクターのせんとくん、奈良市観光協会マスコットキャラクターのしかまろくん、田原のイメージキャラクター茶っぱマンが駆けつけたことで子ども達は大喜びでした。植樹の後のふれあいタイムでは、全員がマナーを守りつつ、じゃんけんをしたり握手したりと楽しんでいました。(飯塚)
この度は、関係者の皆様には大変お世話になりました。数年後に苗木の成長状況を拝見しにまた御伺い致します。それまで苗木の成長を地域の皆様とともに温かく見守ってあげてください。(代表:柴田)
2019年2月28日:環境大臣表彰事業「どんぐりから苗木一本国民運動in三重」
三重県津市立津市養正小学校にて祈念植樹を行いました。
市街地の高齢化、ドーナツ化、少子化に伴い、小規模学校になってしまいましたが、学校自体は比較的学力も高く、各学年年齢を超え仲が良い学校です。PTA活動もしっかりしています。イベントも多く、避難訓練は学期毎に行われ、子供達の防災意識も高いようです。また、この度の祈念植樹には、津市のゆるキャラ「シロモチくん」も団体応援団として参加してくれました。お城とお餅をモチーフにしたシロモチくんにみんな大盛り上がりでした。 このたび植樹した苗木は、まだまだ小さいコナラちゃんです。コナラちゃんの尊い命を地域の皆さんで大切に、守り育ててください。(^^) 津市には、ソウルフード「津餃子」もあり、餃子消費量全国一を争う宇都宮からのスタッフは、式典後、津餃子の歴史を学んでいました。
教育委員会様から、小学校の国語で学ぶ、どんぐりにまつわる物語「くりのみ」を引用しながら自然を守ることや、優しい心を持つことの大切さを伝えてくださりました。また、柴田代表からは、優しい心をもって苗木を育てる意義を子供たちにお伝えしました。足尾鉱毒事件という少し難しい内容も話の中にありましたが、6年生ということもあり、真剣に講話を聞いている様子が見られました。(荒川)
三重県津市養正小学校にて記念植樹を行いました。当日は、津市のゆるキャラ「シロモチくん」が応援団として参加、さらにご協力いただいた教育委員会様もお越しくださいました。児童たちは当団体代表の講話を聞き、自然を大切にする心をもちながら植樹活動をしていました。今後植樹したどんぐりの苗木を思い出し、地球環境を大切にする気持ちをいつまでももって過ごしてほしいと思います。(草野)
養正小学校は、津市の最も古い小学校として、地域との結びつきの深い教育をされていると校長先生から伺いました。近隣の川の環境調査など、環境に関する授業も実施されており、記念式典に臨んだ6年生は、皆真剣な顔で代表の講話を聞いていました。足尾銅山で失われた緑、それを再生させた人々の努力に、多くの生徒が共感し、代表生徒からも心温まるメッセージを受け取りました。ご協力いただいた津市教育委員会、養正小学校の方々に心より感謝申し上げます。(寺澤)
しろもちくんは400点近い公募の中から勝ち抜いた津市のキャラクターです。今回植えた苗木と養生小学校の子ども達も、しろもちくんのように力強く、たくましく成長してもらいたいです。(飯塚)
この度は、関係者の皆様には大変お世話になりました。数年後に苗木の成長状況を拝見しにまた御伺い致します。それまで苗木の成長を地域の皆様とともに温かく見守ってあげてください。(代表:柴田)
2019年4月27日:第16回:学生の力で緑を育てる為の「カーボン・オフセットツアーin日光」
野生動植物を観察できる植樹ツアーということで東北大学からも参加者が駆けつけてくれました。
この度のツアーでは、奥日光の山神様が親子で姿を見せてくださいました。
東北TSALLの皆さんまた遊びに来てくださいね!!!
2019年10月16日〜:災害ボランティアチーム・Teamとち研を結成。(参加者募集!)
台風19号によって全国各地で大きな被害がもたらされ、急遽栃木でも、Teamとち研を結成しました。
全国各地で猛威を振るった台風は、大きな爪痕を残した。とち研のある栃木県内でも数多くの被害が報告された。 地域にボラティアセンターが立ち上がる前から、全国各地(阪神淡路大震災・東日本大震災・熊本大地震・西日本豪雨など) で行ってきた災害ボランティアの経験をもとに活動を始めた。
10月16日:柴田代表自ら現地入りし、被害調査をするとともに被災者等から求められる汚泥の撤去や家財、廃材などの撤去など活動は多岐にわたった。
●今年から、ダブルスクールとして「生きる力・生き抜く力」の養成学校に学びに来ている大学生も、初めての災害ボランティアに驚きの色を隠せないようだった。 当団体に学びに来ている大学生に欠かせないものが「ジョブパスポート」である。学生達の経験値をつくり、今後の社会生活に生かされていくジョブパスポートは、 ひとより、いち早く多くの経験と知識を学び、足跡を残すことによって、其々のイデオロギーに変化をもたらすツールとして、高校生から大学生に至るまで、多くの若者に重宝されている。
●【大学生Aさんのジョブパスポートからの現地報告】
【Job Passport No.11】
10月21日(日)、柴田先生から紹介して頂き、宇都宮市社会福祉協議会が行っている台風19号の被害に対する災害復興支援のボランティア活動に参加しました。 私が支援を行ってきたのは、台風19号の接近に伴う大雨によって氾濫した田川沿岸にある宇都宮市千波町、田川から100mも離れていない場所で一人暮らしをしている高齢者の方です。 お宅の床に溜まった泥を掻き出す作業を行いました。 始め、ボランティアセンターのサテライトで社会福祉協議会の方からお話を伺った上で移動をしたのですが、被害は予想していたよりも大変大きなものでした。 川沿いの道の柵には草が絡まっており、道路沿いには土嚢袋や、浸水によって使えなくなってしまった家具などが大量に積み上がっていました。 支援を行った被災者の方に教えて頂いたところ、引き戸の半分の高さ、床上、膝下まで浸水してしまったということで、1階にあった家電などはほぼ全て使えなくなってしまったそうです。台所に至っては、一番下の引き戸に水が溜まり、引き抜くことが出来ない状況にありました。 「台風が過ぎてすぐにリフォームの依頼をしたけれど、あまりの状態に工務店の人も帰ってしまった。」 ボランティアに参加する前は、床上の泥を取り除くためにスコップを使い、床板の上をデッキブラシで擦ることになるとは思ってもいませんでした。 高齢で、腰も痛い。炊き出しの場所に向かうのにもかなりの体力を使います。私が同じ立場だったとしたら、ボランティアの肩が来るのが当然だと思ってしまうかもしれない。そんな大変な状況に晒されているのにも関わず、被災者の方はボランティアの私を気にかけて下さり、大変よくしてくださいました。 どんなに大変な状況であっても、感謝の気持ちを持って行動出来る人物になりたいと、今回参加してみて、強く思うようになりました。 最近、授業で習った言葉に“Nature doesn't need people. People need people”という言葉があります。今回、ボランティアに参加して、この言葉が頭に浮かびました。生活するためにも、また家に入った泥を出すためにも、水は必要不可欠ですが、泥を運んできたものも、同じ水です。 今後も自然災害が無くなることは無いと思います。しかし、その被害を少しでも減らす為には、自然と「共生」をしていくという姿勢を大切にしていかなければならないと、改めて思いました。 最後になりますが、今回ボランティア活動に参加したことで、改めて「会話」の大切さというものを感じました。会話をすることで、私はより詳しく被災地の現状を知ることができ、また別の会話では被災者の方の笑顔もみることが出来ました。ボランティアではお金を得ることは出来ませんが、お金よりも価値の高い達成感、そして経験を得ることが出来ました。 柴田先生から常々言われている、「相手のことを考えた行動」の大切さを身に染みて感じました。 今回の活動で、多くのことを感じ、そして学びました。それらのことを活かし、今後も活動を行っていきます。
●【大学生Bさんのジョブパスポートからの現地報告】
【JOB-PASSPORT Vol.15】
10/20(日)は柴田先生に教えていただき、宇都宮市社会福祉協議会が行っている、台風19号による災害に対しての災害支援ボランティアに参加してきました。 私が実際に支援を行なってきたのは、千波町にお住まいの方でした。千波町は10/12(土)の午後10時過ぎに氾濫した田川のとなりにあり、私が支援したお宅は田川のすぐ脇にあったので、とても被害が大きかっです。水が腰の高さ辺りまできて、1階に置いてあった掃除機などのものがほぼ全てダメになってしまったそうです。 床は泥だらけで、棚の引き出しの中は汚水で満たされており、とても普通に生活ができる状態ではありませんでした。 被災された方が「テレビで見てて他人事に感じていたけど、実際になると大変ですね…」と仰っていたのですが、自分もここまで被災した地域を初めて見るので、本当にその通りだなと思いました。 床の泥の量もすごく、取り除くのにとても時間と労力を使いました。実際にやってみて、自分達だけで被災した家を片付けるのは困難であることとボランティアの大切さやありがたみを、身をもって感じました。被災された方々のことを考えると、心が痛みます。 今後、このような災害が定期的に発生すると言われていますが、少しでも減らせるように活動していきたいです。
●【大学生Cさんのジョブパスポートからの現地報告】
【JOB-PASSPORT Vol.14】
10月26日(土)は柴田先生に紹介していただき、宇都宮市社会福祉協議会が行う、台風19号の被害があった大谷町へ災害ボランティアに参加しました。 10:30?15:00まで休憩をとりながら行いました。 柴田先生、学生4人、そして女性のボランティア2人でチームを組み、被災された大谷町の家へ災害支援を行いました。 被害にあわれた家の近くには姿川という川幅5、6mの川が流れており、台風の大雨で水かさが増し、ブロック塀をなぎ倒して水が流れ込んだ形跡がありました。そのため、川の土も流れ込み家の周りにはかなり土が堆積していました。 僕たちのチームは、堆積した土を土嚢に詰め、ねこ車で土嚢を運ぶ作業を行いました。 水をかなり吸った土を運ぶのは想像より大変で、 声を出しながら運びました。恐らく100個以上の土嚢は運んだと思います。同じボランティアに参加されていた方と声を掛け合いながら、最後までやりとげることができ、堆積してあった土が全て綺麗に運び終わった場所をみて、とても達成感がありました。そのお家は、おばあちゃんとおじいちゃんが住んでいらっしゃり、今回のボランティアが少しでも役に立ち、安心していただけたら良いなと思います。 僕は、中学高校と、このようなボランティアには参加したことがありませんでした。 大学に入ってやりたかったことの一つである災害ボランティアに参加し、自分の力で人を少しでも助けることができ本当に良かったです。 ニュースや、SNSでは災害の情報はある程度は知ることができますが、時間が経てば放送もされなくなります。しかし、数週間経った今でもなお、災害にあう前の生活に戻れていない方がおられることは僕も含めて、やはり現場にいかなければ分からないことだと思います。 明日は宇都宮大学で募集している災害ボランティアに参加します。しっかりと頑張りたいと思います。
2019年10月26日:災害ボランティアチーム・とち研は、被災者に寄り添ったボランティア活動に力を入れております。
今回は、社協さんの仲介で7名のチームで再び大谷地区の被災者住宅を担当しました。
災害支援ボランティア「チームとち研」では、地域の社協の指示のもと、再び大谷地区で汚泥の撤去や被災宅の問題解決の為、 行政への働きかけを行いました。午前中は7名で、2トンを超える汚泥の山を袋に詰め人力で運搬をし、被災宅から全て撤去しました。 昼食後、残りの汚泥を撤去。そして被災者宅横に積もっていた新たな汚泥を撤去しました。休憩時間を挟むたびに私は、被災者の気持ちに寄り添うために、 被災住人のお話を聞きながら、汚泥の撤去のほかに、私たちに出来ることがあればと提案。住人からは、家の中にある掘りごたつの中に、 水が浸水しており、抜いても抜いても水が滲み出してくるというものでした。住人は、役所の方や農協の方にも相談をしたのだけれど、 なんで、こたつの中から水が滲みだしてくるかは、わからないということでした。そこで、日本全国の災害支援ボランティアに参加してきた私は、 被災住宅をぐるっと一周した結果、住宅の基礎が川の流れによって削られ、浸水した跡を発見。基礎の下から入り込んだ水が、床下にたまっているため、 掘りごたつの外壁を辿って、水が滲み出していることを、住人に伝え、役所を介し、業者を手配していただけるよう、社協の担当者にバトンを繋ぎ、 当日の災害支援ボランティアは終了しました。
災害が起きてから「何とかして欲しい。」という声は、全国各地でもよく耳にします。その災害によって、 精神疾患やPTSDに陥る被災者も少なくないのが事実です。しかし、災害は今後必ず起きるものであり、 その災害に備えた持続可能な日常を送ることこそが、これからの時代を生きる私たちに求められています。 災害が起きる理由は必ずあるはずです。その理由なくして災害は起きません。まず、災害の起こるメカニズムを知ることからはじめよう。 きっと、あなた方にもできることが必ずあるはずだから。 (代表:柴田)
2019年11月28日〜:長野県長野市長沼地区に被害調査に行って参りました。
長野市にまたがる千曲川と支流の氾濫によって大きな被害がもたらされました。
当日は長野市でも今年初の初雪が舞う天候でありましたが、全国から多くのボランティアが小雪が舞う気象条件のもと、 かじかんだ手を温めながら、スコップ片手に汚泥の撤去など作業をされている方々を多く拝見いたしました。 台風19号から1ヶ月が経過し、日を追うごとにボランティアの数も減りつつあるようです。地元スタッフの方によると、雪交じりの季節は、 思うようにボランティア活動を行うこともできないと落胆の色が隠せない状況でした。
長野県は、国内のリンゴの生産量第2位を占めるほど自然豊かな山々に囲まれている地域に位置しています。 そんな自然豊かな田園やリンゴ畑に囲まれた地域に台風19号とともに、千曲川を流れる激流が河川敷を決壊させ支流を巻き込んで、 人々の生活圏へと押し寄せていったのです。千曲川沿いのリンゴ農園は収穫まじかの、りんごが生い茂る木々を流され、 住宅へと千曲川の激流は流れ込んでいきました。
上記写真は、千曲川が氾濫した際の上空から視た長沼体育館。そして氾濫から1ケ月後の長沼体育館、そして体育館そばの公共施設が下記である。
これから冬にかけて雪の多い地域でもあり、ボランティアの数が減っていくことが見込まれ、行政に頼りっきりになるのは、 不安という声も聞こえてきました。
住宅地の汚泥の撤去は進んでおりましたが、田畑などを鑑みると志半ばというのが本音ではないでしょうか。
私たちは、冬でもできるボランティアを行政職員などに提案して参りました。それは私達が、過去行ってきたPTSDに対応した学習支援です。 長沼地区では、二つの避難所が用意され、そちらの避難所に住宅を水害によって、流された方々が避難しておりました。
子供達が多く生活をしている避難所は、今月から閉鎖され、総合体育館に併合されるというお話でした。また、今月からは仮設住宅入居も始まり、 多くの方々は、仮設住宅に移られるということでした。
今後は地域の方々と連携を図り、出来る時に出来ることからはじめられるボランティアを提案して参ります。 最後にこの度の被害調査にご協力いただきました関係者の皆様に報いるよう人道支援に努力して参ります。
2019年12月21日:内閣府・宮城県・長野県・栃木県・千葉県が後援する平成から令和に繋ぐ「災害の歴史と支援の足跡を考える会」開催!
当日は,全国から災害ボランティアを行っている大学生や県内の高校生が集まりました。
企画立案から実施まで、わずか1ヶ月と限られた時間でありましたが、関係者のご協力もあって開催することができました。 当日はNHKの取材も入り、50名近い参加者が宇都宮市中央生涯学習センターに集まってくださいました。 栃木県内からは、被害が大きかった栃木市や宇都宮市の意識の高い高校生が集まってくれました。
大学生においては、国立大学東北大学のアグレッシブな学生や、北陸にある国立大学金沢大学の学生さん達など、 東京からは、国立大学東京外語大学など、多くの大学生が全国各地からお集まりいただきました。
本セミナーには、多くのボランティアを行う学生や、防災に関心の高い高校生及び高校教諭の皆様にご参加いただきました。 講演会の合間に、セミナーで出会った志を同じくする仲間と共に和気あいあいと談笑する姿が見られ、セミナーの主催側としてはとても嬉しく思います。 ここで生まれたつながりを糧とし、今後の活動に励んでいただければ幸いです。 また、よしもと興業からいらした、栃木県住みます芸人上原チョー様にも講話をいただきました。 このような発信力のある方に災害ボランティアを行っていただき、それについて多くの方に伝えていただくことは、 災害ボランティアに関心を持っていただくきっかけとなると感じました。ありがとうございました。 (荒川)
お笑い芸人創生所「よしもと興行さま」から災害ボランティアに参加してくれた、住みます芸人さんが、 タカ&トシさんなどのメッセージを携えて栃木市の高校生とともに参加してくれました。
この度の防除セミナーに、ご協力いただきました関係者の皆様に心より感謝申し上げます。 (本当にありがとうございました。)【代表:柴田法幸】
宇都宮市中央生涯学習センターにて『平成から令和に繋ぐ「災害の歴史と支援の足跡を考える会」』を開催しました。 第1部では、東京大学の松尾一郎様、群馬大学の金井様、栃木県危機管理課様に、台風19号の影響とそれに対する防災の在り方についてご講演をいただきました。 私自身、実家が台風の影響で浸水したこともあり、講師の方々のお話が身に染みて参考になりました。特に、今後起こりうる災害に備えた「タイムライン防災」は、 災害を減らせた実例もあり、多くの人々に知ってもらいたい思いでいっぱいです。 第2部では、全国各地で災害ボランティアの復興活動をしている学生ボランティア団体様方に、支援の報告をしていただきました。水害で被災したお家の清掃活動、 さらには被災された方々の心のケアまで行っている団体様までいらっしゃり、全国に復興に向けた絆の広がりが見て取れました。今後も起こりうる災害に備え、 ボランティアの必要性を改めて感じ取れる良い時間となりました。(草野)
セミナーの講師として東京大学大学院客員教授の松尾一郎先生や群馬大学の金井昌信先生, 防災危機管理課の田村様にお越しいただき、講話をしていただきました。 短い時間ではありましたが、どの先生方からも大変有意義なお話をいただきました。機会があれば、ぜひまた詳しく聞きたい内容でした。(藤井)
第二部では、災害ボランティアを行う学生たちから、活動報告や被災地の現状についてお話をいただきました。 NPO法人国際ボランティア学生協会IVUSA様からは、長野県での災害救援活動についてお話しいただきました。家屋内やリンゴ園に流入した土砂のかきだし活動や、 がれき類の除去活動について詳しくお話をいただきました。農地の多い地域では、広大な土地を自力で復旧することが困難であることを教えていただきました。農産物を守るためにも、多くの手で、できる限り早期に復旧活動を行う必要性を感じました。 日本学生ボランティアセンターGakuvo様からは、活動紹介と加え、ボランティア活動を行うに当たっての心構えや必要性についてお話しいただきました。ひとくくりに災害ボランティア活動といっても、 実際には災害ボランティアには多くの種類があり、自分だからできることは何か、何のために行うのかも人それぞれであることを再確認することができました。 貴重なお話をありがとうございました。(荒川)
第3部では、第1,2部でのお話を踏まえて、参加者全員で災害に関する話し合いをしました。 災害支援ボランティアに実際に行ったことのある参加者が多く、支援の経験を踏まえた有意義な時間となりました。 今後起こりうる災害に備え、個人個人で何ができるのか、また行政・社会になにを求めるのか、話題がつきることはなく、 今回のディスカッションを踏まえ、新たに災害支援の輪の広がりが見られたと思います。このようなセミナーの場から、 全国に防災意識が広がれば幸いです。(草野)
福島出身の東日本大震災の被災者としましては、今の「防災」の仕方ではダメだなと感じました。あらゆることに対応するため、 具体的に災害の状況を想像し、それに対しての策をあらかじめ考えて心の準備することも大事だと思いました。 「防災」に対する考え方や意識の仕方から変えていき、多くの人にそれを知ってもらう必要があると思います。(藤井)
第三部では、参加者の方々同士、今回のセミナーで感じたこと考えたことを共有しあい、家に帰ったのちにどのように行動するか考えました。 今回栃木県内の高校生や、高校教諭にも本セミナーにご参加いただきました。学校での防災の取り組みが、災害が起こる前を想定しているものではなく、 災害が起こり、被災した後の対応を中心に行っている現状に対し、防災についての考え方を見直すきっかけとなったとの声をいただきました。 また、災害ボランティアを行っている学生たちからも、自分や家族の身を守るといった観点で生死の極限状態までを想定して考えていなかったという反省の声も上がりました。 活動者にとっても、自分自身について見直す良い機会になったのかなと嬉しく思います。(荒川)
【アンケート解答から抜粋】
Q&A:セミナーは勉強になりましたか。(栃木県立高校1年)
「◎勉強になった」:気候変動と災害が関係があるとは知りませんでした。CO2を削減させる活動を行なうことにより、水害などの抑制になることを知りました。 私もみんなと植樹活動に参加したいです。それと災害ボランティアを行っている大学生の皆さんがカッコよかったです!
Q&A:セミナーは勉強になりましたか。(栃木県立高校2年)
「◎勉強になった」:自分の知らないこと、知っている・出来ていると思い込んでいたこと等を意識し、改善しようと思ったきっかけとなった。 ユーモアあるトークも面白く、これから家族や友達などに話しをして、災害に対して備えるきっかけとなるようにしたい。 また、大学の教授の講演という事で、AARや知らないことなどを学ばせていただき、とても有意義な時間になった。
Q&A:セミナーは勉強になりましたか。(栃木県立高校2年)
「◎勉強になった」:災害は他人事と思っていたけれど、身近な栃木県でも同じことが起きていたことを知ってびっくりしました。 代表者の方が日本第一号認定の公害事件足尾鉱毒事件の話をされた時には、教科書では見ていたけれど、今でも緑の再生活動が、必要なんて知りませんでした。 今度、植樹活動に行ってみようかなと思いました。
Q&A:セミナーは勉強になりましたか。(国立大1年)
「◎勉強になった」:災害では自覚を持って行動すべきと改めて感じた。
Q&A:セミナーは勉強になりましたか。(国立大2年)
「◎勉強になった」:教授の話も面白かったし、他大学の災害ボランティアサークルがどのような活動を行なっているのか学べたことが新鮮でした。
Q&A:セミナーは勉強になりましたか。(国立大3年)
「◎勉強になった」:教授の講話も勉強になったし、何より全国の学生ボランティアがこんなに繋がっていることに「絆」を感じました。 またどこかの災害現場で、お会いしましょう。高校生諸君も待っているよ!
この度は、本セミナーを開催するにあたり、様々な方々にご協力をいただきました。この場をお借りして、深く御礼申し上げます。 また災害にて被災された方々にNPOスタッフ一同、深くお見舞い申し上げます。今後起こりうる災害に向け、我々も微力ながら今後とも引き続き、 防災に向けた活動を展開して参ります。今後とも何卒宜しくお願い致します(柴田)